• ベストアンサー

軌道角運動量の極座標表示

軌道角運動量の各成分を極座標表示しようとしています。 結果は分かっているんですが、途中の計算が分かりません・・。 Lx=-i*h/2π(y*∂/∂z - z*∂/∂y)で、 ∂/∂x = (∂/∂r)(∂r/∂x)+(∂/∂θ)(∂θ/∂x)+(∂/∂φ)(∂φ/∂x)という変換の式を使うと思うのですが、 これを計算してもうまくいきません。 自分では、計算の途中で(∂r/∂x)=(1/(∂x/∂r))としているところあたりが間違っているのではないかと思うのですが、 この操作はだめなんでしょうか? よろしくお願いします。

  • mhnm
  • お礼率44% (8/18)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • e_o_m
  • ベストアンサー率58% (30/51)
回答No.2

>rではなくθやφの場合は前述したような操作を行っても大丈夫なんでしょうか? 同様に (∂θ/∂x)=1/(∂x/∂θ)、(∂φ/∂x)=1/(∂x/∂φ)、yやzもすべてダメです。 そのように、x,y,zに関する偏微分をr,θ,φに関する偏微分に直したい時はヤコビ行列の逆行列を使えば表せますが、3×3行列の逆行列を求めなければいけないので実用的ではありません・・・ tanφ=y/x (tanθ)^2=(x^2+y^2)/z^2 をx,y,zで偏微分して地道にひたすら計算するのみです。 かなり大変ですのでやはり公式を覚えてしまうのがベストですね。 もしくは直行曲線座標におけるラプラシアンの公式と、ハミルトニアンと角運動量演算子の関係を覚えておけば、比較的早く導出することも可能です。

mhnm
質問者

お礼

わかりました!ありがとうございます! 助かりました。

その他の回答 (2)

  • Jyaikosan
  • ベストアンサー率50% (10/20)
回答No.3

最初に極座標で計算してからデカルト座標に戻せば微分の計算は一切必要ありませんよ。 極座標r,θ,φ方向の単位ベクトルをE_r,E_θ,E_φとします。 位置ベクトルRと、運動量ベクトルPは極座標では R=r*E_r , P=-ih/(2π)*∇=-ih/(2π)*[E_r*(∂/∂r)+E_θ*(1/r)(∂/∂θ)+E_φ*(1/rsinθ)(∂/∂φ)] となります。 E_r×E_r=0 , E_r×E_θ=E_φ , E_r×E_φ=-E_θ ですから、角運動量ベクトルLは L=R×P=-ih/(2π)*[E_φ*(∂/∂θ)-E_θ*(1/sinθ)(∂/∂φ)] となります。 E_θ,E_φを元のデカルト座標の単位ベクトルE_x,E_y,E_zで表わせば E_θ=cosθcosφE_x+cosθsinφE_y-sinθE_z E_φ=-sinφE_x+cosφE_y なので、上のLの式に代入すれば L=-ih/(2π)*[-E_x*(sinφ*(∂/∂θ)+cotθcosφ*(∂/∂φ)) +E_y*(cosφ*(∂/∂θ)-cotθsinφ*(∂/∂φ))+E_z*(∂/∂φ)] を得ます。つまり L_x=ih/(2π)*[sinφ*(∂/∂θ)+cotθcosφ*(∂/∂φ)] L_y=-ih/(2π)*[cosφ*(∂/∂θ)-cotθsinφ*(∂/∂φ)] L_z=-ih/(2π)*(∂/∂φ) です。

mhnm
質問者

お礼

なるほど・・・。わかりやすい方法ですね。 ありがとうございます! 助かりました。

  • e_o_m
  • ベストアンサー率58% (30/51)
回答No.1

>自分では、計算の途中で(∂r/∂x)=(1/(∂x/∂r))としているところあたりが間違っているのではないかと思うのですが、 この操作はだめなんでしょうか? その通りです。 r=(x^2+y^2+z^2)^(1/2)から (∂r/∂x)=1/2*(x^2+y^2+z^2)^(-1/2)*2x=x/r=sinθcosφ とするのが正しい計算です。 1/(∂x/∂r)=1/(sinθcosφ) からも (∂r/∂x)≠1/(∂x/∂r) だとわかりますね。

