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写真プリントの保存
こんにちは。 よくデジタルカメラで撮ってプリントした場合は、100年ぐらいで画像が消えると聞きます。 家でインクジェットでプリントした場合のことだけですか? カメラ屋さんで、デジタルカメラで撮ったデータをプリントした場合は、もっと長期間の保存はきくのですか? 銀塩写真のプリントでも、カメラ屋さんに出しても、今はほとんどがデジタルプリントだと聞きます。この場合も保存性はあまりよくないのでしょうか? (例えば、町の写真館で七五三とかで、フィルムで撮っても、デジタルプリントされたら保存性はアナログの銀塩プリントよりかなり落ちるのでしょうか?) プリントの、保存性でいくと、 (1)白黒フィルムで撮った、アナログ銀塩プリント (2)カラーフィルムのアナログ銀塩プリント (3)カラーフィルムのデジタルプリント (4)家でのインクジェットプリント(プリンターでも差があるとは思うのですが) の順番ですか? それぞれどのくらいの差があるのでしょうか? 教えてください。お願いします。
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実際に100年保存できる写真があるかどうかはとても疑問です。100年以上昔の写真が今でもありますが、今とは全然違いますからね。坂本龍馬などの写真は感光剤に銀などの金属を利用しているので剥がれ落ちない限りいつまでも残るでしょう。 そりに対して現在の機械焼きで行う安い写真プリントは化学変化でプリントしているので保存環境の影響をもろに受けます。 保存性で(1)~(4)まで挙げられていますが、その感覚で言って最も保存性がよいのは「手焼きモノクロプリント」ではないでしょうか。 機械焼きのスピードプリントは期待しない方がが良いですね。 インクジェットプリンターの場合は使用するインクによって極端に差が出ます。染料インクと顔料インクですね。 両方のタイプでプリントした写真を部屋に飾っていますが、染料インクは1年で見るに堪えないほど色褪せしたが顔料インクの方は2年近く経っても発色はそのまま。染料インクを使用したプリントの場合でもラミネートで密封加工したモノは1年近く経っても色褪せはありません。 つまり、保存状態によって保存性は大きく変化します。 30年ほど前に4つ切りにプリントしたカラー写真を額に入れて飾っていましたが、20年弱で色褪せしたのがわかります。 今のDPEプリントがどうかわかりませんが、メーカーの宣伝をそのまま鵜呑みにしない方が賢明です。何世代にもわたり保存したいのなら湿気やカビ、温度管理をしっかりやっておけば綺麗に保存されるでしょう。プリント技術に頼り保管に気を遣わなければどんなモノでもすぐにダメになります。 例えば高松塚古墳の壁画ですが1200年以上前のモノであるにもかかわらず発見された時は彩色豊か。しかし発掘後、保存環境が保たれずあっという間に劣化・褪色。保存環境がいかに大事かという良い例ですよね。
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お店でプリントしてもらう場合今はデジタル化されたデータを元に光を当てて印画紙に焼き付けます。 http://fujifilm.jp/business/photo/minilab/feature002.html このシステムでは原稿がフィルムの場合もフィルムに光を当てて透過光を印画紙に露光させるのではなくてフィルムを一旦スキャンしてデジタルデータに置き換えてからレーザー光を使用してデジタルに露光する方式になっています。 印画紙その物の仕組みはフィルム時代と同様な物です。露光の仕組みが違うだけです。 つまりこの機械を使用している限りは原稿がフィルムでもデジタル画像データでも前の銀塩時代と耐久性は同じということです。 銀塩印画紙の裏面一例 http://abc.photo-cross.jp/sito/index02.html ただし店頭で自分で焼く機械は熱昇華式といって銀塩印画紙ではありません。 http://www.taophoto.jp/dejikameprint.htm http://www.biccamera.co.jp/shopguide/service/selfprint/index.html あるいは昇華型プリンターで営業しているお店もあるのかもしれません。 白黒フィルムはこれまでと同じく白黒のラボで焼くのが普通と思います。 耐久性は質問の番号で言うと (1)>(2)(3) (銀塩印画紙使用の場合) > (4)昇華型、インクジェット の順です。 ただしどういう方式であれ保管場所などに大きく影響されます。 直射光、油、煙、排気、有機溶剤のガス、湿気、高温、などなるべく避けるのが肝要です。
