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電気自動車の世の中になったら、
1.家庭で使う普通自動車は、ほとんどがATとなりMTが少なくなりました。同様に外を走っている車のほとんどがガソリン車ではなく、 電気自動車となる世の中になるでしょうか?(なるかも。)とちょっとでも思った人は何年後にそうなると思いますか? 2.今のスポーツカーの乗り心地やチューニングを楽しむ趣味と同様に 電気自動車もスポーツタイプが出て、大出力だのモーターやバッテリーなどを個人が趣味で拘るような世の中になるでしょうか。 それとも、ガソリン車とは、スポーツカーや業務用の車を指す言葉となっていくのでしょうか? ※ ひとまず日本において。 ※ 電気のみで動くものを電気自動車。ガソリン車とは電気以外の燃料で動く車としてください。 ※ 個人的な予想程度で結構です。
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クルマの研究で食ってる者です。と言いつつ、電動車両は専門分野ではありませんが、何故か今までに5~10年ピッチで電動車両の研究を何度かやっているので(最近の研究は年明けに終わったばかりで、まだ知識や情報が新鮮?です)とりあえず『経験者』とさせて頂きました。 1.電気自動車の時代は来るか?来るとしたら何年後? 話がややこしくなるので商業車は除外し、乗用車だけに限って述べますと・・・ (製造コストも含めた)技術的に見ると、現時点での電気自動車は、現在のクルマに対する要求機能を悉く満足していません。更に悪いことに、電気自動車の問題点を解決する手段も、現状では皆無に近い状態です。(アイデアや構想は色々ありますが・・・どれも『製品化』という観点からすると現実離れし過ぎています。) 唯一、燃料電池はかなり有力な技術であるのは事実で、これによって電気自動車の問題の多く(航続距離だけでなく空調や充電方式、更にはインフラなど諸々の問題含め)がクリアになりますがすが、現時点では『何年後に量産』などと正確な予測が出来る段階にはありません。 一方・・・今後法規制がどう動くか?が電気自動車の普及のカギになるとも考えられます。 CO2排出量規制とか天然資源の枯渇とか理由は何でもいいんですが、もし『電気自動車以外買えない』という様な強行な規制が登場すれば、一夜にして電気自動車が普及するでしょう。勿論規制直後は、ユーザは不便で高額な電気自動車を買わざるを得ない状況になりますが、電気自動車の研究・開発に弾みが付き(要するに人的・資本的な投資が一気に増えるということ)、10年待たずに(恐らく5年ぐらいで)内燃機自動車と遜色ない電気自動車が登場するでしょう。 っというワケで、この項の回答は以下の様になります。 1)技術的な展望では・・・ 『いずれ電気自動車が普及する可能性はあるが、現状では普及しない可能性もある』 2)政策上の、何かエキセントリックな法規制があれば・・・ 『普及する。その場合は一夜?但しその為には、不完全な電気自動車でユーザにガマンを強いる期間が続く』 2.電気自動車が普及した場合、スポーツカーになるか? あ~この項の回答はカンタンです。回答を先に述べますと、『電気自動車はスポーツカーや趣味のクルマになる』です。 電気自動車は、十分なエネルギー源(内燃機関の燃料タンクに相当するモノ。電気自動車の場合は当然電源ということに)さえ確保されていれば、チューニングするのはそれほど難しくありません。(電動ラジコンやミニ4駆で、チューニングモータが普通に売られていますね。原理的にはアレと全く同じです。それこそ、小中学校の理科の知識でもチューニング出来ます。もう25年ほど前になりますが、自分が研究の為に最初に作った電気自動車は180km/hを超える最高速と0~400m加速16秒台の加速性能を持っていましたが、モータコイルは自分自身で手で巻きました。) またそもそも、モータは限界回転数の8~9割の回転数のどこででも最大トルクを引き出せます。これは内燃機関では実現不可能な特徴で、各輪独立駆動のインホイールモータにすると、モータをロクに制御しなくても驚くべき旋回性能を発揮します(初めて乗ると、ちょっと感動出来るほどです)。つまり、『モータでなければ実現出来ないスポーツカー』が作れる、というワケです。 ・・・最初に電動車両研究を担当した頃、『今のうちに電気自動車のチューニングを色々トライしてネタを貯めておけば、電気自動車が普及した暁にはチューニングショップを開いて大儲け』などと考えていました。