「こころ」の「上二十五」についての質問

このQ&Aのポイント
  • 日本語を勉強中の中国人が夏目漱石の「こころ」の中国語版を読み終え、現在は日本語版を読んでいます。しかし、「上二十五」の中に理解できない箇所があり、質問したいと思っています。
  • 具体的には、一つ目の質問は「それからの私はほとんど論文に祟られた精神病者のように眼を赤くして苦しんだ」という文の「論文に祟られた」という表現の意味についてです。
  • 二つ目の質問は「梅が咲くにつけて寒い風は段々向を南へ更えて行った」という文の「につけて」の意味についてです。
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「こころ」の「上二十五」

 日本語を勉強中の中国人です。夏目漱石の「こころ」の中国語版を読み終えました。いま日本語版を読んでいるところです。「上二十五」の中に理解できないところがありますので、お伺いしたいと思います。原文が載っているサイトは次の通りです。ご参考になさってください。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html 1、それからの私はほとんど論文に祟(たた)られた精神病者のように眼を赤くして苦しんだ。  ここの「論文に祟られた」はどのように理解するのでしょうか。 2、梅が咲くにつけて寒い風は段々向(むき)を南へ更(か)えて行った。  「につけて」はどういう意味でしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

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  • hakobulu
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回答No.1

1、それからの私はほとんど論文に祟(たた)られた精神病者のように眼を赤くして苦しんだ。  ここの「論文に祟られた」はどのように理解するのでしょうか。 : 「しかし先生はこの点について毫(ごう)も私を指導する任に当ろうとしなかった。」 という箇所を受けています。 卒業論文の作成に当たって、先生に教えてもらおうと思っていた当てが外れたので、独力で必死にならざるを得なかった、といったような意味でしょう。 悪霊に祟られるなどと言いますが、 「祟る」は http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/119796/m0u/%E7%A5%9F%E3%82%8B/の (1)神仏・怨霊・物の怪(け)などが災いをする。 です。 まるで卒業論文が悪霊のように思えるほど論文制作が大変だったということでしょう。 難しくて悩んだ箇所が夢にまで出てきたりしたのかもしれませんね。 2、梅が咲くにつけて寒い風は段々向(むき)を南へ更(か)えて行った。  「につけて」はどういう意味でしょうか。 : http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/1489990-0000/m0o/ の、 (1)…に関連して。…があると、それに関連して。 「山中の生活なので、なにか—不自由している」「年頃の子を見る—なき子がしのばれる」 です。 寒い冬の季節から真っ先に花を咲かせ始める樹木が梅と良く言われます。 梅が咲くのはまだ寒い時期ですが、それでもこの花が咲き出すのは次第に暖かくなっていく兆しと言えます。

1mizuumi
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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