- ベストアンサー
黒板を引っ掻くあの音…!
黒板を引っ掻くと,なんであんな不快な音が出るのでしょうか。 当方生物学は学んでいませんが,専門的な用語は当方でできる限り調べるので,できるだけ詳しく(易しい説明でという意味ではなくて,奥深くになるべく追求したものを)教えていただけたらと思います。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1.黒板を引っ掻くと,なんであんな音が出るのか。 *固着滑りと呼ばれる現象だそうです。(参考URLはPDF) http://www.press.tokai.ac.jp/webtokai/InnerSpace_10_indd.pdf 2.黒板を引っ掻く音はなぜ不快か。 *2-1.サルの警戒音と同じ音なので危険を感じる本能が呼び覚まされる。 *2-2.肉食動物の声を聞いたときに立毛筋を収縮させて体を大きく見せようとする本能行動。 2つの説が見つかりましたが、チンパンジーはこの音に反応しないという記述もあります。サル共通の反応ではなさそうです。 あらためて「不快な音」について検索すると、中学3年生の研究論文が見つかりました。大変面白い論文ですので、PDFですが紹介します。 http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/ronbun/0302/032020.pdf
その他の回答 (2)
- fab_4
- ベストアンサー率14% (1/7)
昔、マニアックな趣味としてとしてシンセサイザーをいじってた時期があります。 人の耳に心地良いのは正弦波で、受話器を耳に当てたときの音は、真ん中のラの音の正弦波で、緊急のときのチューニングに使えたりします。 逆に、耳ざわりで嫌な音が、規則正しい波形の正弦波とは全く別の無茶苦茶な波形で、黒板を引っかく音はまさにそれに当たります。 でも、不思議な事に、正弦波は心地良いだけで特に心に引っかかるものがなくて素通りしてしまいます。 ANo.2のリンク先に示されてるように、実は弦楽器に限らずほとんどの楽器の立ち上がる瞬間の音は、無茶苦茶な波形です。 すぐに安定した持続音や減退音に変わり、これが正弦波で近い楽器同士なら違いが分からないほど同じ印象の波形です。 立ち上がりの部分が各楽器の音の印象を特徴付けて、尚且つ心に引っかかるような作用をします。 だから、音の成分だけシンセで再現しようとしても、まったく似てない安物のキーボードの音しかでなくて、立ち上がりの複雑な(耳障りで嫌な音の)部分だけサンプリングしてつなげると、本物そっくりな音に仕上がったりします。 なぜ嫌に感じるのかは、自分には分からないのですが、嫌な波形も人を引き付けて感動させてしまう大事な要素なので、もしかしたら、ホメオタシスと同じような効果(嫌な音(無茶苦茶な波形=空気がへんな揺れ方をする)から心地良い音(正弦波=規則正しい滑らかな空気の揺れ)に戻る)というような関係があるのではないでしょうか?
お礼
体験談のような話しが聞けて大変参考になります。 正直まだ理解できない点があるのですが,それを調べていきたいと思います。 御回答ありがとうございました。
同感です。それほど深くもないですが、私は小さな子どもががを通そうとして使う、アピールのために語尾を急に上げる悲鳴のような泣き声を聴いた時の何ともいいようのない不快感と共通しているように思います。どうしてそれが不快なのかは、おそらく周波数の成分を調べるのが常道なのだろうと思います。寺田寅彦だったら自分で研究しただろうと思います。私の素人考えでは聴覚器官の固有振動数によって器官全体が共鳴することが、あの不快感と関係があるのではないかと想像しています。
お礼
まさに探していた回答です。 全く宛が無く,困っていたので,参考URLは非常に参考になります。 後は色々調べながら,じぶんで学習していきたいと思います。 どうもありがとうございました。