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メディアは悪いと、言われるけれど・・・

■メディア批判をよく聞きます。 偏った報道。 大衆に迎合 クオリティが低い 世論を誘導しようとする ・・・ ■ですが、もちろんメディアがあるからこそ、 大いに助かっている点も。 情報簡単に手に入る ・・・ ? それだけ? (「それだけ」が、大きいのか・・・。) *「メディア」という単語で自分がイメージしているのは、 新聞・テレビ・ラジオ・・・などといったものです。 ■批判ばかりされているにもかかわらず、 何も変わっていないようにも思います。 結局、ユーザーである私たちの意識が根本から 変わらなければならないのでしょうが、 【具体的に、どう気をつければよいのでしょうか?  何をすれば、良いのでしょうか? 】 どなたか、アイディアというかご意見がありましたら、 よろしくお願い致します!

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  • tyr134
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回答No.6

こんばんは。 メディアについては、メディア論という専門的に分析する学問分野ができつつあるので、一度そちらの入門書とかを読んでみると参考になるかもしれません。 『メディア論』 (放送大学教育振興会) 吉見 俊哉 (著), 水越 伸 (著) 以下は、そうした本を読んだときのうろ覚えの知識ですが、参考になればと回答してみます。 メディアには、「役割」というか「機能」というかそういったのがいくつかあります。 1つは、情報伝達機能です。 一般には、「報道」と言われる機能で、日々起こった「特別な」出来事や政府の動きなどを伝える機能です。 2つめは、解説機能です。 1の「情報」を流しただけでは、理解できない人がいますし、そうした人にも情報を伝えるための機能です。 少し注意してもらいたいのは、「理解できない人=学力がない。バカ」という意味ではありません。 人はすべての知識を身につけるなんて不可能です。 よって、必要なときに必要な方法でそれを補います。 これは、東大の名誉教授であろうと中卒の人間であろうと変わりません。 メディアは、あらゆる人に向けて発信されるので、こうした解説機能が必要になります。 3つめは、娯楽機能です。 ドラマ・バラエティ・生活情報番組etc,,あらゆる娯楽を提供するのが役割です。 これら3つの機能は、それぞれ独立して存在してるわけではなくて、お互いがお互いに複雑に絡み合っています。 報道番組だからといって、娯楽機能が無いわけではないですし、逆も然りです。 ただ、これらの機能のどの面が全面にでるか?は、国の事情によって変わってきます。 例えば、北朝鮮のような独裁国家だと「限定的」な1の機能が全面に出てきます。 つまり、政府の意見や命令をただ伝えるだけの機能ですね。 逆に日本や欧米のような、民主化・大衆化した社会では3の機能が全面に出てきます。 このことは、しばしば「下品・低級・ゴシップ的」などと批難されます。(しかし、それが一番売れるという現実があります) これは、おそらく「資本主義」が根底にあるモノと思われます。 つまり、メディアはあらゆる情報(報道情報だけではない)を売る企業であるという事ですね。 メディアは「情報伝達機関」であって、「報道機関」だけではありません。 ただ、「公共性」というモノが一般の私企業よりも強く意識されるうえ、「報道機関」として発展してきた歴史があるので強調されるんですね。 こうした情報機関とうまくつきあう方法は、やはり「情報リテラシー」をいかに受け手側が身につけるかに掛かっているといえます。 「情報リテラシー」というのは、後天的に身につけられる技術ですので、自分で意識して磨いていくしか無いでしょうね。(日本じゃまだあまり教育してくれませんから) 例えば、本を読むときは必ず著者の履歴や第三者の評価を聞いて、どこまで信頼が置けるかを判断したり。 政府や公官庁など公的機関が出してる統計や調査報告書などを参考に、ニュースを判断したり。 社会的に「情報リテラシー」が高まれば、必然的に「低俗な」情報は売れなくなり、結果としてマス・メディアの質も上がる。 欧州を中心に、そうした期待を込めて「情報リテラシー教育」に力を入れているようです。

penichi
質問者

お礼

いつもどうも、ありがとうございます。 本当に物知りな方なんですね。 ○メディアとは、いかなるものなのか。 ○情報リテラシーというものについて ○他国は、これに力を入れていることなど・・・ とても判りやすい解説を、どうもありがとうございました!

その他の回答 (5)

  • Bayonets
  • ベストアンサー率36% (405/1121)
回答No.5

>結局、ユーザーである私たちの意識が根本から変わらなければならないのでしょうが、 >具体的に、どう気をつければよいのでしょうか?何をすれば、良いのでしょうか? 】 メディアはどこの国のメディアでも究極的には国益を第一に考えているものです。 だから、私利私欲に走った政治家や、遣り過ぎた企業家はマスコミの批判の対象となります。 さて、日本の場合は、敗戦(決して終戦ではない)から60余年が過ぎても未だ国の進むべき道もあきらかになってないと思います。 進むべき道も明らかになっていなければ当然国益についても不明確です。 メディアの役割とか、使命とかメディア自体にわかってないようです。 ですから、国益を無視し、他国に有利な論調の記事が大勢をしめるようになるわけです。 日本の政治家、企業家、メディア、それに国民…敗戦について真摯に向き合い、敗戦の原因について分析もなされないまま、いわゆる『日本は悪いことをした、反省している』だけで済ませてきたのが、現在の日本のグダグダの根本原因だと思います。 国民のニュースソースがメディアだけだった今までと違い、今や望むニュースは世界のメディアソースが利用できます。 もはや、既存の新聞テレビなど捨て去る時代です。

penichi
質問者

お礼

メディアを語るとき、そこに国益という言葉がはずせないのだと、感じました。 世界中のメディアソースということですが、 どうしてもまだ、海外のニュースは(アクセスは可能であっても、言語が・・・)読む気になれません・・・。 ・・・。要勉強。 どうも、ご回答ありがとうございました!