mhnm
質問者

補足

e_o_mさんありがとうございます! rではなくθやφの場合は前述したような操作を行っても大丈夫なんでしょうか? お手数ですがよろしくお願いします。

関連するQ&A

  • 軌道角運動量の性質

    軌道角運動量の性質で 演算子表記されたLの成分が Lx=-i(y・d/dz-z・d/dy) Ly=-i(z・d/dx-x・d/dz) Lz=-i(x・d/dy-y・d/dx) の時に、p軌道の成分が Px=f(r)x Py=f(r)y Pz=f(r)z でf(r)はrのみの関数である時に、Lx等を作用させると LxPx=0 LxPy=ⅰPz LxPz=-iPy と簡単にもとまるとあるのですが これはどのように導出されるのでしょうか?

  • 水素原子の軌道角運動量について

    今、授業でタイトルに関する授業をしているのですが、分からないことがあり質問させていただきました。 Lx=y・pz‐z・py Ly=z・px‐x・pz Lz=x・py‐y・px(Lx,Ly,Lz,px,py,pzのx,y,zはベクトル成分のことです。) 軌道角運動量ベクトルLと運動量ベクトルpが上のような演算子に対応している場合、 [Lx,Ly]=i・h・Lz(h=デイラック定数) [Ly,Lz]=i・h・Lx [Lz,Lx]=i・h・Ly といった形になると書かれていました。[Lx,Ly]=Lx・Ly-Ly・Lxで計算できるはずなのでベクトルの形に直してみたりいろいろ工夫して計算したつもりなのですがどうしても上に書かれたよう答え(i・h・Lz)が出てきません。 何かヒントのようなものでも良いので分かる方がいましたら教えてください、お願いします。

  • 角運動量について

    ω=(0,0,ω),r=(x,y,z) dr/dt=ω×r なんですが・・・ x成分:Ωy・z-Ωz・y=-Ωy y成分:Ωz・x-Ωx・z=Ωx z成分:Ωx・y-Ωy・x=0 ∴dr/dt=(-Ωy,Ωx,0) となるのがわかりません。

  • ローレンツ力場においての角運動量について

     電荷q[C]をもつ質量m[kg]の粒子がある。 その位置ベクトルを r = (x,y,z) (太字が出来ませんので、ベクトルと認識してください) とする。  粒子にはローレンツ力 (電場は考えない)    F = q(v×B)  がかかる。 と、こういう問題条件として、以下の問題がちょっと分からないので教えていただきたく思います。 (1) 角運動量 L = (Lx, Ly, Lz) が満たすべき 一階の微分方程式を導け。 (2) 磁場ベクトル B=(0,0,b) (bは定数)があるとして(つまりz軸方向の一様な磁場です)、初期条件を以下のように定める。    t=0 のとき、 Lx=0, Ly=L0 (L0は定数) このときの、(1)の微分方程式を解け。 といったものです。 問題条件だけ見ると、よくある一様磁場内での粒子の運動だと思いますし、粒子の与え方によっては螺旋回転運動をして、その回転角速度は    ω= qb / m になる・・ など教科書でよく取り上げられる程度の解は、私にも分かります。  まず、角運動量については、(1)の満たす一階の微分方程式というのはおそらく力のモーメントのことだと思いますので、    dL/dt = r × F       = r × q(v × B)       = q ( v(r・B) - B(r・v) )  …でよろしいのでしょうか。 さて(2)ですが、途中計算を省略しまして、各成分については、以下時間微分を dL/dt = L' のように表しますと v = ( x', y', z' ) としまして    Lx' = qb z y'    Ly' = qb z x'    Lz' = -qb ( x x' + y y' )  となりましたので、答え…ということでよろしいのでしょうか? 条件などで何か他の方程式になるような気もするのですが、有用であるような式を私には導き出せません。(多分これが間違っているからこの後が解けないような気もしています)  一応問題にはヒントとして、一階の微分方程式をもう一度両辺tで微分し、二階の微分方程式として解き、それから一階の微分方程式の解を求めると良い。 とあります。  (1)で求めたものを一応微分しましても、ヒントが恐らく言いたいだろう、まったく計算しやすいものとはいえない気がします。連立微分方程式でしょうが、ベクトルLとrが混じって(Lもvなどに直して計算していくという泥臭い方法でなら私にも解けるかもしれません)どのように解まで計算できるのか数学的にも少し分からない状態です。  以上に示しましたとおり、私が数学的な微分方程式の解法を十分理解していないだけなのかもしれませんが・・・どなたか分かる人がおられましたら教えていただきたく思います。  宜しくお願いします。

