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酵素精製 : 溶出ピーク

DEAEを使って酵素精製をしています. リニアグラジエントで用いるバッファーのpHを, pH 9からpH 5.5に変えると, 溶出ピークは遅くなるのでしょうか? (溶出塩濃度は同じです.)

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回答No.1

イオン交換クロマトグラフィは基本的にイオン強度を変えることで結合タンパク質を溶出させるので、溶出時にpHを変えるのは意味がないような気がします。溶出時にpHを変えると溶出ピークがブロードになり解析不能になる可能性もあります。溶出パターンを変えたい場合は塩濃度グラジエントを変えたり、途中で変化させたり、ステップワイズにしてみるのがよいと思いますよ。カウンターイオンの濃度を予備的に調べてみるといいかもしれません。 なお、DEAEは弱イオン交換体なのでpHが変わると交換能が変化します。また、タンパク質はpHを上げるほど陰イオン交換体に結合しやすくなります。結合させる段階での条件検討も結構大事です。 がんばって実験してください。

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