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平和を守り続けることができた理由
皆さんこんにちは。 先日から「竹島問題」でゆれています。 日本は特別強硬な姿勢はみせているわけでもなく、 外国との衝突をできるだけ避けようとしているようです。 いずれにしても日本は平和な国ではあると思います。 そこで質問です。 日本が戦後からずっと平和であり続けられたのは、 そういう外国との衝突をなるべく避けてきた、 政治家達のおかげなのでしょうか? それとも、憲法9条があるからでしょうか? あるいは日米安保条約があるがために、 日本は平和でいられたのでしょうか? 何卒よろしくお願いいたします。
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平和とは何か?という疑問がのこりますけど、「平和=戦争していない・まきこまれていない」事であるならば、憲法第9条のおかげであるのは間違いありません。 憲法第9条があるおかげで、日本は同盟国や国際社会の一員として、戦争に参加することが求められても、拒否することが出来ました。 「憲法」という民主主義にとってもっとも重要な「(国内の)決めごと」に対しては、欧米は尊重してくれます。 よって、「憲法第9条」を盾に、日本が軍を派遣しなくとも、理解が得られるのです。 ただし、「国際平和に貢献している」という評価にはつながりませんが。 一方、日米安保の方は、「日本が侵略戦争をしかけられていない」という意味で意味があったと思います。 これにより、日本は米国をバックにつけて抑止力を維持してきた面は否めないと思います。 「日本に手を出したら、米国は黙っていないぞ」というメッセージを、世界(得にソ連など)に日米両国がアピールした訳ですから。 ちなみに、日本外交が「外国との衝突をなるべく避けてきた」というのは、誤りですね。 日本も衝突や妥協を繰り返しながら、外交戦を戦ってますよ。 まぁ、最近は競り負けるのが多くなってきたようですけど。(そこはそれ、戦略と交渉力の問題) 例としては、1970~80年代の貿易摩擦問題・捕鯨問題・WTO交渉などが有名でしょうか。 これらは、衝突と妥協を繰り返していて、「弱腰一辺倒」だった訳ではありません。 たまたま、解決策として「戦争」を両国が選ばなかっただけにすぎません。 まぁ、「戦争」を選ばせなかった要因として自衛隊と日米安保があるんでしょうけど。 因みに、「竹島問題」で日本が強硬な姿勢にでないのは、国益と天秤にかけての結果であろうと思います。 つまり、自衛隊などを派遣して、韓国の実行支配部隊を追い出して、「日韓戦争」勃発させる危険を冒すより、いったん問題を棚上げにして国益を確保する道を選んでるのです。 実際に、日韓漁業協定などで排他的経済水域とかを決める際に、「竹島がなかったら」という想定をした上で決定されています。 つまり、「竹島が自国領」であるかどうかよりも、「竹島周辺の海域の資源を、どうより多く確保するか」であり、「その資源を確保するのに戦争をする価値があるのか」など、これらを考慮した上での、今までの日本の態度でしょう。 もう一つ外交について付け加えると、「日本の外交」は世界ではそこそこの評価を得ています。 というのも、「日本外交」はあまり「国威を示す」とか「国家主義・民族主義」的な言動をしたりしないからです。(まぁ、最近はそれを主張しろ~という政治家やコラムニストが増えてますけど) まぁ、私個人は「経済ベースでしかモノを考えていない」からだと思ってますけどね。 ではでは、参考になれば幸いです。
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- free_777