  • 量子力学的角運動量から量子数を導きたいのです

    気になって今朝から考えて調べているのですが どうも分かりません。 物理学辞典(培風館)で量子数について調べていると、 方位量子数と項目で次の内容の記述がありました。 軌道角運動量Lの固有値を以下の式で書いたときの非負の整数lをいう。 L = (h / 2pi) sqrt{l(l + 1)} なぜ軌道角運動量の固有値が以下になるのか 実際に計算してみようと思い、軌道角運動量 を同辞典で調べ、位置ベクトル(x,y,z)、 運動量p= - j (h / 2pi) nablaとする場合の 軌道角運動量(ベクトル)が以下のようになりました。 | i j k | L = -im * det | x y z | | d/dx d/dy d/dz | ここで im は虚数、h はプランク定数、 piは円周率、i,j,kはデカルト座標の基底ベクトル、 nablaは(di/dx + dj/dy + dk/dz)、 d/dx は x での偏微分、det は行列式を表しています。 線形代数では行列を用いて固有値lambdaを求めたことが あります。しかし軌道角運動量Lはベクトルです。 Wikipediaで調べると、固有関数が球面調和関数で、 そこから固有値が求まるように説明されていました。 途中の量子力学(交換関係)と球座標系への座標変換、 球面調和関数が分からず、悪戦苦闘しております。 どなたかご教授願えませんでしょうか? 参考文献やWebページも教えて下さると 大変助かります。

  • 極座標表示

    模範解答と計算が合わないのです・・・。 比較してみて下さい。 3次元ポテンシャルと極座標表示の分野で、 シュレーディンガー方程式に使う為の変換です。 △(x、y、z)=(∂^2/∂x^2)+(∂^2/∂y^2)+(∂^2/∂z^2) という式を x=rsinθcosψ、y=rsinθsinψ、z=rcosθ の変数変換をする。 ∂/∂x=(∂r/∂x)(∂/∂r)+(∂θ/∂x)(∂/∂θ)+(∂ψ/∂x)(∂/∂ψ) ∂/∂y=(∂r/∂y)(∂/∂r)+(∂θ/∂y)(∂/∂θ)+(∂ψ/∂y)(∂/∂ψ) ∂/∂z=(∂r/∂z)(∂/∂r)+(∂θ/∂z)(∂/∂θ)+(∂ψ/∂z)(∂/∂ψ) と表され、 r=√(x^2+y^2+z^2)、tanθ={√(x^2+y^2)}/z、tanψ=y/x の関係から各係数を計算して (∂r/∂x)=x/r=sinθcosψ、(∂r/∂y)=y/r=sinθsinψ、(∂r/∂z)=z/r=cosθ (∂θ/∂x)=cosθcosψ/r、(∂θ/∂y)=cosθsinψ/r、(∂θ/∂z)=-sinθ/r (∂ψ/∂x)=-sinψ/rsinθ、(∂ψ/∂y)=cosψ/rsinθ、(∂ψ/∂z)=0 となるので、これをずーっと計算すると △(r、θ、ψ)=(∂^2/∂x^2)+(∂^2/∂y^2)+(∂^2/∂z^2)       =(1/r^2)(∂/∂r)(r^2・∂/∂r)       +(1/r^2sinθ)(∂/∂θ)(sinθ∂/∂θ)       +(1/r^2sin^2θ)(∂^2/∂ψ^2)       ―――(1) となるそうなのですが、 私がちまちま計算しましたところ、 △(r、θ、ψ)=(∂^2/∂r^2)+(1/r^2)(∂^2/∂θ^2)+(1/r^2sin^2θ)(∂^2/∂ψ^2) という形になりました。 同じようで、微妙に違うのですが これはどういうことなのでしょうか? そのまま(1)式に拡張して良いのか、 計算が途中で間違えたのか、如何でしょう。

