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オリンピックがアマチュアスポーツの祭典で無くなったのは何故

tyr134の回答

  • tyr134
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回答No.9

ANo.6です。 少し誤解を与えてしまったようなので、補足しておきますね。 >オリンピックのプロ化の道筋を付けたのはサッカーだったとは知りませんでした。 オリンピックのプロ化の道筋をつけたのがサッカーと言い切るのは、少し語弊があるかもしれません。 サッカーも含め、スポーツ界全体がプロ化していったんです。 で、それぞれ権威ある世界大会を作っていきました。 サッカーでいえばW杯のような大会ですね。 なんで、選手もそのスポーツ界で権威ある大会を目指しプロ化していきました。 その一方で、TVの放映権やスポンサー制度、グッズ展開など商業主義へと走っていきました。 ただ、プロ業界団体(サッカーならFIFA)とIOCのケンカが有名なのはサッカーだと思うので例に出しました。 また、そのスポーツ界で生き残って行くには、特別なトレーニングを行ったり、スター性を備えたりしなければならず、とてもアマではやっていけません。 その世界で活躍したければ、必然的にプロにならざるを得ない状況にもなっていきました。 オリンピック委員会は、そうしたスポーツ界に対してアマチュアリズムの精神から批判的でした。 選手の肖像を広告に使ったり、グッズ展開したり、もちろんスポンサーをつけるのもダメ、、、と、いろいろ規定が決まっていて、違反した選手はオリンピックに出られませんでした。 そうした、商業主義的なプロ化の動きにまったく無縁だったのが、ソ連などの東側陣営でした。 社会主義国では、興業目的のスポーツ大会が存在しないので、みんなアマチュア選手だ!と言い張りました。 しかし、実際は国家命令で特別トレーニングして結果を残すのが仕事みたいになっていて、実質はプロ選手と変わりませんでした。 そして、オリンピックを国威高揚に利用していきました。 (こうした選手をステート・アマと言います。こうした選手は東西問わず存在しました。) その後、紆余曲折を経て、1984年にロサンゼルス五輪が開かれます。 このオリンピックは米国内でも人気が無く、故に国からの税金を1セントも使わないで開かれました。 そこで、数多くのプロスポーツ興業の経験がある米国は、それらの手法を応用して「テレビ放映権・スポンサー企業の絞り込み・入場料・グッズ販売」などの収入でまかないました。 結果は成功し、その後のオリンピックの商業化を招きました。 オリンピックのプロ化の歴史を簡単にまとめると、 1950~60年にスポーツ界がプロ化していく。 1970年代にステート・アマの問題が持ち上がる。 1980年代にオリンピックの商業化 1990年以降~プロ解禁種目増大 って感じでしょうか。 つまり、1970年代にはすでに「アマチュアリズム」は崩壊しています。 ただ、建前は残っていたので、「オリンピック=アマ選手の大会」というイメージがあるんでしょうね。

papabeatles
質問者

お礼

 ありがとうございます。 昔は日本ではプロ選手と呼べる人はプロ野球の選手などごく僅かでしたが、今ではサッカーにバレーボールバスケットとどんどんプロ選手が増えてきています。スポーツの振興の為にはプロの試合を多く興行して国民に楽しんで貰う事が何より大切だと思います。そうやって多くのスポーツがプロ化している中でやむ獲ない事情もあるようですね。  よく分かりました。

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