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NHK「そのとき歴史は動いた」の信頼度?
NHK総合テレビの「そのとき歴史は動いた」を楽しく見ているものです。 歴史の勉強にもなると思って見ていましたが、史実に比べてどうなんでしょうか。信頼性はどの程度なんでしょうか。 100%確かだというものは世の中にないと思いますが、例えば、次のものと比べたらどんなことになるでしょうか? A.NHK「そのとき歴史は動いた」 B.学校の歴史の教科書(特定の教科書を指しません) C.ウィキペディアの記事 D.このサイトの「専門家ー自信あり」の回答(特定の回答者を指しません)
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まず、「歴史は全てフィクションだ」と言えるくらい、中立的客観的な真実は見つからない分野であることを指摘しておきます。 自然科学分野のような客観性を求めることが「科学」であると仮定すると、そんな事は出来ないほど「科学的ではない」分野です。 以下関連質問→http://okwave.jp/qa3672975.html と、前置きはこの程度として。 個人的に思う信頼性の順は、、、 B.学校の教科書>C.ウィキの記事(評価・論評は含まず)>A.NHKその時歴史は動いた>D.このサイトの「専門家」 となります。 学校の教科書は、一応学会で「有力説・論争の少ない説」を採用している場合が多いので、この記述が日本の歴史学会の「基本」と言える「歴史」となります。 ウィキの記事もこの記述に近いモノがありますし、そう大きくズレる事はありません。ただ、項目によっては論争の多い分野だったりすると、若干編集者の主観が入っている観はあります。 「その時歴史は動いた」は、教科書的な内容に加え、論争の多い分野については「学会で話題になった新説(必ずしも学会が受け入れた説でない)」や「ドラマ性を出すための誇張」が行われています。 まぁ、視聴率を取るためには致し方ないかとは思います。 最後のこのサイトの回答者は、正直知識レベルが分かりませんので、何とも言えないと思います。 意図的に「嘘をついてやろう」という方は少ないと思いますが。 ただ、論争がある場合なんかは対立する二つの意見が出る場合も多々ありますので、ある程度参考になるかとは思います。 あとは、教科書的な回答が多いかと思います。(タマにトンデモ説も飛び交いますが) まぁ、番組に関しては「こんな説もあるんだな~」という意識で愉しんでもらえればと思います。
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- sumiyoshigawa
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そういう解釈もできなくはない、という程度でしょうか。 私があやしく感じたのは大坂城の陣のときの大坂城が最新のトーチカだかなんだかと取り上られたときです。 大阪市内の建設現場で豊臣時代の大坂城の堀が見つかったらしいのですが、それが障子堀でした。これを最新の技術で築かれたようなことを言ってました。 障子堀は http://www.asahi-net.or.jp/~jd4m-tbt/castle/shizuoka/yamanaka/yama8.html にあるように戦国時代、おもに関東の北条氏の城で見受けられました。大坂の陣の50年前からあったものです。堀の中で移動できないようにしたものです。当時は水のない空堀が主流なので敵兵が堀を伝ってこないようにしたものです。 まあ、障子堀が最新なのではなく「最新の技術」で障子堀を掘ったともとれるのでウソではないです。それとも関東に多かった障子堀が大坂で築かれたことに意義があったのか。 ほかの回のぶんはそれほど知見がないので判断できませんが、その道に詳しい人からみたらおかしな解釈はあるのでしょう。 (中国との貿易による)重商主義の平家と(関東平野での)重農主義の源氏とか。これって田沼意次と松平定信の対立構図のようでわかりやすいですし。 もっともNHKの番組サイトではネタのでどころも記載してあるので、NHKがねつ造というより、そういう説を唱える学者もいる、ということでしょう。ねつ造はしてないが意図的に異説やトンデモ説をとり上げている、ということだと思います。 松平アナは徳川家康の異父弟の子孫が愛媛の松山藩なのですが、そこの分家の旗本のようです。だから殿様ではないです。
お礼
