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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:力学というものを学び始めたばかり、このような場合の応力って?)

力学初学者のための応力についての疑問

このQ&Aのポイント
  • 力学を学び始めたばかりの私が質問です。材料力学について勉強しようとしているのですが、BC間の応力について疑問があります。図1でBC間の応力はいくつになるのか知りたいです。Cを壁として考えると、1100Nの力と400Nの力から600Nの力が残り、結果として900Nの応力になるのかなと思っています。しかし、Dの900Nの応力の意味が分かりません。BC間の反作用としての力なのでしょうか?説明を読まなければ、600N-400Nで200Nと考えていました。
  • 初心者の私が力学について質問です。材料力学を学ぼうとしているのですが、BC間の応力について疑問があります。図1でBC間の応力を求めたいのですが、Cを壁として考えると、1100Nと400Nから600Nの応力が残り、結果として900Nの応力になると思っています。しかし、Dの900Nの応力はどのように考えればいいのか分かりません。BC間の反作用としての力なのでしょうか?説明を見なければ200Nとしていました。
  • 力学の初学者ですが、応力について質問があります。材料力学を学ぼうとしているのですが、図1のBC間の応力はいくつになるのか知りたいです。Cを壁として考えると、1100Nの力と400Nの力から600Nの応力が残り、結果として900Nの応力になるのかなと思っています。しかし、Dの900Nの応力の意味がよく分かりません。BC間の反作用としての力なのでしょうか?説明を読まなければ200Nと考えていました。

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  • h191224
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回答No.2

力学の世界の「力」は、電気の世界の「電流」や、熱の世界の「熱量」と同じような性質があります。 電流の流れや熱量の移動があっても、ある点でのそれらの出入りを合計すると0となります。キルヒホッフの法則です。 逆に見ると、ある点での合計が0になるからといって、電流の流れや熱量の移動がないという結論にはなりません。 力学の世界でも、同様に、ある点での力の出入りを合計すると0となります。 しかし、0になるからといって、力が作用していないという結論にはなりません。 「ある点に作用している、ある方向の力」の値は、基本的には、その点で移動しないように固定してみれば、そこでの反力として測定できます。 作用している力がわかっている場合には、実際に固定する必要はなく、力の作用点を越えるごとに、作用点の力の値を、ベクトル演算で加算していけば、計算できます。 ただし、電流や熱量はスカラー量ですが、力はベクトル量ですので、常に「点を通過する切断面」というものを意識していないと、後々混乱を招きます。 さて、具体的に計算していきましょう。 今の場合、作用している力は次のとおりです。  点Aでの力PA =-1100N、  点Bでの力PB = 600N、  点Cでの力PC = -400N、  点Dでの力PD = 900N、 棒には両端がなく、点Aの左側、点Dの右側にも続いているとしましょう。 この場合の端点は、誰が見ても、点Aと点Dですから、これらのどちらかを基準として、計算を開始します。 今は点Aを基準として、左から順に計算して行ってみましょう。すると次のような結果となります。 ・点Aよりも左の力は、作用領域外なのでそこでの力 FA左 は、FA左 = 0N ・点Aを越えて点Bまでの力 FAB は、    点Aを越えたので、FA左にPAを加算して、FAB = FA左 + PA = 0N - 110N = -1100N    点AB間に作用している力は、1100Nの引張力。 ・点Bを越えて点Cまでの力 FBC は、    点Bを越えたので、FAB左にPBを加算して、FBC = FAB + PB = -1100N + 600 = -500N    点BC間に作用している力は、500Nの引張力。 ・点Cを越えて点Dまでの力 FCD は、    点Cを越えたので、FBC左にPCを加算して、FCD = FBC + PC = -500N - 400 = -900N    点CD間に作用している力は、900Nの引張力。 ・点Dを越えて、さらに右側の力 FD右 は、    点Dを越えたので、FCD左にPDを加算して、FD右 = FCD + PD = -900N + 900 = 0N 以上の計算は、点Dを基準として右側から計算していくこともできます。その場合には、符号が反転しますが、絶対値は同じ値が得られます。 符号の解釈については前に書きましたが、その区間の両端の力が、外向きか内向きか、という点が重要です。 要するに、上記のFABなどの符号だけからでは、何も言えません。 > そうすると、B-C間では0(ゼロ)Nと言えるのでしょうか? ↑ 力の釣り合いという意味ではゼロですが、力は存在し得ます。 > 「作用点を越えるごとに加算」とあるので、A-B間・C-D間を個別に考えると-1100N・+900Nとなるのでしょうか? ↑ AB間が-1100Nなら、CD間は-900Nです。加算していく基準を変えてしまうと、符号が変わるので、混乱を招きます。しかし、その符号は重要ではありません。 「個別に考えると」という表現は、あなたの解釈の仕方を推測すると、NGです。 正しくは、「連続体とみなせる領域において、端から順に加算して行くことを考える」です。 途中の区間だけ個別に考えるのは、引用されたテキストにも、直接的な表現ではありませんが「いけないこと」と書いてあるではありませんか? 領域の端とは、力の作用点を通過する平面で切断した場合、ほかの力の作用点がその平面の片側にしかない、という点です。 (すべての切断平面は、平行でなければなりません。) 力の作用点を通過する平面の向きは、自分で決めることができますが、普通は座標軸あるいは代表的な部材の方向に対して垂直な面を選びます。 面が1つ決まると、これと独立な方向の面が2種類あるので、それらの方向の面に対しても検討する必要があります。 ここでのまっすぐな棒のようなものでは、切断面の向きは、誰がどう見ても、長手方向に垂直な面を選ぶことになって混乱する心配はありませんが、2次元問題、3次元問題になると、要注意です。 なお、領域の端の点についてですが、平面での切断方向によって、最初の切断面では端だったA点が、別の切断面では端にはならない、という状態が生じ得ます。 また、点A~Dが、領域のどちら側に所属するか、などという議論は、数学的には価値があるかも知れませんが、材料力学としては無意味です。これを議論するためには、たとえば、点Bにおける力の作用の仕方まで具体的にわからないとできないからです。そんなことはあまり重要ではありません。