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> そこで質問です。 > 日本が戦後からずっと平和であり続けられたのは、 > そういう外国との衝突をなるべく避けてきた、 > 政治家達のおかげなのでしょうか? > > それとも、憲法9条があるからでしょうか? > あるいは日米安保条約があるがために、 > 日本は平和でいられたのでしょうか? 私は、戦後から今までの日本は、国家のモラトリアム期にあったのではないかと考えています。 これは、エリク・ホーンブルガー・エリクソン(Erik Homburger Erikson)が経済学から心理学に導入した概念ですが、つまり今まで青年期のような状態であったのではないか。 心理学の小此木啓吾氏ではないですが、今まで、モラトリアム国家であったのではないかと思っています。只、私はステレオタイプに国家というものに軍事的なものを結びつける気は、毫も有りません。 今まで、日本国憲法を特に9条を積極的に日本人が理解していただろうか、日本が世界の中でどういう役割が出来るだろうかという事を考えて来なかったことに、むしろそう思うのです。 そういう意味では、右も左もモラトリアム期にいたのではないかと思うのです。 日本が、今まで平和でいられたのは、国家間の戦争を指しているのであれば、複合的な要因があるでしょう。憲法第9条、冷戦下での日米安保条約、自衛隊、外交で敵を作らないように多角的に外交を展開したことです。 戦後を否定するのではなく、戦後を肯定し、戦前との連続を見つけ、それと和解することが日本には、必要なんだと思います。 それが、日本の新しい姿ではないでしょうか。
お礼
こんにちはー 詳しいご回答恐れ入ります。 私も戦後は別に否定することはないと思います。 もちろん、敗戦から東京裁判史観などにより、国民の 考えも左右に別れましたが、それはそれでうまく 調和が取れているような気がします。 戦前は半強制的にでも考えはまとまっていたのですが。(笑 ご回答ありがとうございました。
- kikkikiki
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ははは、日本人が愛国心のない国民に育てられたからでしょうね。 平和と言えば平和なのでしょうが、ガラス細工みたいな平和だと思います。 例えば、食料もエネルギーも輸入に頼っている現状、国内では理解し難い殺人事件が毎日のように起こったりして、こんな現状が平和だと思い、また国民が他国に拉致された過去などもありながら、平和を守り続けることができたと言えることこそ、日本的国民性の現れであり、それが日本独自の平和なのかも知れませんね。 質問者さんは日本が平和だという前提のようですが、この種の問題は、平和とは何ぞや、の定義から始めないと議論できないように思えます。
お礼
こんにちはー >平和とは何ぞや、の定義から始めないと議論できないように思えます 平和とは何か? これは皆考え方が当然違ってくると思いますね。 今現在、日本は平和だと感じている人でないと、 この質問に対しての回答はできない。ということですね。 ご回答ありがとうございました。
- wangwinf
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こんにちは。 何も、要因を一つに絞る必要なないと思いますよ。 もちろん、外国に侵略されることがなかったのは、日米安保と自衛隊のおかげでしょう。 じゃあ日米安保と自衛隊だけがあれば戦争が回避できたかと言えば、 例えば関東軍みたいに出動命令も無しに勝手に戦争を始める軍隊を持っていれば、戦争の惨禍は避けられなかったと思います。 憲法9条がなければ? 朝鮮戦争に日本も出兵することになったでしょうし、あるいは日本も戦場になっていたかも知れません。 そう考えると、「これ」という一つだけの要因でなく、さまざまな要因が複合的に絡まりあって 平和が保たれてきたと考えるのが自然ではないでしょうか。
お礼
こんにちはー >さまざまな要因が複合的に絡まりあって 平和が保たれてきたと考えるのが自然ではないでしょうか。 あ、そうですね。確かにおっしゃるとおりだと思います。 憲法9条や日米安保だけではなく、それ以外の事も絡みあって 今の平和があるということも、当然ながら考えられますよね。 ご回答ありがとうございました。
- jamiru
