• ベストアンサー

ブッダとソクラテス(実はプラトン?)の思想の異同は?

kigurumiの回答

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.3

仏説 という意味は「仏陀が説いたところによると」という意味らしいです。 仏陀は書物を残していません。 弟子たちがそれぞれ「これが仏陀が説いたところ」ってやったので、いくつも説が存在することになり派閥が存在することになったらしい。 ソクラテスの思想はプラトンのみが「ソクラテスが説いたところによると」ってまとめているので、いくつも説が存在せず、ソクラテスの思想はこうだってプラトンが決定しているので、そこを基点として、プラトン、アリストテレスが、たたき台にして自論を展開することになったと思えます。 で、仏陀が本当は何を言ったのかは誰もわかりません。 しかし 一般的?なものだと、仏陀は人間の知覚で認識可能なことのみをもって執着から離れることが可能だと説いたと言われています。 キリスト教のように不可知なものを持って理解しろ とは説いていない。 キリスト教の源はプラトンの思想です。 プラトンの思想は不可知なもが存在すると仮定して進めています。 そこが仏陀とプラトン、そのプラトンの思想をひきついだキリスト教との大きな違い。 仏陀の場合は、色即是空 すなわち 空即是色なり と言っているのが面白いです。 エヴァゲリで、レイが「自らの心で自分自身をイメージできれば、誰もがヒトの形に戻れるわ。」と言っていました。 色即是空で、全てが幻だと崩壊しても、新たに自分というものをイメージすれば、形を再構築できるってことですね。 レイは仏陀でもあったのかぁ。 って、監督が仏陀の思想も入れたからだと思います。

sono-higurashi
質問者

お礼

そうでした。般若心経を著すについては誰かプラトン役がいる筈でした。仏陀が著したが如き書き方はいけないことでした。ついつい横着をしてしまいました。 このご回答も論旨が明快でよく理解できました。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

関連するQ&A

  • 五蘊の想、行、識がわからない。

    非常に基本的なことで申し訳ないのですが、五蘊の色(肉体、あるいは広い意味で物質的なもの全般)、受(感覚)あたりは何となくわかる気がするのですが、残りの3つがよくわかりません。(古代インド人ならすぐ分かるのかもしれませんが。) 五蘊皆空、などと言っても「空とは何か」以前に五蘊がわからないとどうしようもないです。 表象作用、意志作用、認識作用、などと言われても言葉が変わっただけです。 たとえば、識を通常の意味の認識と考えた場合、お腹がすいていて、目の前に食べ物があるというのを、まず視覚や嗅覚で捕らえて「これは食べ物だ」と認識してから、「食べたいな」という心の動き(行?)が出てくるように思えます。しかし、それだと、行と識の順番が狂います。 取りあえず、現代日本人は肉体だけ(物質だけ)しか見ない癖があるようですが、お釈迦様から言わせれば、それは1/5でしかない、ということらしいな、とは思うのですが。 まあ、この3つは感覚でとらえた後の心の働きを3つの塊であらわしたものだ、と考えることもできますが、それだと心の世界が1/3になってしまって重みが変わってしまいます。お釈迦様は、心の働きが人間存在の3/5と、大変重いわけですから。

  • 色即是空について考えを述べてください

    私は芸術家なのでね。 見たままの感動を表す事を研究して、視覚に関する研究書からこんな感じの説明からこんな感じの発見をした。 視覚の末端組織である眼球を医学的に説明すると、色を識別できる組織はわずかで、脳で眼球から色彩の情報を受け取って、色を再計算して認識しているのだそうな。 さらに眼球から脳につながる神経は200万本で、すなわち200万画素のデジカメレベルのあらい情報でありスマートフォン搭載のカメラより情報量が少ない。 それも脳で再構築して認識している。 これは脳すなわち識の役割が視覚的認識に重要な役割を果たしている。 君がまぎれも無い真実だと確信している視覚的に認識し得るもの、仏教で言う色とは、一方で脳の構築した心に反映する識であり、脳はともかく心は形が無いから空である。 すなわち識と空は一緒であり脳の再構築だから我一人の心に世界が映ると言う識が世界観であり世界の認識である。 この論理で色と空は一つになる。 世界から受け取るなら色即是空であり、世界に働きかけるなら空即是色である。 この説明でもう判らないとは言わせんぞ。 解剖医学で実証されてんだ。 お釈迦様は感覚的にこの点に関して考え方を述べていた。 そして喜びたまえ。 長年の君達の信仰は証明されたのだ。 信仰がかなったことで、解脱でも悟りでも好きにしやがれ。 これを哲学と言うのだ。 君達の仏教哲学はウンコだよ。 証明された色即是空から古来の文献を改めて読み直すのはちゃんとした哲学研究になるのだよ。 君達は今までそうした事を一切しなかった。 今持ってそれが出来る知性が無い。 私だけがそれをしている。 私は伝承に語られる弥勒菩薩たる実力を備えているよ。 仏教業界でおらー弥勒だなどと言えば馬鹿扱いされるだろうと考えてそう言っている。 その馬鹿をさらに下回る虫けらが君たちだ。 そらそら、色即是空の見解について意見したまえ。

