• 締切済み

電子の移動度と正孔の移動度について

シリコン、ゲルマニウム、ガリウムヒ素の電子の移動度と正孔の移動度の違いをそれぞれ詳しく教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • leo-ultra
  • ベストアンサー率45% (228/501)
回答No.2

> 電子の移動度と正孔の移動度の違い 上記3つの半導体では一般に伝導帯における電子の有効質量の方が 価電子帯における正孔の有効質量よりも軽いので、電子の移動度の方が大きくなります。 上記3つの半導体はsp3型の結合をしているので、バンド構造がある程度似ていて、価電子帯が主にp軌道、伝導体がs軌道からできます。 この場合、価電子帯の方が平べったくなるので、有効質量が大きくなります。(有効質量はバンドの分散関係の2階微分の逆数に比例する。)

haruka1009
質問者

お礼

本当にありがとうございます。

  • A-Tanaka
  • ベストアンサー率44% (88/196)
回答No.1

こんにちは。 一般的には、移動速度の順にゲルマニウム<シリコン<ガリウム砒素です。 「シリコン」と「ゲルマニウム」の場合には、周期表の同族元素であり、原子量の小さなシリコン原子が電子交換などにおいて、エネルギーは高めですが、移動速度が速くなるという特性があります。 ガリウム砒素の場合には、ガリウム原子に砒素を僅かに注入することによって、トンネル効果の閾値が下がり、電子の移動速度が速くなるためです。 なお、正孔は電子が不足しているために生じるものであり、移動はしません。

haruka1009
質問者

お礼

本当に、ありがとうございます。 本でも調べたのですが、載っておらず、調べ方も悪かったのもありますが、本当に助かりました。

関連するQ&A

  • 電子より正孔の移動度が一般的に小さい理由

    移動度の定義がμ=qτ/m ただし、 q:電荷、 τ:電子(または正孔)の緩和時間、 m:電子(または正孔)の有効質量とします。 代表的な半導体であるSiや一般的(?)な半導体では、 有効質量mが電子<正孔なので、 移動度μは正孔の方が一般的に小さくなる、 という理解でよいでしょうか? 有効質量はバンドの分散(傾き)で決まると思いますが、 なぜ正孔の有効質量の方が概して、電子より大きくなるかも 併せて教えていただけると助かります。 宜しくお願いします

  • 電子と正孔の有効質量について

    正孔と電子を比べると、前者のほうが有効質量は重いわけで、 移動度∝緩和時間/有効質量 の式から、通常、正孔のほうが移動度が小さくなります。 緩和時間は不純物やフォノンとの散乱を考えるわけですが、 重い正孔のほうがフォノンと散乱しやすいということはあるのでしょうか? あるのだとすると、どうしてそうなるのでしょうか? ご教示、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 半導体に関する質問

    以下の2問がわからずに困っています どなたか教えていただけないでしょうか (1)表において電子移動度と正孔移動度ではどちらも正孔移動度のほうが多い。この理由を記述せよ。 (2)表の値から判断すると、ゲルマニウムとシリコンのどちらの物質の方が高速動作型の電子素子に向いていると考えられるか。その理由とともに述べよ

  • 正孔だけ電子だけ流すとは?

    薄膜に電圧をかけるとき、正孔だけ流すとか電子だけ流すとか そういうことってできるのでしょうか?それともこういう表現は おかしいのでしょうか?

  • 正孔の有効質量について

    キャリアには自由電子と正孔があるということなんですけど、自由電子が抜けた穴が正孔なんですよね?その時自由電子に質量があるのはわかるんですけど、正孔にも質量があるのはナゼ?正確には有効質量かもしれないんですけど、それでも自由電子の有効質量と、正孔の有効質量が異なるのはナゼですか?

  • 正孔ってスピンがあるんですか?

    電子にスピンの自由度があるというのはなんとなく理解できます。 (異常ゼーマン分裂、パウリの排他律などでイメージがつきます) では、正孔にはスピンの自由度がありますか? 正孔は電子が多数ある中から電子が1つ欠けたものを粒子として扱うわけですよね。 だとしたら、そこに電子はないのでスピンもないんじゃないかと直感的に思います。 ちなみにこの質問を投稿したのは、超伝導のメカニズムを示せという課題をやっている中で、この記事 http://asrc.jaea.go.jp/kisonote/kagaku/33kagaku/33note_mori.pdf を見て疑問が生じたからです。この記事では正孔にスピンがあり、それが相互作用しているように読み取れます。 電子同士がクーパー対をなし、ボゾンとして振舞うことで、あるエネルギーの電子の状態が複数許容されるというのが超伝導だと認識しています。正孔同士が相互作用することでクーパー対を作るのがなぜか理解できません。 あるいは、そもそもの認識が間違っているのか。。。 どなたかご助言をお願いします。

  • 半導体のキャリアを複数にできるか?

    キャリアは シリコンにホウ素をドーピングした場合、正孔一つ シリコンにヒ素をドーピングした場合、電子一つ となりますが、半導体の不純物原子によるキャリアを複数にすることはできるのでしょうか?

  • 正孔の有効質量とは

    半導体の教科書に正孔の有効質量と出てきました 正孔は電子がない状態を表すので質量は0ではないのですか? わかりません それと、具体的なその値も教えていただければ うれしいです

  • 正孔に質量はあるの?

    半導体を卒研テーマに選んでいる者です。各種半導体の特性一覧表を見ていて 気づいたのですが、正孔の有効質量という項目があったのです。しかも、重い 正孔と軽い正孔に分けられていました。 正孔に質量があるっていうことが概念的に理解できないんですが・・・。 正孔って電子の抜け殻(?)ですよね。だから実際には存在しない物のはずなのに とおもったりしています。

  • 電子移動度について

    電子のキャリヤ密度が増加しすぎたら電子の移動度は落ちるのですか??