sanakazu
質問者

お礼

非常に丁寧な解説を頂戴して、心より感謝いたします。これから精進し、知識向上に努めます。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • h191224
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回答No.1

まず、応力という概念について、まだ理解ができていないようですね? この場合は、「このような場合の応力って?」ではなくて、「このような場合の力って?」と尋ねるのが適切です。あなたは応力についての議論ではなく、力についての議論をしていますので。 さて本題です。 材料力学は「固体力学」のひとつです。「固体力学」では、どこかに力を静かに作用させると、その力の値は、その固体が続く限り、無限遠のかなたにも達します。(これに対するのが「流体力学」です。) ただし、材料力学では、必ず釣り合った力しか考えません。だから、どこかに1000Nという力があると、ほかに必ず同じ大きさで向きが逆の力(またはベクトル的に和をとると、大きさが同じで向きが逆になる力)があります。(機械力学では、釣り合っていない力も扱います。) その結果、次のことが言えます。 (1)力が作用している領域外では、力の値は0。 (2)領域内に入ると、作用点を越えるごとに、その値が足されていく。 (3)引張力、圧縮力の議論をする場合には、 -a) 領域外に力が向いている時は、引張 -b) 領域内に力が向いている時は、圧縮 この問題での力は、右向きを正として表示すると、  PA=-1100N、PB=600N、PC=-400N、PD=900N となります。 (1)だから、PAより左と、PDより右の領域では、もし棒が存在しても、力は0です。 (2)次に、左から順次棒を右方向にたどっていくと、 ・PAを越えた時点で、PA-PB間の力は、1100N(引張)、 ・PBを越えた時点で、PB-PC間の力は、500N(引張)、 ・PCを越えた時点で、PC-PD間の力は、900N(引張)、 となります。 これは、右側から考えていっても、結果は同じになります。 もし、力が、  PA=-1100N、PB=1500N、PC=-1300N、PD=900N なら、 ・PAを越えた時点で、PA-PB間の力は、1100N(引張)、 ・PBを越えた時点で、PB-PC間の力は、400N(圧縮)、 ・PCを越えた時点で、PC-PD間の力は、900N(引張)、 となります。 なお、応力とは、ある断面を考えたとき、その断面に作用する力を、単位断面積あたりに換算したものを指します。単位は必ず[力/断面積]、実用上の具体的な単位は、N/mm^2です。むしろこれと同等な、MPaの方が多く用いられます。 面に作用する力は、3成分あるので、応力も3成分現れます。 よく「ある点の応力」という言い方をしますが、厳密にはそのような概念は存在しません。「点の応力」とは、その点を通過する3枚の直交する平面を考えた場合の、それぞれの平面に関する応力を意味しています。したがって、「ある点の応力の成分」は、1平面あたり3成分×3平面=9成分あります。(しかし、独立な値は6個だけです。) 応力については、自分で勉強してみて、わからなかったら、また質問してみましょう。

sanakazu
質問者

お礼

ご指摘、また丁寧な解説をありがとうございます。そうすると、B-C間では0(ゼロ)Nと言えるのでしょうか? 「作用点を越えるごとに加算」とあるので、A-B間・C-D間を個別に考えると-1100N・+900Nとなるのでしょうか?或いは棒全体がつりあい状態であるため、0N・0Nとなるのでしょうか?

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