• ベストアンサー

「の」の使い方について; 文語で使ってもOK?

使うのを認める,来たのを知らせる、のように、「の」を、直前の単語の体言として(?) 使うことがありますが、これは口語上の使い方だと思っていました。 しかし、最近新聞等でも使っているのを見かけます(と言いつつ、自分でも使ってるが)。 この前は、社説でも使われており「いいのか?」とビックリしたこともあります。 この文法は以前から文語上も正式なものとして認められているのでしょうか? あるいは、昨今の「日本語の乱れ」が原因で目につくようになっているのでしょうか? 皆さんの認識をお聞かせ願います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

「こと」や「もの」その他の具体的な体言に置き換えることのできる「の」の用法は、格助詞「の」の「準体格」という用法で、平安文法から確立しているれっきとした文語文法です。 準体格、準体言、体言の代用、ともいいます。 「枕草子」で、中納言隆家が中宮定子に献上した扇のことを、「いまだかつて見たこともないすばらしい骨に、最高級の紙を張らせた」と自慢するので、見たこともない骨といえば、「扇のにはあらで、海月のななり(扇の骨ではなくて、海月の骨であるらしいね)」と冗談を言います。 「扇の」の「の」、「海月の」の「の」は、それぞれ、「扇の骨」、「海月の骨」という体言を内包した、準体格の用法です。 質問者様がなんとなく違和感を覚えられるのは、平安の文献のような和語の柔らかい語感の中では自然なものが、憲法条文とか、政府広報のような、漢語調で堅苦しい文章の中では、浮き上がって見えるからでしょう。 文法としては確立したもので、用法としてなんら問題はありませんが、いずれにせよ、あるべき体言を「省略」した用法であることは間違いないので、誤解を生じては困る文章とか、正確無比に内容を伝達することを第一義とされている文章の中で用いることは、望ましくないのかもしれませんね。

torasaru
質問者

お礼

御回答有難うございます。 > 文法としては確立したもので、用法としてなんら問題はありませんが、 そうなのですか... れっきとした正しい使い方なんですね。でも、この用法を「新聞」 で見かけるようになったのは最近になってからのような気がするんです。 以前はそれほど目にしなかったような... ← 以前はラテ欄しか見てなかったから?? なぁんか気に障るのですが、文法上は問題ないとのことで納得しておきます。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

  • banzaiA
  • ベストアンサー率16% (100/595)
回答No.2

#1で回答されているとおりです。 格助詞「の」の用法のひとつ「準体格」ですね。 >以前はそれほど目にしなかったような... いえ、そんなに気にならなかっただけでしょう。 >これは口語上の使い方だと思っていました。 それはあなたの思い違いですね。 なぜ口語上だとお思いなのでしょう? 昔からの用法ですよ! >なぁんか気に障るのですが、文法上は問題ないとのことで納得しておきます。 なぜ「気に障る」のかが分かりません。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 日本語の文法について

    国文法、現代日本語文法、文語文法、口語文法、などたくさん名前がありますが、これらはどういう関係なのでしょうか? 詳しい方がいらっしゃいましたら、教えていただけると助かります。

  • 丁寧/尊敬/謙譲語の混在は文法的に正しくない?

    当方英語を話し、現在友人に英語を教えているのですが、ライティングにおいて、文語と口語の混在を指摘したところ、「不自然かもしれなけれども、文法的には正しいんだよね?」と言われ、言葉に詰まってしまいました。英語は他民族語なので、正誤よりも自然/不自然を重視するのですが、日本語の場合はどうなのでしょう? 最終的には文法の定義次第となるのでしょうが、一般的に、丁寧/尊敬/謙譲語の混在した文章は、文法的誤りと判断されるのでしょうか? ちなみに英文ライティングの文語/口語の混在に対しては、高等教育においても、プロフェッショナル・ライティングでない限り、そして意味の誤解が生じ得ない限り、比較的ルーズです。

  • 口語文法の格助詞と接続助詞の識別

    こんにちは いつもお世話になっています 口語文法の格助詞の説明にはよく、体言に接続と書いてありますが、例えば「に」などは活用語の連用形にも接続します。 接続助詞の説明は、活用語につくとあり、両者の識別で混乱します。 関連情報、文献等を教えてください よろしくお願いします

  • 「弊社」について

    最近、よく耳にする言葉として、「弊社」という言葉があります。 私の認識としては、今まで「自分の会社をへりくだっていう語」という意味で、文語としてのみ使用をしておりましたが、口語で使われている場面に遭遇することが最近多くなり違和感を感じております。 口語でも用法的に間違いないのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 韓国語、文法用語、定義

    韓国語初心者です。 文法用語は見た目では同じでも、各言葉で意味が異なります。 例えば、形容詞の定義です。 ...日本語では、【自立語で、活用があり、言い切りの形が口語では[イ]、文語では[シ]になるもの】 ...英語では、【名詞または代名詞を修飾する語】 となっており、全く違います。 質問です。韓国語の品詞はいくつ(何種類)ありますか。 おのおのの定義を教えて下さい。あるいは定義を明確に書いてある本を教えて下さい。 似たことですが、これは何々の連体形であると云う説明をよく見かけます。 連体形のほかに何形と何形があるのですか。

  • 述語「名詞+だ」にかかる修飾語は、連体修飾語?

