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一つの作品について作者と読者の持つ考え方

Yo-Na-Cの回答

  • Yo-Na-C
  • ベストアンサー率47% (9/19)
回答No.4

往々にしてあると思います。 昔、気紛れで作った短歌を新聞に載せてもらったことがあるのですが、その時の選者の方のコメントが、私が描いたつもりの気持ちとは正反対で、ビックリしたことがあります。あと、私はピアノを弾くんですが、この曲はしっとり、少し不思議な響きで・・・など色々考えて弾いても、そうは思われなかったり。 表現の形態によらず、発信側の感性と受信側の感性、両方があって初めて成り立つものだと思います。そこが発信側としては緊張する点でもあり、また一期一会の面白さを感じるところでもあります。私のピアノは趣味なので気楽ですが、作曲家なんて、自分の作品をいろんな人に弾かれて精神的にさぞ大変(?)だと思います。私自身は、自分の意図したように受け取ってもらえない=表現が拙いのだと思っています。今日はこんな風に弾いたの!と解説はしませんし、どう評価されても覚悟の上(大げさですが)で演奏してます。短歌も、読んだ人から見たワタシはこういう人に見えるんだ~、と自分では知りえなかったことを教えてもらった気持ちです。 受け取る側の立場としては、私は自分の感性の世界を広げていきたいので、作る側がどういう考えで作ったのかを調べたり想像したりしながら鑑賞することが多いです。 でもいつも「この作者は・・・」と考えると疲れることもあるので、あえて何も考えずに作品を楽しむことに専念することもあります。 それに、自分では考えたつもりでも、結局作者の意図とは違っているのかもしれません(そもそも、意図を汲んでいるとどうやって判断するのか??)。でも、作者の意図と私が何を感じるか、同じだけ大切なものだと思います。 とりとめなくなってしまいましたが、作者と鑑賞者の気持ちの違いがあったとしても、両者のトータルの幸せ度?が少しでもupすれば、その作品の価値はあるのではないでしょうか。

qmg7724
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。最後のコメント、「両者のトータルの幸せ度?が少しでもupすれば、その作品の価値はあるのではないでしょうか。」で満足しました。

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