(スイッチングのタイミングをずらしたり容量違いのコンデンサに交換するなどの小細工でも、最高回転数が上がったりアクセルのフィーリングが変化したりします。更にモータを細かく制御している場合は制御則自体を改造すればよいワケで、いきなりモータのコイルを巻き直さなくてもチューニングのネタは色々あります。) あれから25年、電気自動車が普及する気配は今のところありませんが・・・。 3.ついでにバイクやスクータ クルマがフツーに電化されるほど周辺機器が揃えば、バイクやスクータも電動となるでしょう。 実は、電気自動車の研究に先立って(モータ研究用に、という名目で)自分が最初に作ったのは『電動モトクロッサー』でした。 勿論当時のバッテリとスイッチング素子を使っていたので航続距離も耐久性もマルでダメでしたが、モータ独特のトルク特性によりケッサクな乗物になりました。 内燃機関の様な『鼓動』(要するに燃焼ガスの爆発に起因する回転1次振動)はありませんが、コレはコレで別の商品性・趣味性がある、といった感じです。 後に原付にケが生えた程度の出力の電動スクータも作ってみましたが、比較的低トルクの小型モータはスクータによく合うという印象でした。勿論こちらも、一充電航続距離だけはどうにもなりませんでしたが。 これらも燃料電池さえ量産されれば一気に解決です。自分の知識では、構造上燃料電池の小型化は難しい様に思いますが、ホンダさんやヤマハさんには何かアイデアがある様です。
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- corkwood
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電気自動車になるでしょう。 内燃系は、懸念材料が多すぎます。 と言うか、引き金が多すぎる。 モーターは、トルクも内燃より立ち上がりがいいそうですし。 より、車に向いているんじゃないですか。 モーターのチューニングとかそういう系統の流れは出てくるでしょうね。 モーターの力って、大きいから、規制とか出来るでしょうね。 もうあるのかもしれないけれど。 電力対走行距離のランニングコストパフォーマンスは良いですよね。
お礼
ありがとうございます。
補足
みなさまありがとうございます。大変参考になりました。 長文を書いて下さった方への配点といたします。
- hunk1911
- ベストアンサー率50% (101/201)
多分、電気自動車が現在のAT車なみに普及するのは 50年ぐらい先じゃないかと思います。 電気自動車の普及ですが、なかなか難しいように思います。 一般家庭のAT車が全て電気自動車になるレベルで考えると、 【発電所が足りない】と思います。 原発はいつの時代もうるさく反対する人がいますし、 電気を作るために火力発電を増やせば、やっぱりCO2が増える。 【全てが電気自動車になるのがエコか?】といえば疑問ですし、 【では、その電気はどう創る?】となると発電所そのものが 足りないでしょう。 1・電気自動車の性能が内燃機自動車並になる 2・発電所を増設し、一般家庭で使用できる電気量も増幅する (自動車の充電でブレーカーが落ちたらいやでしょ) 3・一般家庭での充電用の設備を普及させる 4・原油価格の暴落からのデフレ対策 (ガソリン使わなくなるから、一気に物価が下がり悪性のデフレの懸念) この辺の解決だけでも数十年かかるのでは?と思います。 最近の内燃機自動車は性能が向上していて、 なんだかんだで【原油はあと20年でなくなる】とか言っていましたが、 燃費向上のおかげで、今の技術でも【50年はもつ】となっています。 これからどんどん燃費技術が向上したり、ハイブリット車が普及すれば、 【100年大丈夫】【200年大丈夫】となっていきそうな予感です。 さらに欧米ではエタノール車が普及していますので、 このへんの車両のアジア進出も気になります。 +++++++++++++++++++++++++++++++++ スポーツカーについてですが、普及すればそういう電気自動車 も出て来るかもしれませんね。 しかし、そのころには安全性重視で、素人が勝手に危険な チューンナップができないように工夫されているかもしれないな、 と思います。 電気自動車ならそういうリミッターも効果的に実装できそうですし、 違法改造をチェックするにも【チョン】と電極を接するだけで 簡単に【違反】と判別できそうなので、検問でサクサク検挙なんてね(笑) 多分、電気自動車の時代には、バリバリのスポーツカーは レース仕様だけになっていそうです。 走行性能の向上はあっても、トップスピード180km/hという規制は 非常にかけやすくなるんじゃないでしょうか?
