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鳴る格子はあるのでしょうか。
日本語を勉強中の中国人です。夏目漱石の「吾輩は猫である」の中の表現についてお伺いします。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html 「おりから門の格子(こうし)がチリン、チリン、チリリリリンと鳴る。」 ここの格子はベルのように鳴るのでしょうか。格子は普通鳴らないものでしょう。 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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こんばんは。順調に読み進めておられるようですね。 ご質問の「格子」は、「格子戸」のことです。昔の家にはチャイムやインターホンなどがありませんので、来客を知らせるために「呼び鈴(よびりん)」を付けることがありました。 呼び鈴にも色々とありますが、最も簡単なのは格子戸に鈴をぶら下げておくやり方です。戸が開けられると、鈴がチリンチリンと鳴るわけです。参考URLにある写真の最下段、右側の写真がその例です。 レストラン、特にステーキハウスのようなお店に行くと、ドアにカウベル、つまり牛の首にぶら下げる鈴(りん)がぶら下がっていたりします。これは左右方向に開け閉めする引き戸ではなく、前後に動かす扉ですが、これもドアを開けると鈴がカランカランと鳴ります。 昭和30年代に建てられた友人の家(今はもう建て替えられて、なくなってしまいましたが……)には、格子戸の上に歯車仕掛けの呼び鈴がありました。「ラック&ピニオン式」と呼ばれる歯車の仕組みと自転車のベルのような鈴(りん)の組み合わせです。戸を開けるとピニオン歯車が回転し、その回転が叩き棒に伝わって、鈴を連続的に鳴らすという仕掛けでした。まさに「チリン、チリン、チリリリリリン」という音でしたよ。
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- tanuki4u
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http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADL_311615.HTML 今でも、お店などで、格子戸に鳴子を付けているところがあります。 40年くらい前、私が子供の頃、田舎では鍵などというものはなかったので、来客が来た事を奥にいる人間に伝えるために、鳴子を付けている家もありました。
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早速のご回答ありがとうございます。貴重な情報は大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- born1960
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この場合の格子は、たぶん格子戸のことだと思いますが。 格子戸に限らず、玄関のドアや引き戸が開いた時に、「用心」のために音が出るようにしているのは今でもありますね。 ただ、この作品の書かれた時代にあったのかどうかはわかりませんが。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。鈴との組み合わせなんですね。雰囲気がいいです。大変参考になりました。本当にありがとうございました。