再現性の考え方について
- 再現性の考え方について説明します。再現性とは、実験や調査の結果が一貫して同じ結果を示すことを指します。
- (1) 同じサンプルで3回実験を行い、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価します。(2) 実験毎に新たにサンプルを調製しなおして実験を行うというのを3回繰り返して行い、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価します。(3) 別な人が同じ実験を1回行って、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価します。
- 個人的には、(1) はサンプルの誤差をみていて、(2) あるいは (3) を満たしていたら再現性があると評価できると思います。最終的な活性の値は、実験結果に基づいて求める必要があります。計算方法は、実験の性質や目的によって異なる場合があります。
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再現性の考え方について。
ある活性についてn=3で実験を行っています。 (1)同じサンプルで3回実験を行い、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価する。 (2)実験毎に新たにサンプルを調製しなおして実験を行うというのを3回繰り返して行い、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価する。 (3)別な人が同じ実験を1回行って、同じ様な結果が出た場合に再現性があると評価する。 私は(1)~(3)の内、(1)はサンプルの誤差をみていて(2)あるいは(3)を満たしていたら再現性があると評価できると思うのですが・・・。実際のところどうなのでしょうか?また、最終的な活性の値はどの値を用いればよくて、これといった計算方法はあるのでしょうか? どなたかご教授下さい。宜しくお願いします。
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再現性といっても、様々な要素があるので、何の再現性、あるいは、誤差を 見たいのかによって、実験方法が異なります。 (1)の実験は、サンプルの誤差ではなくて、その実験の、同一ランにおける 「測定の誤差」を見ています。 同様に、(2)の実験は、サンプルの調製誤差、(3)の実験は、測定者による 誤差を見ていることになります。 最終的にどのような実験をして、サンプル同士の比較をされるかによりますが、 これに付け加えるとしたら、同一測定者による測定日間の誤差なども 考慮する必要があると思います。
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No.1です。 サンプルの正確な活性値を、この測定方法で知りたいということですね。 まず、正確性と再現性は意味が異なるので注意して下さい。いくら、 再現性が良くても、正しい値とは限りません。再現性を上げるには 出来る限り同じ条件で、多数の値を出して平均すればよいのですが、 正確性を上げるには、既に値のわかっている標準物質を使って、より 正しい値が出る方法に近づけていく、あるいは、そこから補正する必要が あります。
#1のお答えにあるように、再現性についてn=3として表現するのは不適当な (1)は測定操作上の誤差「属人的」 (2)も調製操作上の誤差+測定上の誤差これも「属人的」 (3)は手法の誤差、つまり特定の測定「手順」で必ず起きる誤差、時に誤差ではなく「傾向」。これは「測定手順の性質」 になります。 ですから、信用できる測定とは複数の測定方法を用いて検証できなければなりません。 測定原理自身に一定の「傾向」が起こる原因が内在しているようでは、正確な測定とは言えません。
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