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江戸幕府が酷い暴力時代の戦国を終わらせる為に色々と試行錯誤したから。 それ以前にも戦国大名は暴力の連鎖を止める為に必至になってましたね。 日本の平和への思想・主義の根底はここから始まっています。 9条は利用した手段の一つであって、本命じゃないよ。 暴力が支配した戦国の思想を断ち切るために徳川綱吉は生類憐みの令を実行したくらいです。 こういった先人の思想を受け継いでいるだけじゃないでしょうかね。
お礼
こんにちはー >日本の平和への思想・主義の根底はここから始まっています。 かなり昔に遡られましたね(笑 でも、本当に日本人に平和の骨子ができあがった のは、その辺りくらいなのかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
- pluto003
- ベストアンサー率17% (31/180)
何をもって平和か?みたいな部分もありますが、日本が豊かさを得るのに紛争や戦争に巻き込まれない事を国是としてきた事が、結果として日本に平和?をもたらしたとはいえるでしょう。 「東西冷戦で勝利したのは日本や中国である」などとも言われるように戦争にかまけている国家は疲弊することになる。元々米国が世界一の発展を遂げたのも、世界大戦期にヨーロッパが戦争をする中、物資供給国となると同時に安定国として産業が米国へ移ってきた事が米国発展の最大の要因であります。その後の東西冷戦では米国はソ連に勝利しましたが膨大な借金漬けになり、その間に日本が大幅な経済発展を遂げる事になりました(しかしその後日本はその借金を買い支えるという事態になり、日本もその余波から借金漬けですが)。 地域の安定、戦争や紛争に巻き込まれないというのは国家の繁栄にとってもっとも重要な事柄の一つでしょう。しかしもう一方で避けきれない戦争・紛争というのもないわけではないので、その点で「戦後の日本政治はごまかしである」というのも一つの答えでもあるのでしょう。 歴史に"もし"はない というのが答えな気がしますが。
お礼
こんにちはー >何をもって平和か? 戦争をしない、巻き込まれていない。 国の治安が良い。など考えられますね。 >「東西冷戦で勝利したのは日本や中国である」 そうですね、アメリカからすればもともと日本は、 共産主義の防波堤のような存在でしたが、 冷戦が終わり、気がついてみると勝者でしたね。 ご回答ありがとうございました。
- toshi-tsugu
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「平和」というより「戦争しなかった」「占領されなかった」ということではないでしょうか。それはおそらく安保条約のせいではないかと思います。憲法9条という人もいると思いますが、外国が侵略する場合、憲法なんか無関係ですよ。両手をあげて無抵抗で占領されることを望んでいる人がどれくらいいるか知りませんが、安保条約というアメリカの力が近隣諸国からの侵略を防いだと考えております。その結果、自国の防衛ということを考える人が少なくなり、国防と言えば右翼などと馬鹿なことを言う人が増えたのも事実でしょう。北朝鮮の拉致問題、竹島問題、尖閣諸島問題、何も解決できません。政府の対応は独立国としての体をなしていないように思います。国境を守るということは「自衛」なので自衛隊の任務です。無理なら安保条約に基づき米軍に依頼すべきではないでしょうか。
お礼
こんにちはー >「平和」というより「戦争しなかった」「占領されなかった」ということではないでしょうか。 そうですね。外国に戦争を仕掛けられなかった。 ということでしょうね。 それは、やはりアメリカの後ろ盾があってからこそ、 つまり安保条約ということですね。 ご回答ありがとうございました。
人類の歴史は戦争の歴史と言いますよね。 ミラ・ジョボヴィッチとブルース・ウィリスの映画「フィフス エレメント」でも 「戦争を繰り返す人類を救う価値なんてどこにあるの?救ってもまた殺し合うんでしょ?」 というようなセリフがありましたね。 日本も敗戦からまだ60年程しか経っていません。100年も経っていないんです。 もうすぐ広島・長崎の原爆の日ですが、原爆投下や学徒動員やその他の多くの悲惨な犠牲の末に、 国民が戦争の悲惨さを共有しているから、世論が戦争放棄を支持しているから、 平和が守られてきたと言えます。 