rei00さんのご紹介なさっている本を読めば
大丈夫だとは思いますので、一応簡単に・・・・
簡単にいうと、培養の時の培地の扱い方の違いなんですよ。
回分培養というのは、培養している時に培地を新たに加えるような事はしないで、
最初に用意した培地のまま培養を進めていく方式です。
一回培養を始めたら、あとはじっと見守る~。
流加培養はその逆で、
培養槽に一定の割合で新たな培地を供給していく方法です。
蛇足ですが・・・
回分培養では微生物の増殖が進むにつれて、
基質(栄養)が減少したり、代謝生成物の蓄積等が起こり、
微生物の生育は時間と共に頭打ちになります。
(定常期のことですね。)
時と共に培地の中身も変わっていくって感じで。
流加培養では、
培地が供給され続けるために基質の減少がないので微生物は増殖し続けます。
勿論、増殖が続くのはそれだけによるのではなく、
代謝産物が蓄積をしない事のおかげによる事もありますよ。
(流加培養では新たに加えた培地と同じ量の培地を流出させるのが
普通だったと記憶しています。)
こちらは、上手くやれば培地の状態・組成等を一定に保つ事も可能です。
まだまだ、細かい違いとかはありますが、簡単にということで。(^^)