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売上原価と製品原価の関係 2

himara-husの回答

回答No.3

他のところでも、いくつか回答したものです。 本質問もそうですが、断片的単語の意味定義にこだわりすぎて、全体が見えていないようです。  例えば、「製品原価」と言う単語だけをとらえると、上記であなたが使っているだろう「一会計期間の製品原価」の意味も有れば、製品一個についても「製品原価」と使うように、出てくるその説明の中での使われ方(前後の修飾語など)により意味も変ってきます。  あなたが今読まれている「原価計算基準」の説明においても、何を説明しているかを理解して、前後で言われている条件などを加味して言葉を理解しなければいけません。  例えば、理解1は定義式ですから、理解2の言葉で簡単に置き換えてはいけませんし、それは正しくありません。  理解2の言葉は、「原価計算基準」第一章、四、(二)で使われている「製品原価」という言葉で、期間原価との対比での説明のためのものです。  また、あなたの引用は、以下の文の抜粋だと思いますが ”製品原価と期間原価との範囲の区別は相対的であるが、通常、売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価を製品原価とし、販売費および一般管理費は、これを期間原価とする。”  これは、「範囲の区別は相対的であるが」というのは、例えば一会計期間などのことを言っており、その期間の製造原価は、売上品の製造原価とまだ売れていない棚卸資産の製造原価に分けられると言うことを説明しているのです。  そこで、一会計期間に売り上げられた売上品は、その期間に製造されたものもあれば前期からの棚卸資産のものも有ります。  だから、売上原価は(1)の式になるのです。 >質問1 >(4)は正しいでしょうか。  正しくない。 >質問2 >質問1の御回答がnoである場合は、理解1~理解4のどこが違うのでしょうか。  上記の説明でわかったでしょうか?  一言で言うと、理解2~4について、期間が明確でない(異なる)と言うことだと思います。 >質問3 >質問1の御回答がnoである場合は、「1会計期間の製品原価」を(1)の右辺にある言葉で定義するとどうなるでしょうか。  あなたが言う一会計期間の製品原価とは、何を表していますか?  一会計期間の売上の製品原価であれば、(1)の右辺全てです。  一会計期間に製造した製品原価であれば、=当期製造原価です。  損益を出すのは、前者の式です。

piyo_1986
質問者

補足

いつもお世話になります。 また、今回もたいへん詳細かつピンポイントの御回答を頂き有り難うございます。 ただ、初心者のため、御回答は文字上は一応理解できたと思うのですが本当に理解できているかどうかはなはだ心許ない状態です。 恐れ入りますが、例題で御確認いただけないでしょうか。 ある会社で原料Aを使って製品Bを製造しています。原料Aを2トン消費して製品Bを1個作れます。今簡単のために製品Bを作るために必要な直接経費は原料Aのみでありそのほかの直接経費は一切必要でなく、また間接経費は一切必要でないとします。原料Aは1トン当たり1万円だとします。原料Aは腐るものではないので購入した原料Aは全て当期及び次期以降の製造に使えるとします。 ある1会計期間の期首棚卸では原料3トン、製品10個が、期末棚卸では原料13トン、製品15個が、それぞれ在庫として確認され、当期中の原料の購入量は100トン、製品の製造数は45個、製品の販売数は40個であったとします。 このとき、次の[A]~[C]は正しいでしょうか。 [A]棚卸高と当期製造原価 (1)期首棚卸高=1万円×3トン+2万円×10個=23万円 (2)期末棚卸高=1万円×13トン+2万円×15個=43万円 (3)当期製造原価=2万円×45個=90万円 [B]当期売上原価 (4)当期売上原価=期首棚卸高+当期製造原価-期末棚卸高=23万円+90万円-43万円=70万円 [C]当期の製品原価 「製品原価」は、「原価計算基準」第一章、四、(二)にある、「売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価を製品原価とし」により、次の(5)のようにします。 (5)製品原価=売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価 (6)当期の製品原価=2万円×40個+2万円×5個+1万円×10トン=100万円 よろしくお願いします。

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