制御工学における∞ノルムとユークリッドノルムの違い

このQ&Aのポイント
  • 制御工学における∞ノルムとユークリッドノルムの違いについて質問します。
  • 条件(3)で、出力yの∞ノルムは|y|の最大ゲインを表し、外乱dのユークリッドノルムは外乱の最大ゲインを表すのか疑問です。
  • なぜ出力は∞ノルムで表され、外乱はユークリッドノルムで表されるのかについて教えてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

制御工学における∞ノルムとユークリッドノルムの違い

現在制御工学について勉強している学生ですが、よく分からない事があるので質問をさせて頂きます。 「下図のような直結フィードバックシステムで、以下の3つの条件を満たすコントローラの比例ゲインKの最小値を求めよ」という問題について考えていまして、その3つの条件とは (1)フィードバックシステムが内部安定であること (2)入力が単位ステップで外乱がない(d=0)の時|e(∞)|<0.1 となる(e:偏差) (3)入力r=0として、||d||2<1のような全てのd(t)に対して||y||∞<0.1となる (※||d||2はdのユークリッドノルム、||y||∞はyの∞ノルムです) で、ブロック線図と各要素の伝達関数は          ↓d r---o--C(s)--o--P(s)----y    |            |    --------F(s)----- P(s)=1/(10s+1), C(s)=K, F(s)=1 です。 ここで質問です。 条件(3)で、出力yの∞ノルムは|y|の最大ゲインという事は理解しているのですが、外乱dのユークリッドノルムがこの場合何を意味しているのかが今一つ分かりません。 これも、外乱の最大ゲインの事なのでしょうか?もしそうだとすれば、何故出力の方は∞ノルムで表し、外乱はユークリッドノルムで表すのかが分かりません。 どなたか、教えて頂けませんでしょうか?

  • ym31
  • お礼率33% (1/3)
  • 科学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.1

多分、前の方に定義が書いてあるはずだと思うのですが、 外乱dのユークリッドノルムは、dの平均パワー(2乗積分のルート)のことでしょうね。 普通は、xの nノルムは、||x||nは、 (∫|x|^n dt)^(1/n) ていう定義になっているはずです。 出力yについては∞ノルムを使うのに、外乱については、なぜ∞ノルムではなくて、2乗ノルム(ユークリッドノルム)を使うのか、っていう理由ですが、(問題作成者がそうしようと決めたからって言えばそれまでなんですが) 察するに、外乱は、普通、正規分布に従うような雑音を考えますから、無限に長い時間観測すれば、瞬間的な最大値はいくらでも大きくなりえます。つまり、∞ノルムは∞です。これではまずいので、雑音の平均パワーを表わす、2乗ノルムを使ってます。 一方で、出力yは、一瞬でも0.1を超えてはまずい、という要求は、まあありえる話です。

ym31
質問者

お礼

回答ありがとうございます。よく理解できました。

関連するQ&A

  • 制御工学のブロック線図の問題です

    図に示すフィードバック制御系について 外乱D(s)から偏差E(s)までの伝達関数がG=-G(s)/1+G(s)C(s)となることを示せ。とあります。 普通のRからYまでの伝達関数の求め方は分かるのですが、このような場合はどう考えたらよいのですか?

  • 制御工学の伝達関数

    テスト勉強をしているのですが、疑問点があるので、教えて頂けると助かります。 http://www-watt.mech.eng.osaka-u.ac.jp/~tasai/control/control_p5.html このサイトの一番下の図のコントローラをK(s)、制御対象をP(s)、 目標値をr、偏差をe、制御入力をu、結果をyとして、この図には 無いですが、コントローラと制御対象の間に、外乱dが加わると します。 そこで、例えば、dからyまでの伝達関数は、P(s)/{1+P(s)K(s)}と表せ、rからyまでの伝達関数は、{P(s)K(s)}/{1+P(s)K(s)}と表すことが出来ますが、dからeまでの伝達関数は、どう表す事が出来るのですか? よろしくお願いします。

  • ノルムの定義のより一般への拡張は?

    いつもお世話になっております。 R線形空間Vに対し,下記を満たすf:V→Rなる写像fが採れる時, そのfをノルムと言い,Rをfによるノルム空間と言う(Rは実数体)。 (i) f(x)≧0;f(x)=0⇔x=0 (ii) f(rx)=|r|f(x) (r∈R) (iii) f(x+y)=f(x)+f(y) がノルム空間の定義だと思います。 これをより一般に定義拡張したいのですがその場合 全順序体F上の線形空間Vに対し,下記を満たすh:V→O(Oは全順序環)及びk:F×O→O及びd:F→Fなる写 像h,k,dが採れる時, そのhを内積と言い,Vをh,k,dによる内積空間と言う。 x,y∈V,f∈F (i) P(h(x),0_O)=true ;h(x)=0_O⇔x=0_V (PはOの順序関係、0_O,0_Vは夫々O,Vの零元) (ii) h(fx)=k(d(f),h(x)) (d(f)=f (Q(f,0_F)=trueの時、d(f)=-f (Q(0_F,f)=trueの時)) (iii) h(x+y)=h(x)+h(y) で正しいでしょうか? また、これから更に定義の拡張は可能でしょうか? 宜しくお願い致します。