回答No.4

メディアというのは、 個人は映し出す事ができますが全体を映し出す事はできません。 異常をうつすことは得意ですが通常を映し出す事は苦手です。 (教科書にこんな感じのこと書いてあった気がします、以下自論。) ようするにテレビの秋葉原とかの中継で映し出される「オタク」の人々は、日本に何人もいるオタクの中の「絵になるオタク」なのです。 テレビ中継で全く普通のアニメ好きをうつすよりは、 ちょっとおかしなアニメ好きを映した方が視聴者が絶対増えますよね? つまり日頃私たちが目に 耳にしているメディアってものは、 全体の中のごく一部、通常でない異常、 偏りすぎた物ばっかりなのです。 つまりはユーザーである私たちは、 メディアそのものに常に少し、疑いの目を向けて 今見ているものがそのなかのごく一部であるということを認識し、 それを踏まえたうえでの見解を出せばいいと思います。

penichi
質問者

お礼

個人は映し出す事ができますが全体を映し出す事はできません。 異常をうつすことは得意ですが通常を映し出す事は苦手です。 ↑ なんとすばらしい、メディアについての言葉でしょう。 聞いたことは、たしかにありましたが・・・。 メディアと言うものの本質に、一歩近づけたような、 大袈裟な言い方ですが、 気がしました。 どうも、ご回答ありがとうございました!

  • souun1432
  • ベストアンサー率24% (43/179)
回答No.3

20歳代の男です。 メディアも結局は商売だということを忘れてはいけないと思います。 製造業やサービス業が売上・利益が全てなのと同じく、 彼らは視聴率とスポンサー料が全てなのです。 乱暴な話、この2つを得られてなおかつ法に触れなければ ウソ八百を並べ立てても、彼らにとってはノープロブレムなわけです。 実際、一見は社会正義を振りかざしたように見える報道も 結局は大衆を煽り、権力者を誹謗し、社会の汚い部分に目を向けさせようとします。 これらは全て、自分たちのメシの種のためです。 ですがメディアがなければないで困るのです。 遠い海外で起きたこと、国内の僻地で起きたことが その日のうちに全国に知れ渡るのは、メディアの力に他なりません。 また上記のような金儲け報道だけではなく、 命を懸けてジャーナリズムを貫こうとしている記者もいるわけです。 必要悪と言ってもいいかもしれません。 私はメディアが変わらないのであれば、視聴者が変わるべきだと思います。 メディアのレベルは、その国の国民のレベルを反映していると思います。 今の日本のレベルでは、北朝鮮や中国のことを笑えません。 そこで、実際にはどうすればいいのかということですが…。 与えられた洪水のような情報の中から、 本当に正しいと思えるものを選択することが大切です。 そして歪曲された情報の歪曲された部分に気づき、排除する。 メディアに目を向ける時は、この作業が必要です。 そうしなければ、無責任な報道やコメンテイターに踊らされます。 私はニュースを見る時は、常に懐疑的な視点で見ています。 そうすれば、誰が胡散臭いかなどがわかるようになります。 個人的にはNHKが見やすくて好きですけどね。

penichi
質問者

お礼

ふむむ。 わかりやすいご意見を、どうもありがとうございました。 一人、自分の中で信頼できるニュースソースを作り、 その情報源を基準として、判断をしていくというのも、 ある意味危険なのかもしれませんが、一つの方法かとは思いました。 どうも、ご回答ありがとうございました!

  • sotom
  • ベストアンサー率15% (698/4465)
回答No.2

国際線の機内誌から排除されたような、下品なゴシップ週刊誌や スポーツ新聞を必要としない社会にしていくしかありません。 しかし、これは理想論です。悪くなるのはあっという間ですが、 良くしていくのは本当に大変なんです。 電車の中を見回しても、そういったモノしか読めない層が多いのは、 ひとえに教育レベル(学歴とは無関係な)が反映されただけでしょう。 「週刊誌の作り方知ってるかい? 強きをけなし弱きをわらう 勝者のアラさがしで庶民の嫉妬心をやわらげ、 敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える。 これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」 「卑しい国民だ」 「だから独裁者も革命家も出現しないんだよ。 いい国じゃないかまったく」 15年以上前の少年漫画のある台詞ですが、正鵠を得ていると思います。

penichi
質問者

お礼

民主主義は、その国の民のレベルに応じたものになる・・・ といったような言葉を聞いたことがありますが、 メディアにもまさにそれが当てはまると いうことなのでしょうかね。 少年漫画・・・なんだろう。あれやこれや。 ですが、たしかに 判りやすいですね。 嫉妬心と優越感。人間の汚い部分を、きちんと反映して「くれて」いるんでしょうね。 どうも、ご回答ありがとうございました!

回答No.1

所詮、視聴率第一の営利団体ですからね。高尚なものではないと思います。

penichi
質問者

お礼

やはり 視聴率 ですね・・・。 どうも、ご回答ありがとうございます!

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