質問者さんも戦争は嫌だ、戦争をしてはいけないと思うでしょう? この意識があるからこそ、これまで、政治家や憲法9条や日米安保も、 平和維持の方向に役立ってきたのだと思います。 したがってご質問に対しては、国民の戦争放棄の意識が平和の源であり、 政治家の言動、憲法9条の維持、日米安保の成立はそこから生まれた 副次的現象であり、 現実的な平和維持に役立ったのだと思います。 ただ、50年もすれば国民の思いも変わっているかもしれません。 今後も平和が維持される保証はありません。 憲法9条による戦争参加への抑制、 米国の傘の下にいることでの諸外国からの侵略の抑制も必要ですが、 あくまで国民一人一人の戦争に対する意識がその根幹です。
お礼
こんにちはー >質問者さんも戦争は嫌だ、戦争をしてはいけないと思うでしょう? 今もどこかで戦争は起こっています。 その戦争での善悪はわかりませんが、戦争は無いに こしたことはないと思います。 これは、ほとんどの国民がそう願っていると思います。 ご回答ありがとうございました。
- mohumohu23
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第二次大戦後の日米間の関係と、米国による日本戦力の封じ込め、その後の冷戦と言うあらたなパワーバランスが結果的に日本を戦闘の中に投じる状況を作らなかっただけで、憲法9条程度でそれがなしえたわけではなく総合的な理由です。しかし日本はWW2以降戦争に参加してないかといえば、それは嘘であり発砲などによる交戦に参加してないだけで様々な形で参加していますし実質的戦闘行為にも参加しています。 講和条約締結以前ですが旧日本海軍からなる海上保安庁は掃海作戦を国連軍作戦指揮下で他国交戦の最中行っています。 日本がこれまで戦争と無関係というのは、平和に感じているのは、まぁそうなんでしょうが、ただの幻想です。
お礼
こんにちはー >日本がこれまで戦争と無関係というのは、平和に感じているのは、まぁそうなんでしょうが、ただの幻想です。 そうですね。アメリカの依頼があれば武力は使わないに しても、ある程度の関与は仕方がないという事もありますね。 ただ、他国と相対的に考えれば平和なのでしょうね。 ご回答ありがとうございました。
- makocyan
- ベストアンサー率39% (1039/2623)
「日本が外国に戦争をしかけなかった」ことには憲法9条が大きく貢献していると思います。ただし憲法9条はあくまで日本の法律(あたりまえ)ですので、外国に対する影響力はありません。 「日本が戦争をしかけられなかった」ことについては、在日米軍・自衛隊という現実の戦力を置いていたからだと思います。 そういう意味では、そうした国策をとってきた政治家の功績であるでしょうし、そうした政治家を選んできた国民の判断が正しかったとも言えるのではないでしょうか。 「いい国」になったかどうかはまた別問題ですが。
お礼
こんにちはー >「日本が戦争をしかけられなかった」ことについては、在日米軍・自衛隊という現実の戦力を置いていたからだと思います。 在日米軍の存在は日米安保条約に関係しているので、 憲法9条と日米安保条約が大きいのですね。 ご回答ありがとうございました。
- neconama
- ベストアンサー率26% (146/541)
日本は、アメリカという虎の威を借りて、のうのうと平和ボケしていたというのが、現状でしょう。 しかし牛肉問題など逆らい続けた日本に、これからも露払いをしてくれるとは限りません。 その表れが、今回の竹島問題でのアメリカの態度といえるでしょう。
お礼
こんにちはー >のうのうと平和ボケしていたというのが、現状でしょう。 なるほど。平和ボケすぎて、大事なところで闘争心が なくなった。ということも言えそうですね。 ご回答ありがとうございました。
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お礼
こんにちはー >日本外交が「外国との衝突をなるべく避けてきた」というのは、誤りですね。 そうですね。私の書き方が悪かったようですね。 弱腰と言われながらでも、日本が今まで平和でおられたことは 外交でも結構がんばっている。ということなのでしょうね。 ご回答ありがとうございました。