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ポルトガル語とロシア語はなぜ人気がないか

potokの回答

  • potok
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回答No.2

私も似たような疑問をもっていたので、便乗質問的に意見を述べますと、 英語、中国語、ドイツ語、フランス語、韓国語の5言語はセンター試験で「外国語」で受験できることから、 日本では別格として扱われていると言ってよいと思います。 NHKの外国語講座で扱っている言語としては、 英語 中国語 フランス語 イタリア語 ハングル ドイツ語 スペイン語 ロシア語 アラビア語 その他 となっていて、順番は多分冊子の売れ行きの順だと思っています。 (根拠なしですが、以前調べたときはこの順位に近かったです)。 「その他」には「くらしで使えるポルトガル語」と「アジア語楽紀行」があります。 こうしてみると、かつてはNHK講座の中にすらなかったイタリア語の人気が興味深いのですが、 やはりローマ帝国からの歴史、食、デザインなどの文化が日本人にとって魅力があるのだと思います。 スペイン語 ロシア語 アラビア語については、言語人口も多く、広い地域で話されている言語で もっと学習者が増えてもよい言語だと思いますが、日本では需要に見合った人気がないようです。 街中で「両替お断り」が各国語で記述されているのを見たことがありますが、 英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、ペルシア語、ロシア語 などで記述されているようです。 ドイツ語、フランス語がないのが現実を反映してますね。 これらは日本国内で生活の中で需要のある外国語であるといえると思います。 以上をふまえて、私なりに考えてみると、語学をやる理由として、大きく、 「趣味」と「実益」に分けられると思います。 需要の有無が語学を始める理由にはなるかどうかについて、私は懐疑的です。 需要があっても実益がない場合、人は時間のかかる語学習得に貴重な時間を割くものでしょうか? 実益という点で興味深い言語としてアラビア語があります。 中東では、実際は英語で事足りることが多いようですが、オイルマネーを持つ国が多く、 別格5言語以外の中でスペイン語とともに実益のある言語といえると思います。 数年前からNHKでも講座が設けられましたが、しかし人気急上昇中、 という話は聞いたことがありません。 質問者様はアラビア語に言及しておられませんが、アラビア語についてはどうお考えでしょうか? また、小さな国には多言語習得者が多いですが、実益があるから、というのが大きく 例えば、東欧の人々はドイツ語学習に熱心だったりするようです。 日本は母語だけで一生過ごしても全然問題ない数少ない国のひとつなので、 外国語習得自体の必要性が少ない、ということもあると思います。 日本では需要はもちろん、実益があったとしても、それを始める理由にはなりません。 (なぜなら、日本語だけで十分食べていけるので) 日本で仕事とは無関係に始めてそこそこ実益を得られる言語は、実質、英語と中国語しかないと思いますが、 この2言語以外で需要・実益から語学を始める人はかなり少ないのではないか、と思います。 つまり、日本で語学をやりはじめる動機としては、仕事(学術関係を含む)関連で必要だから、 というもの以外では、趣味で、好きだから始める、というのが大半なのではないかと思います。 ですので、NHK講座の売れ行きはそのままその言語の人気ランキングになっている、といってもいいと思います。 では、その言語の人気の差はどこから来るのか、についてですが、 日本では「ハードパワー」(≒実益)よりは「ソフトパワー」(≒趣味)が重視される傾向があり、 その言語が話されている地域の魅力・文化発信力が言語選択に大きな影響を与えているのだと思います。 ですので、回答としては、 今の今、日本ではブラジルとロシアはソフトパワーがないから学習者が少ない。 逆にイタリアにはあるから、人気がある。 ということになると思います。 これは時代・場所により違いがあり、たとえば、ロシアではブラジルのドラマがよく放送されているようで、 ロシアではブラジルはそこそこソフトパワーがある、といえると思います。 いつか、日本でもブラジルブーム、ロシアブームが……今はあまり想像できませんが、やってきたら、 学習者が増えることでしょう。 以上、長々と書きましたが、自分の考えをまとめるよいきっかけになりました。 参考になれば、幸いです。 また、もっと違った意見を持つ人の書込も見てみたいものですね。

noname#97866
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >こうしてみると、かつてはNHK講座の中にすらなかったイタリア語の人気が興味深いのですが、 これはイタリアは日本人に好まれているからでしょう。先ず、ヨーロッパでは同じラテン系のスペインやポルトガルよりも洗練されたイメージがあるし、イタリア人はお洒落だけど、フランス人ほど気取っていなくてフレンドリーなので親しみやすいという点があるでしょう。料理でも今やイタリアンはフレンチよりも人気があります。理由は言うまでもないでしょう。それから、イタリア語講座は番組のレギュラーの出演者が女性の間で大人気になり、イタリア語講座もNHKの語学講座にしては型破りで面白いというので、視聴者が増えました。 >数年前からNHKでも講座が設けられましたが、しかし人気急上昇中、という話は聞いたことがありません アラビア語講座は視聴者の要望ではなく、中東諸国がNHKに働きかけて講座が新設されたそうです。人気度から言えば、タイ語やインドネシア語より低いはずです。 >質問者様はアラビア語に言及しておられませんが、アラビア語についてはどうお考えでしょうか? アラビア語は眼中にありませんでした。ただ、日本の企業でアラブ諸国に進出しているのは石油関係の業種に限定されるし、現地に派遣されている社員もビジネスはすべて英語で進めているようです。それから、日本がこれからますますアラブ諸国と緊密になるとも思えないんですが。それでも、日本人ももう少しアラビア語に関心を持っても悪くはないと思います。西洋とも違う文化がありますからね。でも、アラブ諸国にはネガティブなイメージが付きまとうので人気が低いんでしょうね。 >いつか、日本でもブラジルブーム、ロシアブームが……今はあまり想像できませんが、やってきたら、 日本でもボサノバが流行った時期がありましたが、ポルトガル語の学習には結びつかなかったようですね。ロシアは、最近「チェブラーシカ」が少し話題になりましたが、ブームとまでは行きませんからね。それに、たとえブームになったとしても、ロシア語の学習者がぐ~んと増えるとは思えません。

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