  • 制御系の閉ループ系と開ループ伝達関数(一巡伝達関数)の求め方

    教科書の定義がよく分かりません。 フィードバック系で 「G=H/1+GH のとき、GHを開ループ伝達関数という。」といわれても、 全くしっくり来ません。 またもっと複雑な制御系の場合だと、どうなるのかすらもわかりません。 たとえば     |------A----| |d R   |        |  | ----------B---------------C------------D-----------y                  |         |                    ---E--------- r,d,yはそれぞれ、入力、出力、外乱 またAの部分はフィードフォーワード、Eの部分はフィードバックです。 図の意味は入力RがAとBに分かれて、また合わさり、外乱dが入ってきてEから来たフィードバックと合わさり、Cに入り、Eの方にフィードバックし、Dに入り、出力されるといった意味です。 このようなときは、閉ループ・開ループ系はどうなるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • ユークリッドの互除法

    二つの整数a,bの最大公約数dを、ユークリッドの互除法で求める方法は分かります。 そうして求めたdは、適当な数x,yを使い、d=ax+byで表せることも何とか分かります。 しかし、d=ax+byが与えられたとき、ユークリッドの互除法を使って、特殊解xとyをどうやって求めたらよいのかが分かりません。 これまでの書き込みを見ても理解ができませんでした。 どなたか分かりやすくお教えください。

  • 制御工学・ブロック線図ラプラス変換の問題です

    以下の問題がわかりません。 アドバイス願います。 次のフィードバック系において以下の問いに答えよ。 ただし比例ゲインKは正とする。 1.フィードバック制御系は安定であることを示せ。 2.目標値rから偏差eまでの伝達関数、 および外乱dから偏差eまでの伝達関数を求めよ。 3.外乱d(t)=0のとき、スッテプ目標値r(t)=1に関する 定常偏差lim[t→∞]eを求めよ。 4.3においてd(t)=2ならば定常偏差は変化するか? 1.ブロック千頭から伝達関数を出してどの実部が負といえばいいんでしょうか。 2.eを直接rの式で表せないのですが・・・ 3.最終値定理を使うんですよね 4.??

  • 制御工学・フィードバック制御系の問題です

    制御工学・フィードバック制御系の問題です 以下の問題がわかりません。 アドバイスお願いします。 C(s)=(k/s)+4, H(s)=1, P(s)=1/(s^2+3s-1)です。 (1)このシステムが安定となるkの範囲をも求めよ。 (2)D(s)=0とする。このシステムが安定となるkの値に対して、目標値が単位ステップ信号,および単位ランプ信号のとき、定常偏差をそれぞれ求めよ。 (3)R(s)=0とする。このシステムが安定となるkの値に対して、外乱が単位ステップ信号,および単位ランプ信号のとき、定常偏差をそれぞれ求めよ。 私が解いたところ、 (2)と(3)の答えがすべて0になってしまいました。さすがに答えがすべて0にならないと思い質問しました。

  • 制御工学

    伝達関数がG(s)=2/(s^3+2s^2+2s+1)のシステムに入力u(t)=sintを加えたときに、定常状態での出力y(t)を計算せしなさい。 ここで、y(t)=|G(j)|*sin(t+∠G(j))となり ゲイン|G(j)と位相∠G(j)を求めれば出力y(t)を求めることができれば解けるのですが 位相がよくわかりません。 答えには     ∠G(j)=∠2-∠(j-1)=0-3/4π=-3/4π となっているのですが 自分がとくと     ∠G(j)=∠2-∠(j-1)=0+tan^-1(1)=π/4となります。 なぜ-3/4πとなるのでしょうか?? また、1/s^2の位相の求め方もよくわかりません。(これはs=jω) 答えは-180度のようですが 自分で解くと、∠(1/(jω)^2)=-tan^-1(0/-ω^2)=0となります。 何がおかしいのでしょうか??

  • ユークリッドの除去法アルゴリズム

    最大公約数を求める際ユークリッドの除去法を使ったアルゴリズムを考える場合、計算量はO(log max{x,y})となる理由を教えて下さい。 簡単な擬似コードも教えてもらえるとありがたいです。

  • ユークリッド平面と連続開写像

    「fをユークリッド平面R2から実数直線R1への写像としてつぎのように定める。R2∋X=<x1,x2>に対して、f(x)=x1 このとき、fはR2からR1への連続開写像であることを証明せよ。」 以下のような流れで証明できて合っていますでしょうか? また、もっと違う方法、簡単な方法はありますでしょうか? 宜しくお願いします。 ------------------------------------------------------- X(x1,x2)とY(y1,y2)の距離d(ユークリッド空間R2の距離)は d(X,Y)=√{(x1-y1)^2+(x2-y2)^2} f(X)とf(Y)の距離d(ユークリッド空間R1の距離)は d(f(X),f(Y))=√(x1-y1)^2 そうだとすると √(x1-y1)^2 <= √{(x1-y1)^2+(x2-y2)^2} だから ∀ε>0,∃δ>0, d(X,Y) < δ=ε ⇒ d(f(X),f(Y)) <= d(X,Y) < ε fは連続である。 fによってR2の開集合はR1の開集合に写像されることは、連続性と同じ理由で明らか。 ∵Xの任意のε(X)近傍はf(X)のε(X)近傍の上に写像されるから、R2の開集合はR1の開集合に写像されることを意味していて、fは開写像である。 ∴fはR2からR1への連続開写像である。 ----------------------------------------------------------------