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近代日本における自動車と自転車の購入難易度

1.近代日本における自動車や自転車などの乗り物は、個人として購入するに当たって、どれくらい困難だったのでしょうか。あるいは高価だったのでしょうか。 私が聞いた所によると、近代(100年前程)では自転車が非常に高価で普通の人は買う事ができなかった、と聞きましたが、本当かどうかを確かめたいのです。 2.現代で例えるなら、 明治時代の個人自動車購入は、現代の個人ジェット購入にあたり、 明治時代の個人自転車購入は、現代の個人でのスポーツカー購入にあたるのかな、と想像しているのですが、これは当たっているでしょうか?

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noname#49020
noname#49020
回答No.4

>自動車=ジェット機  >自転車=スポーツカー  おそらく、そんな感じでしょう。  当時と現在では国民の購買力が違いますので(物価換算では当たりにくい)、どんな人が持っていたのかで想像した方がわかりやすいと思います。  60~70年前(木炭自動車が走っていた頃)ですと、普通の自動車を持っている人は、中小企業の社長クラス(零細企業の社長ではない)でしたので、今の最高級車(ロールスロイスなど)くらいの感じです。  自転車は一般人も持っていました。しかし、買うときは相当な決心を要しましたので、今の普通乗用車くらいの感じかなと思います。  100年前となると想像の世界ですが、次のURLには「日本に自動車が初めて輸入されたのは、1899年(明治33年)のことで、大倉喜八郎が「ダチオン」という蒸気自動車を輸入しました。その次の年には、当時発明されたばかりの電気自動車を皇太子(後の大正天皇)のご成婚祝いとしてサンフランシスコ在住の日本人団体が献上しました」とあります。  大倉財閥の大倉喜八郎は自動車狂だった、と何かで読んだことがあります。  まあ、100年前の自動車は、今のセスナなどの軽飛行機よりは格が上でしょうね。ということは、自家用ジェット機ということになりますか。 http://pub.ne.jp/JUSTY/?entry_id=812960  最後の征夷大将軍徳川慶喜は、新しい物好きで有名でした。明治に入ってからのことですが、銀でできた飯ごうを火鉢にかけて飯を炊いたり、当時ほとんど誰も乗っていなかった自転車を乗り回したりして、喜んでいたということです。  まあ、当時の自転車は今の最高級自動車(ロールスロイスやアルファロメオの高いやつ)くらいの感じでしょう。 http://www.fugetsuro.co.jp/history/his_keiki.html

booter
質問者

お礼

いろいろと細かく書いて頂きありがとうございます。 >自転車は一般人も持っていました。しかし、買うときは相当な決心を要しましたので そうだったのですか。今で言えば自転車はホームセンターで安売りしているイメージがあるのですが、昔ではかなりよく吟味しないといけない買い物だったのですね。 私の疑問にもストレートに回答して頂き、ありがとうございました! 

その他の回答 (3)

  • Pinhole-09
  • ベストアンサー率46% (597/1294)
回答No.3

細川 清著「ニッポン自動車セールス昔話」 文芸社  によると 明治40年には日本全国で乗用車は14台しかなく、それもすべて自家用車だったという。 それでも翌年にはハイヤーの営業がはじまり数社が参入した。 日本のタクシーの元祖は明治45年8月1日に有楽町数寄屋橋際で始めた、タクシー自動車株式会社である。 T型フォード車6台で始め、大正12年には570台になったという。

booter
質問者

お礼

詳細な記述ありがとうございます。 明治初期を考えれば馬車の時代でしたからね。 有楽町でのタクシーが6台というのは、本当に要人しか使えなかったのでしょうね。 回答ありがとうございました! 

回答No.2

下記論文『モダンは自転車に乗って』の6ページ以降に自転車価格の変動が記載されています。 貨幣価値の換算はここでもたまに見かける質問なので、検索してください。 ただ換算基準によって大きな違いがあるのであくまで目安に過ぎないそうですが。 こちら http://www.taxisite.com/clm/column.aspx?id=13 の方の計算に従って、現代の貨幣価値を明治45年の20,197倍とすれば、明治41年の東京での自転車価格が50~150円なので、100万~300万円といったところでしょうか。

参考URL:
http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/lib/klib/kiyo/lit/l1502/l150204.pdf
booter
質問者

お礼

参考資料ありがとうございます。 やはり、スポーツカー並だったのですね。 物価換算から自転車の価値を割り出す方法については思いつきませんでした。すみません。 回答ありがとうございました! 

noname#58790
noname#58790
回答No.1

国内の自転車保有台数は、明治31年で約2万5千台です。 女性は乗る事は出来ませんでした。 (着物の上、下着を着用していないので) そば約2銭とし、米国製自転車を250円とすると、1万2500倍 現在、そば500円とし、625万円也。 国内で最高の車か、ちょっとした良い外車程度の価格となります。 もちろん、最低でも 小さな会社の社長、成功している自営業、上級公務員と言う、 特別な給与でなければ無理な買い物です。 キュリー夫人も、新婚旅行は自転車であったそうです。 みんな羨ましがっていたそうなので、庶民から見れば、高嶺の花であったようです。 また、 国内では第二次大戦中、 銀輪部隊はバイクではありません。自転車でした。 駆け足行軍で1日に100キロ移動した記録がある歩兵部隊ですが、 20~30キロの背嚢と小銃を持ち行軍する彼らは、銀輪部隊にあこがれました。 自転車は、命より大切な小銃以上に大切に扱われました。 敵の予想速度をはるかに上回る機動性は敵の脅威でもあったようです。

booter
質問者

お礼

やはり自転車は高価だったのですね。 物価換算は参考になりました。 幼少から自転車を乗り回していた自分からすると、 昔の自転車は高価だった、というのがとても信じられなくて。 回答ありがとうございました! 

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