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別会社化のメリット
再度、別会社について投稿します。 製造業において、購入している金型等を内製化する傾向が一時かなり あったと思います。従業員的視点でみると、製図した図面を外部業者 に渡して金型を製作してもらうと、図面の流出(=技術・ノウハウの流出)に なり競争力の低下に繋がるから、製作までを社内で行う事で独自の ノウハウを蓄積する事ができるのは製造業にとって大きな強みに なると思います。 これを予算管理の管理職的視線でみると、内製化で人件費の増加 と購入設備の償却負担、動力費及び材料購入費のアップが発生します。 ただ、購入金型費がなくなって、その部分だけ見ると少し赤字に なるかも知れません。償却負担や生産性向上すれば黒字になるかも??? その内製部門をあえて別会社化する事のメリットは何かあるので しょうか?コストを下げれるとか思い浮かばないですし、税制面 での優遇でもあるのでしょうか? もちろん別会社ですから独自の賃金体系をもてるメリットはあると 思いますが、それがコスト低減に繋がるかは???って感じなんで すが、皆さんはいかがお考えでしょうか? 少し長くなりましたが、ご意見のある方からのご返事お待ちしております。
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- boke-chan
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昔、上司に説明された事を思い出しました。 別会社にして、その会社で経営が出来るようにあらゆる合理化を行う。 別会社になったのだから、元の会社だけから依頼されるだけでなく、 他社に営業に回って受注をとり、違うノウハウも蓄積していく。 そういった合理化を進めた後に、 いつか又いっしょになると、今よりも拡大したグループになる。
- ojisan-man
- ベストアンサー率35% (823/2336)
少し問題を整理した方が良いと思います。 金型製造を「外注するか内製するか」と、内製する場合「自社製造するか別会社にするか」ですね。 あなたの会社にとって何が最優先課題でしょうか。 セキュリティや競争力の保持、価格優位性、従業員の雇用対策、税制面の優遇、株主価値の向上などなど、最も重要視する課題は何かよく整理してみてはどうでしょうか。 外注(あるいはアウトソーシング)は、一見費用の変動費化ができるように見えますが、その業務が不可欠なものなら結局なくすことが出来ないので実質固定的な費用のままである反面、専業の業者に任せることでコスト面や技術面の優位性が保たれるというメリットもあります。 また内製化するとして自社内でやるか別会社化するかという問題にしても、その製造業務があなたの会社にとってどれほど重要かによっても考え方が違ってくるかもしれません。 別会社にすれば、雇用形態や給与体系に柔軟性を持たせることことが出来たり、決算の経費処理で節税が可能なものもあるといったメリットがありますが、一方で管理コストや管理スタッフが二重になり非効率である、親会社との連結決算処理での事務リスクが伴う、別会社のトップの資質によっては親会社の意向が正しく反映されないリスクがある、別会社従業員のモチベーションを維持するのが難しいかもしれないなどのデメリットも考えられます。 総合的な観点から「金型製造は最重要業務」と判断されるなら、あわてて別会社化しなくとも、まずは内製化した後時間をかけて問題点を整理して、その後別会社化してもいいのではないでしょうか。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。 小生なりにポイントを整理すると (1)技術流出のリスク (2)固定費化及び変動費化 (3)独自の雇用形態・給与体系確保 (4)モチベーション といった側面のメリット・デメリットを考慮して内製・外製を検討すると いった事と理解しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど独自の経営=独自の販売活動が可能という事ですね。