避妊方法について知りたい！悩みを解消する方法は？

質問

• 避妊方法について知りたいので質問させてください。私は最近彼氏ができて、安全な性行為のために知識を身につけたいです。
• コンドームはもちろん大前提ですが、安全な日以外に性行為を控えるべきなのでしょうか？友達には聞けず困っています。
• 射精するときはコンドームを外に出すべきなのでしょうか？妊娠を避けたいので、正しい避妊方法を知りたいです。

回答No.8

noname#64420

こんにちは。女性です。

付き合って1年はゴムで避妊していましたが、現在は生理痛緩和と避妊のために低用量ピルを服用中ですので、ここ2年は彼と話し合ってピルのみで避妊しています。
ゴムで避妊していたときは、やはり心のどこかに常に不安がありましたが、今は妊娠の不安に怯えることもなく、エッチの回数が多いのですが一度も避妊に失敗したことはありません。
お互い信頼していますので、ゴムなしでも性感染症の心配はしていませんし、実際性病になったこともありません。

個人的には『安全日・危険日』という考え方はしない方が良いと思いますよ。
女性の体は機械ではありませんので、生理周期も安定していてきちんと基礎体温を測っている女性でも、排卵や生理日が前後することはあります。

だからこそ、妊娠を望まない状況であるのなら、男女関係なく、避妊に対してはきちんとした意識を持つべきですね。
エッチは『愛情の表現行為、快楽のための行為』の前に、いわゆる『生殖行動』です。
結婚前の性行為については、それをお互いが十分理解した上で、お互いきちんと責任を持つべきだと思いますし、避妊については二人で一緒に真摯に向き合うべきだと思います。

もちろん100％の避妊方法はありませんが、『ゴム＋ピル』でほぼ完璧な避妊成功率を得られると思いますよ。
ピルは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを上手く配合して、体を妊娠しているのと同じようなホルモン状態にするため排卵が起きませんので、『ピルを服用している間』は避妊効果を得られます。
そして、ゴムは性感染症を予防出来ます。
万が一エッチの途中でゴムが破れて精液が漏れたとしても、予めピルを服用することにより妊娠の可能性は格段に低くなりますので、『ゴム＋ピル』での避妊はこういった予防線を張ることも出来ます。

ただ、ゴムにせよピルにせよ、『正しい使用方法』『正しい服用方法』を守らないと意味がありません。
ゴムを挿入前に付けていなかった場合（初めは生で挿入→射精前になってゴムを付ける）、カウパー氏腺液（いわゆるがまん汁）には、前回の精子が僅かでも残っている可能性がありますので、着床条件が揃っていれば妊娠する可能性はあります。
ゴムを二重に装着した場合、内側と外側のゴムが擦れて破れやすくなりますし、サイズの合っていないもの、乱暴に扱って傷が付いてしまったもの、使用期限の切れているものは、途中でズレたり破れたりする可能性もあります。

ゴムで避妊していたときは、彼は念には念を入れて、射精直前に膣から抜いていましたが（つまりゴム＋膣外射精）、これは丁寧に抜かないとゴムがズレたり破れて膣外射精に失敗する可能性もあるそうで、逆に危険だと聞いたことがあります。
ゴムの正しい使用方法には、射精後は速やかにゴムの根元を手で押さえながら、ゆっくりと膣外へ抜き出すとありました。
ただし、もともとゴムが破損していた場合は、いわゆる『中出し』になってしまいますので怖いですね・・・。
その時たまたま排卵日が重なっていた場合、妊娠してしまう可能性もあります。

ピルは、『毎日決まった時間に飲み忘れることなく1錠ずつ服用する』ことが大前提です。
多少のズレは大丈夫ですが、「ついうっかり飲み忘れる」なんて、避妊目的でピルを服用するのなら尚更あってはならないことです。
一日も欠かすことなく、服用時刻に仕事で忙しいときも、風邪を引いて寝込んでいるときも、お酒を飲んで酔ってそのまま寝てしまいたくなるときも、毎日必ず同じ時刻に1錠ずつ服用しなければ、避妊効果は得られません。

私はピルの服用については、私自身もたくさん勉強して、また複数の産婦人科医に相談し、彼とも一緒に勉強して決めました。
『ピル』と聞くと、すぐに副作用や体への負担、将来の妊娠・出産への懸念等の偏見や先入観から、頭ごなしに否定する方が多いのですが、自分の身体に合ったピルを選んで、服用する側もきちんと勉強して正しい知識を持てば怖い薬ではありませんよ。
確かに副作用は懸念されますし、血栓症など気を付けなければならないこともありますが、『正しい服用方法』さえ守れば副効果（生理痛が軽くなる、月経量が減る、PMSの緩和等）も期待出来ます。
シミも心配ですが（苦笑）、ピルを服用し始めてから紫外線対策には以前にも増して積極的になりましたよ。
ピルについてのいろいろなメリット・デメリットを勉強して、血栓症予防のための食事に気を遣ったり、他の薬との相互作用や、1年に1回婦人科検診を受けるなど、今まで以上に自分の身体に気を遣うようになりました。
ちなみに、私はほとんど副作用もなく、逆にピルの副効果ばかりで非常に満足しています。

ゴムでの避妊はどうしても男性にお任せすることになりますが、私は個人的には、ピルは女性が自分自身の意思で避妊出来る画期的な手段だと思っていますし、正しい知識を持てば女性の努力次第でほぼ確実な避妊が出来ると思っています。
ただ、ピルに関する詳しい知識を持った信頼出来る医師を探すのに時間がかかりましたけどね。
日本は、言わずと知れたピル後進国です。
ピルの服用を検討されるのでしたら、医師に相談するのはもちろんのこと、ご自身でもピルに関する書籍やサイトでご自身が納得されるまで勉強された方が良いと思います。

ピルもゴムも費用がかかりますので、彼氏さんときちんと話し合って幸せなエッチをして下さいね。

お礼

とても詳しく解説していただき、本当にありがとうございます。
直前で抜くのはかえって焦ってしまって危険なのですね。
射精後の男性器は縮んでしまうと聞いてのでどちらがいいか悩んでいたのですが、ゴムの正しい使用方法にそう書いてあるのでしたらそちらを参考にしたいと思います。
私もピル＝副作用だと思っていたので、もう少し自分でも勉強してから考えたいと思います。
彼も私の体を大事にしてくれるのでその辺をまた話し合いたいと思います。
ありがとうございました。