  • 量子力学(角運動量の固有状態について)の問題

    こんにちわ。 量子力学の問題で分からなかったところがあるので質問させてください。 最初に問題を載せておきます。 問題 今考えているp状態の固有関数が, ψ=f(r)cosθ=f'(r)rcosθ=f'(r)z と表せるとすると,この関数がLzの固有状態にはなっているが,Lx及びLyの固有状態にはなっていないことを示せ。但し,Lx,Ly,Lzは以下のようにあらわせるとする。 Lx=yp_z-zp_y=-ih(y*d/dz-z*d/dy) Lx=zp_x-xp_z=-ih(z*d/dx-x*d/dz) Lz=xp_y-yp_x=-ih(x*d/dy-y*d/dx) ※p_x,p_y,p_xは運動量pのx,y,z成分,微分(d/dxなど)は本当は偏微分です。見づらくてすみません という問題です。 固有状態になっていることを示すのだから,Lzにψ=f'(r)zを代入して求めればよさそうに思ったのですが,固有関数の具体的な関数が分かっていないし,どうしていいのかわかりません。ちなみに球座標に変換しなくても解けるみたいなことを言われました。 考え方だけでも教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

  • 軌道角運動量の消失

    波動関数の縮退がなければ軌道角運動量は消失するという記述があり、証明も行ったのですが、物理的イメージがつかめません。 例えば3d遷移金属酸化物の場合l=2なので軌道角運動量の大きさはh(l(l+1))^1/2=h(6)^1/2となると思います。 しかしここから結晶場分裂などで5つの軌道の縮退が完全に解けたとすると、全ての軌道の角運動量は消えるということなのでしょうか?その角運動量はどこに消えるのですか?またその場合角運動量固有値 h(l(l+1))^1/2 の定義はもはや使えないものとなるのでしょうか?解説お願いします。

  • 運動エネルギーと座標変換

    運動量や角運動量保存について学んでいるのですが、それ等の法則と座標系についての関係についてよく分かりません。 運動エネルギーを一般座標系を位置座標X,Y,Zで表示すれば T=m/2(x'^2+y'^2+z'^2) x'=dx/dt と、一般座標が一切入らず、一般速度だけで表すことが出来るはずです。 しかし、一般座標系を例えば球面座標系(r、θ、φ) として表せば T=m/2(r'^2+(rθ')^2+(rsin(θ)φ')^2) と、一般座標rとθが入り混じった形式になってしまいます。 つまり、デカルト座標、X,Y,Zを使えば、自由運動をしている粒子の運動量がX,Y,Zと3方向保存されるのに、 球面座標系で表せば、φしか循環座標ではないので、 Z軸に対しての角運動量が保存される、と言えると思います。 そこで、疑問なのが、まず 1)デカルト座標系での例で、 「運動エネルギーは位置座標によらない」 と示唆しているような気がします。 しかし、球面座標系では 「運動エネルギーは位置座標に依存している(rとθ)」 と結論ずけている気がします。 この両者は矛盾しているのではないでしょうか? 2) 何故運動保存が座標系によって変わるのか。 粒子の運動と言うのは物理的に存在しているのであって、座標系を変えることでその運動自体は変わらないのに、保存される量が変わると言うのは直感的に理解出来ません。 3) 後、何故φに対する運動量は保存され、θに対する運動量は保存されないのか。(循環座標ではないのか)。 言ってみれば、φはZ軸のまわりの角度を表し、θは(例えば)X軸やY軸の周りの角度を表しているはずです。 何故φの運動量だけが保存されるのか分かりません。 どなたかご教授して頂ければ幸いです。 長文乱文失礼いたしました。 よろしくお願いします。

  • 【力学】極座標

    図をみても極座標がわからなかったので教えてほしいです (A)x,y,zをr,θ,Φ(極座標)で表して欲しいです (B)速度のx,y,z成分を極座標を用いてを表して欲しいです (c)運動エネルギーを極座標を用いて表して欲しいです 回答お願いします