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断熱材の内部結露について

建築関係の仕事をしているものです。 木造住宅の断熱材を検討しています。 軸間に羊毛断熱材、付加断熱としてグラスウールボード32kを外張りした場合、内部結露の危険はあるのでしょうか? ちなみにベーパーバリアはなしです。 (建築場所は次世代区分のIII地域です) どなたか詳しい方、よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • walkingdic
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回答No.2

区分IIIですね。Vaperバリアなしでは間違いなく結露します。 断熱による結露とは室内側の空気が壁内に進入し、断熱材内部に入り込むために生じます。 室内の暖房した気温を20度、そのときの相対湿度が40%とします。(本来は望ましい湿度は50%程度で、暖房も22度程度にはすることが多いので、この設定条件はかなり結露しにくい条件です) このときの露点(結露する温度)は6℃です。 つまり断熱材は、室内側は室内温度の20℃、室外側は外気温X℃で、その温度差を断熱材の中で受け持ちます。外気温Xが6℃までであれば、断熱材の中での結露は生じません。(外側断熱材の表面での結露となる) 外気温が6℃より低いと、結露は断熱材内部になります。 室内温度が高く、湿度がより高い状態だったりすると更にこれは酷くなります。 III地域だと夜間の外気温は氷点下でしょう。とても結露を避けられる状況にありません。 もっとわかりやすく言うと、仮に断熱材の厚みを少しくらい薄くしても意味ありません。断熱材の厚みが薄くなると、相対的に断熱材による断熱より、外壁そのほかによる断熱部分が大きくなるため、断熱材自体は結露を避けられる状態にはなりえますが、代わりに外壁付近での結露が盛んになるだけに過ぎないからです。 つまり結論を言えば、室内側は必ずVaperバリアが必要です。

abareshin
質問者

補足

回答ありがとうございます。 私もいちおう業界人なので、結露のしくみは理解しているつもりですが、昨今のいわゆる自然素材系の調湿効果によるところのバリアレスの効果というものを理解しかねているところでして。 III地域でも羊毛でバリアレスをしているところも多く、実際のところどうなんでしょうかね。。。 いずれにせよ、検討しなおします。ありがとうございます。

その他の回答 (3)

回答No.4

羊毛材メーカーのいうことでなく、科学的に考えることが大切だと思います。結露の原因となる他、壁は空気も水蒸気も通してはいけないでしょう。 こちらが参考になりますので、最後のブログコメントまでをご一読されると良いかと思います。 http://plaza.rakuten.co.jp/caolila/diary/?act=reswrite&res_title=%B2%C8%A4%CE%CC%F2%CC%DC&d_date=2007-10-30&d_seq=0&theme_id=26215 ご参考まで。

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.3

>自然素材系の調湿効果によるところのバリアレスの効果というものを理解しかねているところでして。 >自然素材系の調湿効果によるところのバリアレスの効果というものを理解しかねているところでして。 現実にはそれはあり得ません。 ただ一定の条件下では成立します。 調湿(吸湿)というのは無限には出来ません。 一方で室内、室外の気温差、湿度の関係が維持される限り、無限に室内から湿度は供給されるので、吸湿は飽和し、やはり結露に至ります。 北海道で現実に起きたのはこの現象です。室内では人間やその他から絶えず水分は放出されているため、断熱材が室内の湿度を完全に吸湿しつづけることは無理です。 ただ、この吸湿の条件が緩和される要素が加われば、話は少し変わります。 たとえばvaperバリアほどではなくてもそれなりの透湿抵抗をもつ室内壁であれば、急激に水分が壁内に進入することはありません。で、仮に夜間は気温が低く、日中は気温が上がるような地域だと、夜間に進入した量は吸湿によりカバーし、日中は逆に温度が高いから放出して外壁側から外に逃げているという状況であれば、結露には至りません。 しかし、結局のところそれはある程度までは結露しないというだけであり、このバランスがいつも成立するとは保証できません。 特に日中も寒い状況の考えられる地域では結露の可能性はきわめて高くなります。

回答No.1

吸湿性のあるものを使っても、水蒸気が冷やされれば、結露します。 水が少ない内は吸収しても、やがて飽和することでしょう(ティッシュペーパーと同じでしょう)。 室内側から水蒸気を移動させないようにべーパーバリアが必要と考えます。 室内側から屋外へ1/3の位置(距離ではなく熱的に)にベーパーバリアを施工する方法がありますので、グラスウールボードの熱抵抗が羊毛に対し十分大きければ、羊毛の外側にベーパーバリアというのもありと思います(夏季型結露の緩和)。

abareshin
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 羊毛断熱材のメーカー曰く、バリアは必要ないとのことでして。。 こちらでも詳しく検討します。

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