    初歩的な質問でお恥ずかしい限りですが、よろしくお願いいたします。 中1国語の教科書(光村)に、文法の修飾語に関する説明の例題として、以下のものがありました。 『色あせた写真は祖母の宝物だ。』 これを文の成分で示すと、 色あせた/写真は/祖母の/宝物だ。 ⇒修飾語/主語/修飾語/述語 …というふうになり、「色あせた」は「写真は」を、「祖母の」は「宝物だ」を修飾する、ということまでは分かります。 では、「祖母の」は、連体修飾語と連用修飾語のどちらですか? 同じく、教科書の説明には、 『体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。  用言…それだけで述語となる単語。』 『連用修飾語…用言を含む文節を修飾。』  連体修飾語…体言を含む文節を修飾。』 と書かれいます。 述語「宝物だ」は「名詞+だ(助動詞)」であって、単独で述語となることができる単語はないですよね。(この時点ですでにあまり自信がないのですが…) ですから「祖母の」は「宝物」という名詞にかかる、連体修飾語だと思うのですが、上記の体言の説明では、体言は主語の文節の中にある単語であると限定されてしまっています。 いったい「祖母の」は連体修飾語と連用修飾語のどちらなのでしょうか…? 私が学生のころは、「体言は名詞」「用言は動詞・形容詞・形容動詞」という理解で、体言は主語限定というような教わり方はしなかったように思います。 私が覚えていないだけかもしれませんが…。 どなたか、解説をお願いいたします。

  • 古典文法の「謙譲語」について

    古典文法の「敬語」の中の「謙譲語」は、話し手が(登場人物の)動作の受け手に敬意を払って、動作の受け手の行動に対して使うもの、という説明が一般的ですが、「謙譲語」というのは、話し手が自分の行動に対して(へりくだる意味で)使うものではないのですか。少なくとも、現代語ではそうなっている気がするのですが。文語と口語では、謙譲語のニュアンスや使われ方が違うのか、それとも、私の解釈がおかしいのでしょうか。教えて下さい。

  • 文法書を探しています。

    韓国語文法に対し全体を見渡せるような解説を探しています。 何冊かの文法書を読みました、例えば、これは動詞の連体形ですと書かれており、活用の仕方が書かれています。これでは他に何型があるのか分からないのです。 私の求めているのは、韓国語の動詞には、何型と何型と何型がありますと言う説明なのです。動詞に限らず、他の品詞、文章論についても同じことが言えます。 別の言語である日本語を例に出してもあまり意味はありませんが、日本語の文法書には、「口語の動詞には未然形、連用形、終止形、連体形、命令形があります。文語の動詞には已然形、連用形、-----」がありますと全体像が画かれているでしょう。 素人でも購買可能な本がありませんでしょうか。

  • 日本語の一級問題について、正しい答えを確認していただけませんか。

    『日本語能力試験対応 文法問題集1級.2級』(作者は白寄まゆみ・入内島一美です)という本の中にp128の第20問いがあります。:エアロビクスは健康ブーム( )人気が高まっている。 1.にあって 2.とあれば 3.とが相まって 4.とあって 答えは3ですけど、私は4が正しいと思いますか、皆さんはどう思いますか。この問いにちょっと困っているのは、「体言A+と+体言B+とが相まって」、「体言+と相まって」という文型がありますので、答えの3が間違っていると思いますので、答えの4が「~という理由で~」という意味なので、4を選びました。 また、どうして答えの4(原因を表す)間違いますか? 教えていただけま『日本語能力試験対応 文法問題集1級.2級』(作者は白寄まゆみ・入内島一美です)という本の中にp128の第20問いがあります。:エアロビクスは健康ブーム( )人気が高まっている。 1.にあって 2.とあれば 3.とが相まって 4.とあって 答えは3ですけど、私は4が正しいと思いますか、皆さんはどう思いますか。この問いにちょっと困っているのは、「体言A+と+体言B+とが相まって」、「体言+と相まって」という文型がありますので、答えの3が間違っていると思いますので、答えの4が「~という理由で~」という意味なので、4を選びました。 また、どうして答えの4(原因を表す)間違いますか? 教えていただけませんか。よろしくお願い致しますせんか。よろしくお願い致します。

  • 「たら」と「ので」の文法的の見方は?

    いつもお世話になります。 また、中学レベルの問題なのかもしれないが、よろしくお願いします。 条件表現の「たら」と「ので」は、それぞれの文法的の本質は何ですか。 「たら」の「た」は、助動詞だと思いますが、その「ら」は、一体...? もしかして、文語の形容動詞のタリ活用の未然形の「たら」と関係があるのでしょうか。 「ので」の「の」は、「体言の代用」の役割をする格助詞「の」であり、「ので」の「で」は、原因・理由を示す格助詞「で」だ、ということだけですか。同じく、「のに」も格助詞の「の」と「に」の組み合わせだけですか。 手にある中学国語文法の教科書に出てこないので、大変なぞのように思っています。 どなたかお教えになっていただければ幸いです。

このQ&Aのポイント
  • はじめてのJavaScriptで作成したカウントダウンタイマーが正常に動作しない問題についてアドバイスをお願いします。
  • カウント終了後に別ページにジャンプするためのコードが正しく動作していないようです。何回もリロードされる問題やサーバーエラーが発生する問題について、解決方法を教えてください。
  • カウントダウンタイマーの実装では、カウント終了後にリダイレクトさせるために`window.location.href`を使用していますが、この部分が正しく動作していないようです。どのように修正すれば正常な動作が実現できるのか、ご教示いただけますか。
回答を見る