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遺伝子DNAは子に50%、まごに25%正確に伝えられるものですか?

いつもお世話になっています。 遺伝子DNAは子に50%、まごに25%正確に伝えられるものですか? 遺伝子レベルでn親等にある人間の遺伝子は2^n分の1で一致している者ですか? 当方生物に関してはほとんど素養が有りません。 受験も物理化学でした。そこで上記質問です。感覚的には確率的に正しいように思います。しかし確信は全く有りません。生物の得意な方、宜しくお願いします。

みんなの回答

  • dipearl
  • ベストアンサー率38% (226/582)
回答No.4

高校で習う「メンデルの法則」では、そうなるはずですが、実際は「組み替え」が起こるため、子に伝えられる同一の遺伝子は50%未満です。ただし、X、Y染色体に乗っている遺伝子だけは組み換えがありませんので、その染色体レベルでは50%になります。 組み換えは、卵や精子が出来る時(減数分裂時)に起こる「天然遺伝子組み換え」で、必ず行われます。

chipndale
質問者

お礼

回答有り難う御座いました。 >ただし、X、Y染色体に乗っている遺伝子だけは組み換えがありませんので… 性染色体は組み替えが起こらないのですね。とすると私の遠い祖先の方と遺伝子レベルで良く一致(核酸のどの程度の配列の同一性を一致と呼ぶかは別にして)しているのは性染色体の部分だけというようなことも言えるかも知れませんね。 有り難う御座いました。

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  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.3

質問に答えようとしながら、こんなことを言うのは駄目ですが、 この質問にお答えするのはかなり複雑な解説を要します。 >遺伝子DNAは子に50%、まごに25%正確に伝えられるものですか? 簡単に言うと「正確に」ではありません。 質問者様が「遺伝子」という言葉の概念をどのように使われているか、わかりませんので、 例えば単純に「DNA」として考えられているのか、「遺伝する形態、特徴」を含まれているのか。 それによってもピンとこられないと思いますので、 http://www.nig.ac.jp/museum/genetic/07_b.html まずはこちらで、精子や卵子を作るときに起こ減数分裂では、 このようなことが起きているということをお知りになってみてはいかがでしょうか。

chipndale
質問者

お礼

回答有り難う御座いました。勉強になりました。 n親等だから2^n分の1などと単純に言えない事が遺伝では起こっているのですね。 「乗り換え」という概念は初めて知りました。遺伝では、このような複雑なことがダイナミックに起こっていることも生物の多様性を保障している一因かもしれませんね。 ありがとうございました。

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  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.2

追記。 >「伝えられた場合はほぼ100%伝えられる」のです。 遺伝形質(遺伝因子)が「ほぼ100%伝えられる」としても「それが発現するかどうかは別問題」です。 親から遺伝子を受け継ぐ場合「2本の染色単体が対になって1組の染色体になっているうちの、片方の染色単体を貰う」ようになっています。 父母の染色体に、以下のように遺伝因子が乗っていたとします。このうち、大文字で書かれた方が「優性」で「発現する」とします。 父 AAAAAbbbbbbbbbbbCCCCCCCCCCCddddddddddddddeeeee aaaaaBBBBBBBBBBBcccccccccccDDDDDDDDDDDDDDEEEEE この父の遺伝子は「A、B、C、D、E」が発現します。 母 FFFFFGGGGGGGGGGGhhhhhhhhhhhIIIIIIIIIIIIIIjjjjj fffffgggggggggggHHHHHHHHHHHiiiiiiiiiiiiiiJJJJJ この母の遺伝子は「F、G、H、I、J」が発現します。 子1、子2が、父母から、以下のように染色単体を受け継いだとします。 子1 AAAAAbbbbbbbbbbbCCCCCCCCCCCddddddddddddddeeeee FFFFFGGGGGGGGGGGhhhhhhhhhhhIIIIIIIIIIIIIIjjjjj この子1の遺伝子は「AかF、G、C、I、eかj」が発現します。 子2 AAAAAbbbbbbbbbbbCCCCCCCCCCCddddddddddddddeeeee fffffgggggggggggHHHHHHHHHHHiiiiiiiiiiiiiiJJJJJ この子2の遺伝子は「A、bかg、CかH、dかi、J」が発現します。 なお、上記の「AとF」のように「優性同士」が対になった場合は「どちらも発現する」か「どっちか判らないか、片方だけ発現する」になります。 また、上記の「eとj」のように「劣性同士」が対になった場合は「どちらも発現しない」か「どっちか判らないか、片方だけ発現する」になります。 どちらの子も「父親のA、b、C、d、eの遺伝因子を100%受け継いでいる」のですが「A、b、C、d、e因子がすべて発現はしない」のです。

chipndale
質問者

お礼

丁寧に補足頂き有り難う御座いました。大変よく分かりました。 遺伝因子を持っていることと発現することは全く別なのですね。遺伝因子を持っていても現に発現していないとするなら、その個人にとっては遺伝因子を持とうが持つまいが無関係と言って良さそうですね。 有り難う御座いました。

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  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.1

微妙に違います。 「ある遺伝形質が子に伝えられる確率は50%、孫に伝えられる確率は25%」と言うだけです。 「伝えられた場合はほぼ100%伝えられる」のです。 人間の血液型で説明しましょう。 人間の血液型は、A、B、AB、O型があります。A、BはOに対し優性です。 A型は、AA因子を持つか、AO因子を持ちます。 B型は、BB因子を持つか、BO因子を持ちます。 AB型は、AB因子を持ちます。 O型は、OO因子を持ちます。 父がAO因子のA型で、母がO型の場合、子がA型になる確率は50%です。 この時「A型の子」はAO因子を持ち、この「A因子」は「父親からほぼ100%受け継いだA因子」です。「A型の特性が50%に薄まったA因子」ではありません。 「A因子が占める遺伝子座」を親子で比べると、ほぼ100%DNAが一致します。 祖父1がAO因子のA型で、祖母1、祖父2、祖母2がO型の場合、孫がA型になる確率は25%です。 この時「A型の孫」はAO因子を持ち、この「A因子」は「祖父1からほぼ100%受け継いだA因子」です。「A型の特性が25%に薄まったA因子」ではありません。 このように「因子」の単位で見れば、50%、25%のように、単純には行きません。 なので「遺伝子の一致割合」も、50%、25%のように、単純には行きません。

chipndale
質問者

お礼

回答有り難う御座いました。 NO.2の回答にお礼をさせて頂きました。

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