  • ゴータマ・ブッダは 世界一の詐欺師なり。

     1. 《空》を 神と見立てればよいものを あくまで人間の境地だと言い張った。  2. すなわち 《目覚めた(ブッダ)》状態としてであり 言ってみれば《神として》ではなく 《神の場に行き来できる存在》として にんげんなる《われ》にその境地があるのだと言い張った。  3. ブッダ状態としての《さとり》とは ここで あくまで《確率》として存在するというものである。言いかえると その存在についてもその状態についても ついぞ人が確定して認識しえず言葉によって表現しえない場なのだと。  4. 言いかえると ブッダよ あんたのさとりを 示せという疑いや要求に対しては あくまでシラを切る。《表現しえず》と。  さとったのなら 人びとに分かるように説明せよと言われても 沈黙をまもる。  人びとが それはこれこれの状態を言うのではないか? と尋ねた場合には いやいや さとりとは そんな生ぬるい境地などではないと答える。  では どうなのか? という問い返しには だんまりを決め込む。  5. したがって ブッダのさとりは 表現の問題におさまるかとさえ考えられる。  人びとに分かるように説明しえないならば そのさとりは インチキではないか? という問いに対しては いやいや われははるか昔からはるかこの先までブッダである。と言って聞かない。  説明が出来ていないではないか? という問いに対して いやいや われは その現場を取り押さえられても姦淫はしていないとどこまでも言い張るごとく ブッダなりと答える。ブッダはブッダなんだよおーんと。  ――このような《表現およびやり取りの問題》にすべてをおさめようというおそろしく決意の固い宗教家なのではないか?  6. 一方で 人びとの求道の心を引き出し ただし他方では さとりの証明にかんしては 量子を特定して示すことは出来ないというような論理で どこまでも逃げ しかもブッダ論をぶちつづける。      *  この質問は 下記の質問でのやり取りを承けています。   【Q:ブディズムの再生はあるか。】   http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa7563932.html  その趣旨説明から 次のくだりをふたたびかかげます。上の    1. 《空》を 神と見立てればよいものを・・・  について説明している箇所ですから。  ☆☆ (信仰の類型) ~~~~~  ( d ) 有神論および無神論それぞれとしての信仰を 類型的にまとめてみます。互いに同等であると見るというものです。  |非経験の場|経験世界の分身|信仰の形(非思考の庭)|  ○ 神道  |かみ|かみがみ|もののあはれを知る;きよらかなおそれ|  ○ ヒンドゥーイズム  |ブラフマン|神々|アートマンなるわれ|  ○ ブディズム  |空|神々|如来蔵(信じないと信じる)|  |マハーワイローチャナ|マンダラ|秘密なるわざ|  |アミターユス|無し|絶対他力;自然法爾|  ○ 聖書  |ヤフヱフ|無し|名を受け容れる|  |キリスト|無し|名を受け容れる|  |アッラーフ|無し|クルアーンに拠る|    ○ 西欧古典古代  |宇宙霊魂;世界霊魂|神々|《わたし》|  ~~~~~~~~~~  7. 有神論(たとえば 梵我一如)をしりぞけ それでも無神論〔という信仰〕の立ち場をも採らないならば その存在論・その人間の境地論は 《非思考の庭》としての信仰と 思考としての経験思想とのあいだで どっちつかずのままに終わる。というおそれが 大きいと思われる。  果たして どうか?

  • ソクラテスが殺されたときプラトンは何をしていた?

    ソクラテスが殺されたときプラトンは何をしていた?

  • プラトンとソクラテスの違い

    上記の二人が師弟関係だったことは周知の事実ですぅが、 彼らの思想の同じ点と、違う点をおしえていただきたいです。

  • プラトン作『ソクラテスの弁明』

    哲学についての質問です。プラトン作『ソクラテスの弁明』の内容についてです。読んだことがある方は答えていただけると幸いです。 質問(1)ソクラテスはどういう活動をした人であったと思われるか? 質問(2)ソクラテスを裁判に訴えた人たちは、ソクラテスの何を犯罪的だと考えたと推測されるか? 質問(3)裁判におけるソクラテスの反対弁論(弁明)にもかかわらずソクラテスは有罪判決を下されるが、どうして有罪となったと思われるか(何故無罪とならなかったのか)?

  • プラトンの「ソクラテスの弁明」について

    西洋思想史で、「ソクラテスの弁明を読んで現代的意義を論ぜよ」というレポートがあるのですが何をどう論じたら良いのか分かりません。いちよう本は全部読んだのですが・・・。恥ずかしながら、現代的意義というのもいまいちよく分かっていません。 どんな事でもいいのでどなたかアドバイスをください! かなり困っています。宜しくお願いします。

  • プラトンが描いたソクラテスは史実の姿???

    プラトンが描いたソクラテスは史実の姿??? プラトンの国家、ソクラテスの弁明を読んで、ソクラテスの史実の姿に興味を持ちました。 国家やソクラテスの弁明に描かれるソクラテスの姿は、大体、史実、ありのままと考えていいのでしょうか。 それとも、プラトンが描くソクラテスというものは、大部分が、史実とはかけ離れた空想の産物なのでしょうか。

  • プラトンやアリストテレス、ソクラテスに苗字はあったのでしょうか?

    こんにちわ。早速ですが質問させていただきます。 古代の偉大な哲学者として名高いこの3名ですが、苗字(もしくは氏など)はあったのでしょうか。 確かアリストテレスは貴族の末裔でしたから、苗字はあったと思うのですが、見つかりません。 もし、ないとすれば、古代ギリシャにおいて苗字というシステムが始まったのはいつごろになるのでしょうか。 また、あったとすればその苗字は平民にも与えられたのでしょうか。(奴隷や娼婦の方など、一般的に卑しいとされていた人たち含む) 以上3点よろしくお願いいたします。

  • プラトンの視点から見て、ソクラテスにとっての『勇気』とはどのようなものだったか?

    こんばんわ。 今『ラケス』を読んでるんですが、そこだけがどうしてもわかりません。 みなさんはどうおもいますか? できれば長文でお願いします。(そのほうが自分としては解釈しやすいんです。) プラトンの視点から見て、ソクラテスにとっての『勇気』とはどのようなものだったか?