障子堀のこと初めてお聞きしました。勉強してみます。 この番組は面白くするために、異説に近いものを取り上げることもあるが、許容範囲内ということでしょうか。 それから専門家様に生意気言ってすみませんが、旗本は「殿様」呼ばれていたのではないでしょうか。 それとも回答者様は広い意味で「殿様と大名を同義」としておっしゃられたのでしょうか。 ご回答ありがとうございました。
- ya5maa
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みなさんの「そのとき歴史が動いた」の評価の高さに驚いています。 まずwikiを2つに分けまして c1、wikiの事実の羅列 c2、wikiの解釈と解説 とします。 そして私の評価ですが以下の通りです。 b(教科書)>c1(wikiの事実の羅列)>>>(越えられない壁)>>>c2(wikiの解釈と解説)>>d(このサイトの解説)>a(そのとき歴史が動いた) まず事実の羅列は改変しにくいので信憑性は高いです。またwikiは最新の定説などを教科書に先駆けて掲載されたりしますので部分においては教科書を凌駕します。5年後、10年後の教科書の内容と思って頂いてよいかと。wikiの北条早雲などの項目は圧巻です。 基本的に良心的な作りの教科書ですが現在生きている人の思惑が影響される内容。具体的には第2次世界大戦時などの表記ですがこちらは例え教科書といえども信用できません。 残りは多分に主観が入る分野です。これらは良心的かつ冷静に記載されなければいけないのですが、その中で多くの方の目にとまりかつ修正されるという点でc2(wikiの解釈と解説)を上位におきました。d(このサイトの解説)は修正こそされないものの間違った回答は批判されるという点で次点につけました。 修正も批判もされにくいa(そのとき歴史が動いた)はもちろん最下位です。 私は知り合いには間違った認識を植え付けられるから「そのとき歴史が動いた」は見るなといってます。 「そのとき歴史が動いた」は当初こそ質が高かったものの最近はネタが切れてきたのか惰性が入っているのか質は格段に落ちてます。まるで「プロジェクトX」を見ているかのようです。 この番組の怖さはNHKが制作しているのでこれは正しい内容と思いこむところにあると思います。 といいますのも恥ずかしながら私も知らない分野の放送では素直に放送の内容を受け入れてしまうのです。 しかし知っている分野では首をかしげることが多いのです。 例えば黒田如水の放送の時に使われた手法は、人間だれでも+イメージの逸話と-イメージの逸話があります。そのうち+イメージの逸話だけを取り上げて、-イメージの逸話を無視して人物像を作っていました。おかげで清廉潔白、聖人君子のような黒田如水になってました。 また豊臣秀長の放送時に使われた手法は、はじめて聞く逸話の挿入です。ようするに逸話の捏造ですね。墨俣築城の折、蜂須賀党を説得し動かしたのは秀長だったなんて初めて知りました。 私、秀長が一番好きな人物でありまして一時は秀長の名が出てくる書物は片っ端から目を通していた時期があります。もちろんそんな逸話なぞ聞いたことがありません。 さらに新説と表しましてトンデモ説に近い説で番組を作りあげてたときもございました。残念ながら内容は失念してしまいましたが。 いかがでしょう。これでも「そのとき歴史が動いた」は良番組といえるでしょうか? 繰り返しますがNHKが制作していることもありこの番組の内容は正しいと思わせる魔力があります。それがとても怖いです。 興味を持つ入り口としていいだろうという意見もあるかと思います。しかし一度植え付けられたイメージを払拭するのは大変ですので私は否定したいです。第一印象って大事ですし、一度持たれちゃうと変えるのって大変ですよね。 NHKには視聴率よりも質の高い番組を作る姿勢をとっていただきたいものです。それが視聴率につながると思うのですが。 質問者様も以上の点を踏まえてこの番組をご覧ください。
お礼
>b(教科書) >c1(wikiの事実の羅列) >>>(越えられない壁) >>>c2(wikiの解釈と解説) >>d(このサイトの解説) >a(そのとき歴史が動いた) ひゃー、こういう順番ですか。最下位ですね。驚きました。 NHKにどういう創作があったのか存じませんが、番組の影響力が高いだけに心しなければならないと思います。 「越えられない壁」・・・勉強になりました。ありがとうございました。
- ANASTASIAK
