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<迎える>は、<や行下二段活用>?

<迎える>は、室町時代以降、<や行下二段活用>に転じたという 情報がありますが、ズ~ッと<は行下二段活用>と思ってました。 手元の辞書には<や行下二段活用>の記述がなく困惑しております。 古典文法の正しい活用をお教えください。 宜しくお願い申し上げます。

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noname#79662
noname#79662
回答No.4

>  <迎える>は、室町時代以降、<や行下二段活用>に転じたという 情報がありますが・・・。 はい、「迎ふ(ハ行下二段)」から転じて、室町時代頃から用いられた語に【むかゆ(迎)(ヤ行下二段)】があります。 多くの場合、終止形は「むかゆる」の形を取ります。 意味は「むかえる(迎)」に同じです。 「参考」 寛永刊蒙求抄(1529年頃)六 「国境まで守護殿のをりゃる時、迎ゆるが法ぞ」 日葡辞書(1603~4年) 「キャクヲムカユル(mucayuru)] 以上「日本国語大辞典」より。 口語変遷の大筋はNo.3の方のご高説の通りだと思います。 なお、「ホツマツタヱ」は偽書だというのが通説で、心ある学者は資料として取り上げることはしません。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B1 森村 誠一は、推理小説が本職です。 伝統の古格を守っている俳句の専門家の句は参考になります。

formidable
質問者

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ご丁寧に、ありがとうございます。

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  • OKAT
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回答No.5

恥ずかしながら、わたしの説明に大事なことが抜け落ちていました。 > え え う うる うれ えよ となりました。これは理論上はおかしいのですが、実質「ヤ行下二段」であったのです。    これは早合点でこのままでは「ヤ行下二段活用」ではありません。   え え う うる うれ えよ の形から、類推作用によって   え え ゆ ゆる ゆれ えよ となり、これで「ヤ行下二段活用」となったわけです。  この段階の説明がぬけていました。お詫びして、訂正します。

formidable
質問者

お礼

フォロー、ありがとうございます。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.3

本来の活用は、辞書にあるとおり、「ハ行下二段活用」でした。 これが、室町以後長い期間を経て「下一段化」していくわけですが、「ハ行」の場合は別の理由があり、一時的に「ヤ行下二段」を経由して現在の「ヤ行下一段活用」に至ったと考えられます。  この理由とは、平安時代半ばから「語中・語尾(語頭は除く)のハ行音」は「わいうえお」と発音されるという現象が起こってきました。このため、文字面は  へ へ ふ ふる ふれ へよ であっても、発音上は  え え う うる うれ えよ となりました。これは理論上はおかしいのですが、実質「ヤ行下二段」であったのです。  さらに、下二段→下一段に変化するとき、  え え える える えれ えよ のように「ヤ行下一段活用」になりました。要するに、途中で「ハ行」の面影がなくなったということですね。学問的に考えることがない、一般の人には、変な語句も登場しました。例えばNo.2の方が挙げられた「ホツマツタエ」の中には、「迎ひの輿に」という語句がありますが、これだと「上二段活用」だったことになりますね。 

formidable
質問者

お礼

お詳しく、ありがとうございます。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

こんばんは。 たしかに、そう書いていますね。 驚きました。 古語辞典も調べましたが、ヤ行下二段とは、一言も書いてないです。 以下、例です。 大学の先生が、俳句で「迎ゆ」を使用しています。 http://blog.katei-ouen.com/ 作家の森村誠一氏も。 http://www1.tategaki.jp/morimura/2007/07/post_108.html 「ホツマツタヱ」(少なくとも江戸時代中期以前)の中で「姫 迎ゆるを」という言葉が入っているようです。 http://gejirin.com/hotuma26.html >>>古典文法の正しい活用をお教えください。 「ハ行下二段だけど、時たまヤ行下二段」ぐらいに思っておけばよいのではないでしょうか。 以上、ご参考になりましたら。

formidable
質問者

お礼

ありがとうございました。 大言海・大国語辞典にもなく、 見解を訊こうかとおもってました。 助かりました。

  • restrew8
  • ベストアンサー率16% (1/6)
回答No.1

文語では「迎える」ではなく,「迎ふ」です. 「迎ふ」はハ行下二段活用です. 「迎える」は口語です.

formidable
質問者

お礼

辞書の見出し語で書きました。失礼しました。 実は『広○苑』に、そうした記述があるようなのですが I書店からレスがございませんので、質問した次第です。 手元の版では確認できていません。 俳句 添削・質問コーナー http://434.teacup.com/riki/bbs への投稿があり調べ始めました。 いま、アクセスしましたところ『広○苑』の版は不明ですが 指導者の回答が書かれてました。現行の版ということなのでしょう。 私の電子辞書はトラブってまして……古い版しか 見ることができません。 参考までにアクセスしてみてください。次のページです。 私の質問にご関心をお持ちくださいまして 誠にありがとうございました。

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