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膜タンパク質の結晶化が難しい理由は?

タンパク質の構造解析について質問です。 膜タンパク質の結晶化はなぜ難しいのでしょうか。 ある説明によると、 「その最大の原因は、調製において界面活性剤の可溶化により  疎水性領域がミセルで覆われ、結晶格子が形成されにくいことである」 とあるのですが、 この文章について、以下の点がわかりませんでした。 ・ 膜タンパク質が溶けにくいのは、膜の成分が脂質だから?  それとも膜タンパク質に疎水性領域の部分が多いから? ・ 疎水性領域がミセルで覆われると、どうして結晶格子が形成されにくいのか 素人で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

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回答No.1

>・ 膜タンパク質が溶けにくいのは、膜の成分が脂質だから? > それとも膜タンパク質に疎水性領域の部分が多いから? 膜の成分が脂質なので、膜タンパクの膜貫通領域は疎水的です。 従って、膜タンパクはそのままでは溶けません。 溶かすためには界面活性剤を使って、疎水部分を覆わないといけません。 しかしタンパクが天然状態を維持するように注意しなくてはいけません。 タンパク結晶というのは、タンパク同士が同じ様式で繰りかえし接触することで規則正しく並んだものです。 ミセル間の接触ではそれは望めません。タンパク質の部分で接触する必要があります。 よって界面活性剤についても足があまり長いものではよくないらしいです。 というようにいろいろと検討が難しいということです。 また、膜タンパクの場合、組み換え技術でタンパクを大量に得るということも難しいです。 以上

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