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みのもんたが毎日健康にいいことを紹介しているのと 似たり寄ったりでしょう。それの週刊版。 NHKのプロジェクトXに比べれば、毎週歴史を書き換 えるような事項がそうそうあるものはないし。以前この 番組でパクリが発覚したように、どっかから新説や驚説 を探し出して来て番組に仕立て上げている趣向のものです。 それ以上でもそれ以下でもない。 もし、史実に新事実が出れば、その「そのとき歴史は動いた」 ではなく、7時のニュースでやるはずです。
お礼
うわー、手厳しいですね。 ありがとうございました。
NHKでも、視聴率が必要ですので創作部分はあります。 知っている。(そうだ。) 面白い。 凄い。(驚いたな。) ここは知らなかった。(これが真相だったのか。) などのアクセントが無ければ番組自体が成立しません。 ですので、XXはこう言います。などと言う繋ぎ部分などの記録が残らない可能性が高い部分は、史実かどうかは良く検証すべき部分です。 ウィキペディアの記事については触れません。 このサイトの専門家様については、 ここは知らなかった。 と言うような記述を特に期待しています。
お礼
創作はあるのですね。松平さん(先祖様は徳川家と関係のある松平家らしいです)の演技はあると思っていましたが・・・。 教育テレビではなく総合ですから 視聴率も必要なんですね(⌒▽⌒) ありがとうございました。
- rin00003
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すみません。Aの質問だけ答えてB,C、Dをはずしていました。 B,Cは下記の回答者さんの回答とほぼ同じになるのですが、Dの意味というか、そのA,B,Cの3つの横に並べる意味がわかりません。 なにかの冗談なのか?それとも本気で歴史の専門家がここに登場してくると思っているのか?あるいはここでの専門家に私怨があるのか? 白虎隊の服装の質問のところでも、Dの専門家について同じように質問されているようなので少し気になりました。
補足
A,B,C,D は、それぞれ信頼できそうなものではないでしょうか。 「そのとき歴史は動いた」を単独で取り上げて、信頼できますかと質問するよりも、B,C,Dとの比較で、お聞きする方がわかりやすいと思いました。そしてその通りになっていると思います。 私怨があるのか?→意味がよくわかりません。
- rin00003
- ベストアンサー率13% (55/394)
私はNHK[その時歴史は動いた]のコミックを集めています。 同じNHKの取材班の本なので、テレビとほぼ同じではないかと思っています。 私がこのカテで書き込みしているのはこの本からの引用が多いです。 最近の質問からだと[ハルノート]のことや[沖縄の歴史]のことに回答していますが、すべてこの本からの引用になります。 ただ、信頼度はわかりません。私は違う本も集めていますが、それらの本と見解が若干ずれているとこも多々あります。 しかしながら、比較的信頼度があると思い、こちらの歴史カテの回答で引用しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 NHK[その時歴史は動いた]のコミックがあるのですか。読みやすくて面白いでしょうね。 「ハルノート」と「沖縄の歴史」のご回答を読ませていただきましたが、どこからどこまでが「その時歴史・・・コミック本」の「引用」なのかがわかりませんでした。
競馬のように順番をつければ、 B馬(僅差)A馬・(大差)・C馬・・(落馬して後方のまま)D馬 のようになります。皆さんの見解と同じですね。 まあ、ABCについては、その記事や放送内容を信じて、友達に話しても笑われることはないでしょう。そうじゃないと言われることはありますが、見解の相違の幅の中に納まります。 Dについては、大変危ないです。これを信じて大恥をかかされることがあります。ご用心ご用心というところでしょう。 私は当サイトの「どんな人」とか「自信」は一切参考にしないことにしています。 そして、回答文をしっかり読みます。 長文の回答で、引用文や参考資料が多く載っていて、一見立派に見える回答もありますが、そういうのに騙されてはいけません。 ちょうど、カマボコやら何やらカラフルなものをスーパーで沢山買ってきて、包丁で切って重箱に詰めただけの「小学生の作った『おせち料理』」と同じです。チョッと見立派に見えます。しかし、こなれていませんので消化不良を起こしています。包丁で切って詰めただけのものを取ると重箱の中はカラ同然です。 Dについては頭から信用せず、それを取っ掛かりに自分で調べるということにしておかないといかんでしょうな。
