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中国が警戒する周辺国の順位

中国が警戒する周辺国の順位にふと疑問を持ちました。 政府レベル: 1.インド 2.ロシア 3.北朝鮮 4.ベトナム 民衆レベル(漢民族のみ): ・なし。  近隣国への脅威は意識していない。  むしろ内政と自治区への脅威を意識している。 かな、と無根拠に思っておりますが、 ・この順位は当たっているでしょうか。 ・日本は舐められきっているので、脅威とは捉えられていないという認識で良いでしょうか? 抗日もののテレビ番組をよく流すので、脅威と捉えているのかと思いきや、日本は悪い国と公然と言うので、日本をどう捉えているのかが分かりません。 周辺国という枠組みを外せば、メディアの強い欧米国に警戒している、と考える事も可能かと思いますが、この質問では除外させて下さい。 どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授頂きたく宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • DieMeute
  • ベストアンサー率70% (571/807)
回答No.2

中国軍の配備状況と、新兵器の優先配備状況から見て、現在、中国が軍事的に一番重要視している地域は台湾海峡だというのが定説です。 台湾に近い中国の南京軍管区には、台湾全土を射程内に納める短距離弾道ミサイルが大量に配置され、新型戦闘機も優先的に配備され、配置されている陸軍部隊も精鋭部隊という話です。 また、台湾周辺の東シナ海、南シナ海の海洋資源を狙っての動きも顕著ですし、海軍力の増強も著しいものがあります。 さらには、台湾が独自開発し上海や香港を射程内に納める「雄風2E」巡航ミサイルを中国は警戒しているとも言われます。 また、台湾は、中国をはじめ周辺諸国が領有を主張する南シナ海の南沙諸島において、南沙諸島の太平島に軍を常駐させ、昨年には1000メートル級の滑走路を新設しています。こうした動きについても中国は警戒しています。 ところで、2006年の中国の国防白書では、北朝鮮の核が警戒の対象になっています。 また、近年出てきた話では、北朝鮮が不安定化し崩壊した場合、中国へ難民が大量に流入する事や、核施設、核物資、核兵器の安全性が保てなくなる事を、中国は懸念しており、もし万が一、北朝鮮が崩壊した場合は、中国による北朝鮮への軍事介入により北朝鮮を安定させ、核関連の安全を図る事が検討されているとも言われています。ただ、この話を中国政府は否定しています。 なお、2005年くらいから中国は中朝国境のフェンスを新設しているという話があり、これは北朝鮮が崩壊した場合の難民の流入を警戒しての事ではないかと言われています。 なお、この中国の国防白書では日本とアメリカの軍事的連携には警戒が必要だと指摘されています。 インドと中国は昨今、経済的結び付きが著しく、両国は貿易上の重要なパートナーです。また、昨年には中国とインドの初の合同軍事演習が行われました。 ただ、両国の国境問題はまだ、完全には解決しておらず、問題も残っています。過去2年間における中国軍の係争地への侵犯は300回にも及んでいると言われ、これは国境問題に妥協しない姿勢をインドに見せるデモンストレーションではないかと見られています。インドはこの事について冷静に対応しており、武力衝突が起きる事はないとの見解を示しています。 そもそも中国軍はこの地域に大規模な兵力を配置していません。中国には軍管区が7つあり、インドと国境を接する軍管区は二つあります。 成都軍管区と蘭州軍管区になりますが、他の国との国境も接しており、物凄く長い国境で、他の軍管区より範囲も広大です。しかし、成都軍管区は、その兵力は7つある軍管区で一番少ない軍管区であり、蘭州軍管区は2番目に兵力の少ない軍管区です。もし、インドに深刻な脅威を感じているならこのような兵力配置にはならないでしょう。 ロシアと中国の関係は良好で、2005年には合同軍事演習が行われています。昨年行われた上海協力機構(加盟6ヶ国、ロシア、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)の軍事演習「平和の使2007」にも全加盟国が参加しており、中国とロシアが中心になって演習が行われました。 なお、ロシアとの国境を接している中国の瀋陽軍官区の現在の兵力は、ソ連と対立していた時代の三分の一程度にまで削減されているそうです。それだけ脅威がなくなったという事なのでしょう。 ベトナムについては、近年、アメリカとの軍事協力を深めている事が中国にとって懸念材料となっていますが、それほど深刻なものではありません。 中国にとり、現在ロシアは友好国ですし、インドとはまだ国境問題がありますが、深刻な対立状態にはなく、ましてやインドにはパキスタンという宿敵がいます。ベトナムも北朝鮮も中国を脅かすような大国ではないので、それほど脅威には捉えていないと思います。 日本に関しては、自衛隊が中国本土へ侵攻できるほどの能力を持っていない事から、国防白書で一応の注意喚起はしていても、深刻な脅威には捉えていないと思います。 順位をつけるのは難しいですね・・・どの国もそれほど脅威ではないような・・・ 民衆レベルはどこまで情報を知っているかでしょうね・・・中国は情報を規制する国なので・・・

