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電子カルテと地域連携
いつもお世話になっております。 当院では、現在電子カルテの導入すすめています。 その中には、当然といってはなんですが、電子カルテ反対派がいます。 それらの職員に対して、電子カルテ化は、これからの地域連携に必要だという、説明をしています。 具体的に電子カルテを地域連携で使用とは、どのようになるのでしょうか? また、アメリカやヨーロッパなどは、かなり電子カルテ化が進んでいると聞きますが、地域連携の実情などをご存じの方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。
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私は先月まで、ある病院の地域医療連携室に勤務していた者です。 私とシステム担当の者の構想(理想)として「広域電子カルテ」がありました。その手始めとして、当院に紹介いただいた患者の情報(返書、検査、処方、画像など)を開業医にネットワークを通して見ていただけるシステムを作ろう、と考えました。医師会の総会でも説明をさせていただきました。しかしながら、反響がまったくなく、結局その構想自体がお蔵入りになってしまいました。 少なくとも地方の普通の開業医の多くは、オンラインでの情報提供はそれほど望んでいないのだと痛感した次第です。 もちろん、これには地域性もありますし、医師会で説明したのが3年前ですから、現在は多少は状況が好転しているかもしれません。実際に広域ネットワークが活躍している地域もあります。 たとえば岩手県遠野市のWeb型周産期電子カルテについては、あくまで伝聞ですが、僻地医療で電子カルテが活躍している例と聞いております。 http://www.medis.or.jp/2_kaihatu/syusanki/iwate.html また、三つ葉在宅クリニックの例ですが、これは実際に舩木院長の講演を聴きました。往診診療には電子カルテが欠かせないものになっています。 http://www.mitsuba-clinic.jp/index.htm ただ、これは必要に迫られうまくいっている例です。何の根拠もなく「電子カルテ=地域医療連携」と結びつけるのは、危険だと思います。
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- USB99
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当院は、電子カルテではなくオーダリングのみですが、隣の病院が電子カルテです。地域連携という点では、その病院の返書や紹介状がワープロ文字で読みやすい、画像添付がされている事くらいでしょうか? それくらいだったら、オーダリングにPACSを組み合わせてできるので電子カルテである必要はあまりなさそうですが。 もちろん、共通の仕様が決められてその仕様にしたがって電子カルテが作られ、各病院間でやり取りができるようになるのが目標ではあり、HL7などの規格が提唱されていますがそれを採用した電子カルテはまだ少ないと思います。よって、現状では電子カルテの利点としては地域連携はせいぜい、上記くらいかと思います。
お礼
ありがとうございます。 地域連携であれば、紹介状とレントゲンのフィルムがあればいいという考えですね。 自分もそう思います。 これを超えるには、かなりヘビーなシステムが必要になりそうです。
- acorn_001
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参考にどうぞ。 http://www.ehr.or.jp/index.html
お礼
ありがとうございます。 勉強不足ですが、こんな試みがあったとは知りませんでした。 参考にさせていただきます。
お礼
ありがとうございます。 欧州や欧米は、地域連携の電子化が進んでいると聞いたことがあるのですが、イメージがわかずに困っていました。 普通の場所に建っている病院で、地域連携の電子化は、できるできないより、必要がないということなんですね。