お礼
学校のリポートでも、引用文や参考資料で水増ししたリポートにはいい点数がつかないです。 面白い比喩、わかりやすかったです。ありがとうございました。
B>A、それからグンと信頼性が下がって C>D と考えます。 NHKの歴史番組ですから相当な検証を経て放映しているはずですが、番組を見ても分かるとおり、解説する歴史作家や学者の意見が反映されている面もあるように思われます。 一方、教育現場で使用される歴史教科書は正に教育の根幹ですから、一放送局の一番組の方が信頼性が高いという事はあり得ないと考えるのが妥当でしょうね。 もしそうなら国家の威信に関わる問題になるはずです。 ウィキペディアは既にお答えがあるとおりです。 明らかな誤りや間違った解説、あるいは単なる噂や想像のレベルを超えないものも多く含まれています。 例を挙げますと、「歩行」 というページに 「なんば歩き」 についての解説があります。 要は右手と右足を同時に前に出す歩き方の事で、以前は 「明治以前の日本人の歩き方」 と断定されていましたが、今はこの文面が削除されていて 「一部武道家が好む」 と訂正されています。 Dの 「専門家」 についてですが、これはあくまでも 「自称」 です。 しかも確認も出来ません。 CやDについては、「事実ではないかも知れないが、こんな考え方も世の中にはあるんだなあ」 という接し方で検索するのが良いでしょうね。
お礼
B,A,そして離れてC,Dですね。ウィキペディアも信頼性はちょっと落ちるのですか。 とてもわかりやすいです。ありがとうございました。
- gutoku2
- ベストアンサー率66% (894/1349)
信頼性順位 ABが1位 Cが3位 Dが4位 ※Aは定説(定説の概念は難しいですが・・)の説明や、定説になって いないが、新しい学説をお手軽に知る事ができます。 また、新しい説もそれなりの研究者が、それなりの根拠をもって発表 していますから、その意味において信頼性が高いです。 (民放等の情報バラエティの歴史物とは根本的に異なると思われます) ※Bは定説になっている(と思われる)ものだけですから、信頼性の概 念の問題ですが、今考えられる説の中で誤りでは無い。という説しか 載っていませんから、ある意味一番信頼性があります。 ※勿論、CとDは一概にどちらに信頼性があるかとは言えませんので まあ、Cの方が信頼性がある場合が多いかな、という程度。 ※歴史に限らず学説は、 正しいと、研究者が思う 正しい事を客観的に証明する資料・調査結果がある 正しいと他の多くの研修者も思う(定説) と、色々な段階があります。 内容が、どの段階の発表であると理解できれば、嘘とか信頼性を論 じなくても済みます。 研究結果には捏造もありますし、民間に流布する昔話も、作り話と して一蹴するのでなく研究の余地がある物もありますことから、 説を客観的に判断できる目がある人が専門家と言えます。 定説になっていないが、私はその説が正しいと思う 定説だが、その説は間違っている(と思う) 等々を考えながら歴史を見て行くと面白いかと思われます。
お礼
>定説になっていないが、私はその説が正しいと思う 定説だが、その説は間違っている(と思う) 等々を考えながら歴史を見て行くと面白いかと ・・・大変ためになりました。ありがとうございました。
- wangwinf
- ベストアンサー率21% (14/64)
A90% B90% C50% D20% このくらいですかね。 教科書にだって、誤りはあります。 ウィキペディアは誰にでも編集でき、また、特に編集したがる人間は自分の変な思い込みを世界に広めようとしているため、信用できません。 教えてgooに至っては、専門家ー自信ありは、「むしろ逆を信じた方がいいのでは?」と思ってしまうほど見当はずれのことばかりです。 どういう人間が「専門家」を名乗るのか、想像がつきます。
お礼
とてもわかりやすいご説明、ありがとうございました。
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お礼
回答の順が進んでくるにつれて、回答文の量が増え、内容も難しくなってきたように思います。 「ドラマ性を出すための誇張」はやむをえないところなんでしょうね。それがないと、私もこの番組をみることなく、歴史のファンにはなっていなかったかも知れません。 >まぁ、番組に関しては「こんな説もあるんだな~」という意識で愉しんでもらえればと思います。 そのようにさせていただきます。 ありがとうございました。(⌒ー⌒)