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一つの作品について作者と読者の持つ考え方

sanoriの回答

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

こんばんは。 しかたがないことだと思います。(←作者にとっては) 女性が、自分のお気に入りのドレスを着て、メイクもびっしり決めて、 その結果、見る人達がどういう評価をするかは、賛否両論でしょうね。 以下、個別に述べます。 絵画や書道のコンテストで金賞を取った作品が、審査員が作者と同じ考え方で評価された結果、金賞になったのかどうかはわかりませんよね。 知り合いで作曲家兼ピアニストがいるんですが、コンサートの打ち上げで一緒に飲んだときに、彼の作品は何を表現しようとしているのかを尋ねたところ、若干機嫌を損なわれた表情で、 「僕は、音楽は純粋に音楽としてしか作曲していない。」 と言われてしまいました。 ちなみに、典型的な現代音楽です。 音楽に関わったことのない人は、彼の曲や考え方をわかるはずがありませんよね。 とはいえ、私は彼の曲を聴いて素晴らしいと思いました。 吹奏楽のコンクールを見に行ったとき、ある高校の演奏で、課題曲の一部を先生(=指揮者)が少しだけアレンジした演奏があったのですが、 審査員から、非常に高い評価を受けて金賞を受賞しました。 大学入試の国語についてですが、 読解の問題では、作者の考え方を問う設問がよく出されますけれども、 たしか、作者がその問題と正解を見て、自分の意図とが違うということを明かしたという、 笑い話のようなことがあったと聞いたことがあります。 私見ですが、 自分なりに「好きだ」とか「感動した」と思えれば、それでいいのではないかと思います。

qmg7724
質問者

お礼

わかりやすく回答してくださってありがとうございます。 やっぱり仕方がないということですね。

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