MargnalSea
質問者

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回答ありがとうございました&御礼遅れて申し訳ありません。 とても参考になりました。 実を言えば、他のQAで「中国の一番の脅威はインドである」というような回答を見かけたので本当にそうなのか? と思ったのが発端でした。 軍を集中させている箇所はどこか? という観点からの考察で納得致しました。 どちらかといえば、周辺国へ警戒している訳ではなく、中国自身が内地としている行政区への暴動や決起でそれ以外には手が回らないのが実情なのかもしれません。

その他の回答 (3)

  • kantansi
  • ベストアンサー率26% (658/2438)
回答No.4

政府レベルで一番警戒しているのは、北朝鮮です。 文芸春秋社から出ている「対北朝鮮・中国機密ファイル」という本を読めばよく分かります。 中国の北朝鮮専門家が総力をあげて書いたもので、北朝鮮は中国にとって一番の潜在敵国であり、近い将来戦争もありうると言うような内容です。 http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/69/44/9784163694405.shtml

MargnalSea
質問者

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回答ありがとうございます。

  • nishikasai
  • ベストアンサー率24% (1545/6342)
回答No.3

政府レベル 一位アメリカ やっぱりアメリカでしょう。 アメリカにとってもテロを別にすれば一番の脅威は中国ですから。 二位 日本  日本と争いが起こると同盟国アメリカが出てくる。日本は怖くないけど後ろに控えているアメリカが怖い。 三位 台湾 台湾は怖くないけど、台湾を守ろうとするアメリカが怖い。 四位 ロシア ロシアと仲が良いといっても国境を接していますし、軍事力は中国以上ですから。 五位 インド いまは仲が良いけど昔は国境紛争があったし、核をもっている。 でも一番怖いのは内戦です。中国は大きすぎる。貧富の差が激しいし不満が一気に吹き出る可能性がある。

MargnalSea
質問者

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回答ありがとうございました。 私が素人考えで見る限り、確かに周辺国からの侵攻よりも内戦を恐れているように思えます。

  • Eicoln
  • ベストアンサー率50% (4/8)
回答No.1

見る限り、どういったルートのものか存じ上げませんが、これは逆に警戒レベルとして取り上げて問題の無い順位と見たらいかがですか。 中国としても、国防上軍備を整えなければならないのですが、そのターゲットを米国、欧米に位置すれば、相手に警戒感を与えることになります。 逆に、インド、ロシアとは比較的友好関係にあるのですから、これらをネタにお互い軍備拡張を唱えるほうが外交上無難だということです。 ただ、これはあくまでメディア向けであって、欧米の政府信じているわけではありません。 脅威に感じることかも知れませんが、今回のチベット問題などで亀裂が入っていけば、こういった形で欧米を含めて全体的に軍拡が進むことになるでしょう。 現実、ポーランド、チェコにおいてはNMD配備をイランの脅威と称して実行しようとしているわけで、こうしたメディア向けの公表は別に中国だけに限ったものではないのが事実です。

MargnalSea
質問者

補足

回答ありがとうございました&御礼遅れて申し訳ありません。 皆さんがインドと中国は有効関係であるという指摘を多くする事が意外でした。 >これは逆に警戒レベルとして取り上げて問題の無い順位と見たらいかがですか。 これは、中国が、という主語で良いのですよね?  すみません、ちょっと分かりませんでした・・・。

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