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日経新聞
2008.12/8 1面 世界の債券発行7~9がつ77%減 2008.7月から9月期の国際金融市場での債権発行額が前期に比べて 77%減少した。 これにより企業や金融機関の資金調達が難しくなったことが裏づけられた と書いてありますが 金融危機の影響で、債権を発行しても買う人が減少したので発行額も減少した。と考えていいのでしょうか。 サル並みの頭脳ですので、なにとぞやさしくお願いします。
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債権ではなく債券が正解だと思うよ。 債券とは、買った人間が発行元に「金を貸してあるからな、返せよな」といえる権利を証明した「券」(チケット)なのです。 (従って「無記名債券」という、誰が持ち主でもかまわないという性格のものもある) では、なぜ発行をためらうか? サル講座の始まりです。 債券を発行しないというのは、借金をもうしないよということと同じです。 家庭において「借金をもうしない」とおとうちゃんが言い出すのは、どんなときでしょうか。 (1)「借金をしたくても、誰も貸してくれない」状態 (2)「これ以上借金をしないで、頑張って生きていく」決心 (3)元々借金などなくてもやっていけるので、関係ない (4)その他(色々考えてみてください) 発行する方は「金が欲しい」ので発行するに決まってるのですが、なんでもかんでも発行してしまえばいいと言う物ではないのです。 借金ですから、どうやって返済するのかを考えないといけません。 (1)のような場合は、借りまくって温泉に行って芸者を挙げて栄耀栄華を尽くしたあとで「破産」という最悪の結果が想像できます。 (2)の場合には「無駄遣いが多い。パチンコをやめる。外食が多すぎる。携帯の使いすぎだ。」と生活を反省して、借金に頼らずに切り詰めて生きていこうと家族で決起しているわけですね。 企業なら、人件費を削るとか予算の削減をするとか、私用電話を絶対に禁止するとかするわけです。 (3)の場合 健全な状態です。といいたいところですが、あらゆる企業で「借金のない企業」は、ほんの一握りです。ありえないと言い得ます。 債券を発行しても買ってくれる人がいないから売り出さない、という理屈は正解のようで、不正解だと思います。 理由は 「うちのたこ焼きは不味いからなぁ。売りに出しても誰も買ってくれないかもしれない」というたこ焼き屋はいない、ということです。 では、なぜ売りに出さないのか、というと 「万一売りに出して、売れなかったら、どうする?」と考えているからです。 わが社が売り出す債券、つまりわが社が払い戻しを保証してるチケットが市場で「売れなかった」という結果になると、市場にて「あんたの会社はもうだめよ」といわれてるのと同じになり、業績もへったくれもなくて「信用丸つぶれ」になるからです。 そして「そんなこたぁ絶対にない!わが社の債券なら買ってくれる、絶対に売れる」という絶対的な自信を現状の世界で持っている企業が減少してるということです。 「なんでもやります、二十四時間働けます、任せてください」といえずに 「う~~ん、もしかしたら、え~~と、返せないかもしれないしぃ」と悩んでる状態なのです。 元気がないのです。 元気がないから「金貸してくれ!絶対返すから」といえないんです。 だから債券の発行額が減ってきたのです。 原因は「アメリカンショック」であることは明白ですが、この点は経済学的には違うぜといういう意見が出るでしょう。 終わり
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- mat983
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http://www.stshzk.com/samuraisaichigin/ http://1geinou.blog.shinobi.jp/Entry/392/ リーマンブラザーズが破綻し、 アイルランドのサムライ債が債務不履行になり、 シティグループの債券も米政府の公的支援がなければ 紙くずになる所でした。 格付けがとても高く安心を宣伝していたのです。 こんな状況では投資家は手が出しにくいです。 発行しても売れないです。
お礼
いいサイトを紹介して頂きありがとうございます。
- zorro
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そう考えるのが自然です。
お礼
ありがとうございます。
お礼
物凄くわかりやすかったです。 債券を発行しないというのは、借金をもうしないよということと同じなんですね。 わからないことがあり、疑問に思い調べても少ししか理解してませんでしたが、これだけわかり易く教えてもらえるので、いい年して始めて勉強が楽しいです。 わからないことが、わかる喜びをあじあわせて頂きありがとうございます。 また質問したときは宜しくお願いします。 ありがとうございました。