お礼
良い切り口ですね。ありがとうございます。
- v008
- ベストアンサー率27% (306/1103)
残念ながら今度はすべてが電気にならないでしょう。2割普及と見ました。 すべてが多様化します。 したがって電気自動車の世の中になりません。圧倒的な優位性のエネルギーユニットの開発が待たれます。 マンガン 廃棄物ゼロの安全な原子力ユニット、水素エンジン、天然ガス 液化石炭 2酸化炭素蓄積システム コケバイオ燃料などなどなど。
お礼
そうなるかどうかは別として、それもいいですね。 ありがとうございます。
技術的にはもう既に実現レベルまできてるとも言われてますが。 石油メジャーが黙っているのかな? (数年前に米カリフォルニア州でそんなことやってましたよね。)
お礼
その辺もありますね。ありがとうございました。
>電気自動車となる世の中になるでしょうか?( 残念ながら、(今の予想では)無理ですね。 近い将来、石油の生産がピークアウトし、減り始める。 太陽電池や燃料電池に必要なレアメタル資源もなくなり始める。 世の中の全ての自動車が電気自動車になるには、資源も時間も間に合わないです。 ごく一部で使わるだけでしょう。
お礼
ありがとうございます。
- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
(1)について 電気自動車となるかどうかは、分りませんが、ガソリン自動車ではなくなるのは、確実です。 2050年で、25%が電気自動車になるという予測もあります。 私は、もっと早くなるだろうと予測しています。 (2)一般の方は、電気自動車というと、トロトロと走っているイメージが強いようですが、慶応大学のエリーカは、最高記録はすでに370kmです。実は、早いのです。 新幹線を考えてください。 あの巨体を時速300Kmオーバーで運転しているのですから。 スポーツタイプの電気自動車も登場するでしょう。
お礼
バイクやスクーターはどうなるんでしょうね。 ありがとうございました。
- Kon1701
- ベストアンサー率24% (1445/5856)
いずれは電気になってゆくと思います。 発電所も石油などを燃やすわけですが、その効率は自動車エンジンとは比べ物になりません。二酸化炭素の処理もしやすいですね。バッテリの性能が問題になりますが、そう遠くはないと思います。普通の人が電気自動車を選択できるようになるのは5年、10年先でしょうか? ただ、その前に充電も可能なハイブリッドも出てくるでしょう。近距離はバッテリのみで走り、長距離になるとエンジンで発電しながら走るとか・・・。 電気駆動車、モーターを大きくすればスポーツカー程度にはいくらでも出力を上げられます。チューニングとなると、モーターの交換でしょうか? 内部のコイルを巻きかえるなんてことは手作業では難しいでしょうし・・・。
お礼
ありがとうございます。 大出力というと、体に悪いような気もします。(笑) ガソリン車も衰退するというより、より燃焼効率が向上し低燃費になるのでしょうか。 電気自動車は、経済構造も激変させてしまうのでしょうか。
- nari00
- ベストアンサー率0% (0/1)
個人的な観測ですが・・・、 今しばらく(少なくとも、ここ5年くらいの間)は、 電気自動車と言いましても、 ほぼ、街乗り程度の性能のものが主流の動きになるかと思います。 かなり以前から、電気自動車は研究→開発の動きがありましたが、 以前に比べまして、燃料電池の大幅な発達により、 電気自動車としては、辛うじて実用化と言ったところかと思います。 各メーカーも、そちらの方へ注視はしておりますが・・・、 まだまだ、充分な信頼のおける市場に発展するには、 多くの時間と、相互競争が必要になると思います。 ただ、携帯電話に代表されるように、 本格導入→競争激化となれば、日進月歩の勢いとなると思いますので、 電気自動車市場は、ここ5年で導入期間、 そして、その後の5年くらいで、多くのドライバーが切り替える期間 そして、その後くらいから、 ようやく趣向の期間へとなって来るのでは・・・と勝手に推測しております。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。
- aaa1099
- ベストアンサー率15% (33/217)
電気自動車の課題は山積みでそう簡単にはいかないだろうね 電気といえど まだまだ火力発電が多いので発電段階で”石油”を燃やしてるし、 なんといっても充電時間と持続時間に問題があるし・・。 電欠になったとき ガソリン補充程度の時間でチャージできればいいけど それはまず無理だろう そうなると共通のバッテリーを皆で使いまわししなければいけない! そのインフラをどう整備するのか、 どちらかといえば燃料電池のほうが現実味を帯びていると思われる・・。
お礼
ありがとうございます。
お礼
楽しく読ませていただきました。 このような文章を書いてくださって大変うれしいです。 ありがとうございました。