お礼
なるほど、よく分かりました。 ありがとうございます。
- Us-Timoo
- ベストアンサー率25% (914/3620)
家庭用インクジェットプリンターでプリントしたものは、消えてしまうのではなく、鑑賞に耐えないほど退色・変色してしまうということです。また、写真店で印画紙に焼き付けるタイプの写真は、アナログもデジタルも関係ありません。これは印画紙に焼き付ける画像の処理がアナログかデジタルで処理するかの違いだけです。また、インクジェットプリンターでプリントしたものは、インクを使うので、紫外線や温度によるインクや紙の変質してしまうため、印画紙に焼き付けたものより保存や飾る場所に神経を使う必要があります。
お礼
なうほど、焼き付けるか、インクを使うかなんですね。 保存方法ですよね。 ありがとうございます。
- hayasi456
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(3)デジタルプリント様々な方式があります。 デジタル銀塩プリントならば(2)と同列でしょう。 http://fujifilm.jp/business/photo/minilab/f700/feature.html 実際に100年以上前にプリントされた写真は白黒しかありません。 フジフイルムがカラーフィルム、カラーペーパーを普及し出したのは 1958年からです。 http://www.fujifilm.co.jp/history/tokusyu01.html 実際に庶民が使い出したのは1970年ごろからです。 ご家族の古い写真を見せてもらって下さい現実がわかると思います。 条件を厳しくしての結果から割り出しての推定期間を発表しています。 http://www.pic-up.net/cdr.html http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/colorio/tsuyoink/ 退色、紙の劣化は化学反応です。光・ガス(化学部質)・温度・湿度に影響されます。虫食いもありますね。 (これはCDなどデジタルメディアも共通です。) いくら大事な記録だからといって、写真専用の冷蔵庫を用意するわけにも行かないでしょう。 現実的な保管はアルバムで保管することですが、多少退色しても記憶で補うことが出来ます。(100年前の記憶があるかは?)また修復も可能です。 そういえば記憶媒体はどんどん変化して行きますね。既にフロッピーはほとんど見なくなりました。CDは20年後再生機はあるでしょうか? 以下エプソンのコメント 耐オゾン性の表示年数は、直接日光の当たらない室内に直接空気に触れる状態で置き、長期保存した場合を想定した耐オゾン性加速試験結果によるものです。保管・展示の方法によっては効果が発揮されない場合がございますので、ご注意ください。 <前提条件> ●保存条件 室内のガラス付き額縁なし保存状態 ●環境条件 温度:24℃、湿度:60% ●用紙 写真用紙クリスピア〈高光沢〉/写真用紙〈光沢〉/写真用紙〈絹目調〉使用時(EPSON調べ)※ <評価方法・寿命推測> ●評価条件 オゾンガス(1~10ppm)、温度:24℃、湿度:60%、サンプルをそのまま放置 ●判断基準 反射OD値(1.0)が30%低下する積算暴露量をリミットポイント(OD=1.0→0.7) ●寿命推測 40ppm・hを1年の暴露量としている。寿命(年数)=積算暴露量÷(40ppm・h) ※: 表示年数はセイコーエプソン(株)の耐オゾン性加速試験によりシミュレーションされたものであり、セイコーエプソン(株)が保証するものではありません。また、紙の変色や紙そのものの耐久性を示すものではありません。 耐光性の表示年数は、直接日光の当たらない通常の室内蛍光灯下でガラス付き額縁に入れて、長期間保存した場合を想定した耐光性加速試験結果によるものです。保管・展示の方法によっては効果が発揮されない場合がございますので、ご注意ください。
お礼
難しいですね。 でも、よく理解できました。 ありがとうございます。
お礼
よく理解できました。 保存の方法でもかなり違うんですね。 ありがとうございます。