短歌の意味を教えてください。

質問

早春のレモンに深くナイフ立つるをとめよ素晴らしき人生を得よ（葛原妙子）
美しき誤算のひとつわれのみが昂ぶりて逢い重ねしことも（岸上大作）
終バスにふたりは眠る紫の＜降りますランプ＞に取り囲まれて（穂村弘）
以上３点の意味を詳しく教えてください。

回答No.1

wanekoz · ベストアンサー

「早春のレモンに深くナイフ立つるをとめよ素晴らしき人生を得よ」
早春のレモンは若い時期のことであり
レモンにナイフを深く差しても実用的な意味がないので、
若い人々よ自分の人生を大切に生きなさいという意味です。

「美しき誤算のひとつわれのみが昂ぶりて逢い重ねしことも」
両想いと勘違いしてたけど実は片思いだった。
が、それも幸福な期間である。

「終バスにふたりは眠る紫の＜降りますランプ＞に取り囲まれて」
映像的に演出された映画の１カットのような情景です。
ふたりの人物が疲れて車内で眠っているのは
正しく働いている人間の良い状態であり、
平凡な生活の美しさを讃えています。

お礼

ありがとうございました。
片思いが、幸福な期間というのはとてもわかる気がします。

回答No.2

noname#72954

「早春のレモン」：人生は素晴らしいものだ。そんなに若いうちから自分の人生をあきらめることはない。

「美しき誤算」：ああ、自分だけの片思いだったのか。でも純粋だったなあ。

「終バス」：恋人同士だろうか、夫婦だろうか、若い男女が終バスで＜降りますランプ＞に、見守られながら、寄り添って眠っています。ゴージャスとは対極にあるほほえましい光景。