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電気自動車について
電気自動車の開発が進んでいますが、電気自動車は環境に良い車と言えるのでしょうか。 ガソリンで走る車は、直接二酸化炭素などの温室効果ガスや、大気汚染物質を排出します。電気自動車は、これらを直接排出することはありませんが、電気を作るのに二酸化炭素等が排出されています。 ガソリンで走るよりも電気のほうが、これらの排出は少なくて済むのでしょうか。 わかる方、回答よろしくお願いいたします。
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回答番号:ANo5です。 先程の回答では、電気自動車の熱効率が、ガソリン車やディーゼル車よりも高いという事を述べましたが、電気自動車による二酸化炭素の排出抑制効果は、それだけではありません。 原子力発電は、発電時に二酸化炭素を排出しませんので、原子力発電の発電量を増やせば、二酸化炭素の排出抑制には効果的です。 ですが、火力発電所で事故が起きても、発電所の外にまで被害は及ぶ事は少ないですが、原子力発電所の場合には、放射能汚染による被害が広範囲に及びます。 又、放射能の危険があるため、原子力発電所のメンテナンスには、火力発電所の場合と比べて、非常にコストがかかります。 そのため、原子力発電では、温度変化による原子炉の構造材へのストレスを軽減して、事故のリスク低減と、耐用年数の延長を計るために、原子炉の出力、即ち発電量を一定に保たねばなりません。(つまり発電量を変える事が出来ない) これは、原子力発電で発電出来る電力は、1日の内で電力消費が最も少なくなる時間帯における電力消費量よりも、多く発電する事が出来ないという事を意味します。(例え電力消費が増える時間帯でも、発電量をそれに合わせて増やす事が出来ない) これでは、二酸化炭素の排出抑制の目的で、原子力発電による発電量を増やしたくとも、1日の内で電力需要が変化するために、原子力発電をあまり増やす事が出来ません。 そこで、電力需要が少なくなる夜間は、電気料金を安くした上で、電気自動車や電気温水器等の、夜間電力を消費する製品を、世間一般に広く普及させれば、時間帯によって電力需要が落ち込む事が軽減されて、1日の電力需要の変動も少なくなりますから、総発電量に対する原子力発電による発電量が占める割合をもっと増やす事が可能になります。 原子力発電による発電量の割合が増えれば、火力発電所の発電量を減らして、化石燃料の消費を抑え、二酸化炭素の排出量を抑える事が出来ます。 つまり、電気自動車を普及させると、電気自動車そのもののエネルギー効率の高さによる、二酸化炭素排出量抑制効果の他に、原子力発電を増やす事で、二酸化炭素の排出量を抑制する目的もあると思います。
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電気自動車は、エコではないと憶測できます。個人的な意見ですが、中国など、まだ、全世界ではガソリン車、また、ディーゼル車、エタノール車、ガス車など、まだまだ、二酸化炭素を考えたら、エコなんか程遠いでしょう、度合いにもよりますが。また、電気自動車、作成するときの、工場、また、リサイクル、ゴミなどの処理工場などを挙げれば、電気自動車の意味がないようにも思えます。政治家とトヨタの戦略です。はっきりいって電気自動車の戦略は考えなしだったと思いますよ。ガソリン関係の仕事をしていたもので、エタノール燃料が、却下になった時、政治家またトヨタのお偉いさんが圧力をかけているのが、その手の業者から情報が入ってきていましたので知っていました。もっと先ですよ。電気自動車は。。。。エタノール車、ガス車などを飛び越すのは論外です。見栄張るのもやめて、エタノール車、ガス車などに着手するべきです。もうやめましょう電気自動車。失敗するのは目に見えてます。近い将来最悪税金によって、国民にも迷惑がかかると思いますよ。
- kagakusuki
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火力発電所の中でも、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電を行う発電所では、熱効率が50%を超えるものもあります。(平均でも40%以上) 【参考URL】 コンバインドサイクル発電 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E7%99%BA%E9%9B%BB 新・?を!にするエネルギー講座 | 火力発電の効率 http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1036.html 発電所からコンセントまで電気が送電されて来る間に、電線の電気抵抗のために数%の損失がありますから、コンセントでのエネルギーの効率は50%前後ではないかと思います。 このコンセントからの電力でバッテリーに充電する時にも損失はあります。 バッテリーに充電時の消費電力に対する、バッテリー放電時に利用可能な電力の比率(充放電効率)は、明確な情報ではありませんが、ハイブリッドカーや高性能電気自動車等に使用されている、リチウムイオン電池の場合には、90%を超えている様です。 【参考URL】 蓄電池(二次電池) http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/battery.html 二次電池 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E9%9B%BB%E6%B1%A0#.E4.B8.80.E8.88.AC.E5.9E.8B そして、電動モーターのエネルギー効率は、90%を超えています。 【参考URL】 ハイブリッド自動車用 高出力・高効率の永久磁石リラクタンスモータ http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2005/11/60_11pdf/f02.pdf このため、高性能の電気自動車の熱効率は40%を超えているものと考えられます。 これに対して、ガソリンエンジン(オットーサイクル)の正味熱効率が20~30%程度、ディーゼルエンジンの正味熱効率が28~34%程度であると言われています。 【参考URL】 自動車 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/5046/car12.html 従って、電気自動車の方が熱効率が高いため、燃料の消費が少なくなり、二酸化炭素の排出も少なくなります。 又、電気自動車を充電するための電力は、火力発電所だけで発電されている訳ではありません。 水力、原子力、地熱、風力、太陽電池といった、発電時に二酸化炭素をによっても発電されていますので、二酸化炭素の排出量もその分少なくなります。(特に日本では、総発電量に対する原子力発電による発電量の割合が30%を超えています) 【参考URL】 なるほど! 原子力AtoZ_ 原子力発電 _ 日本の原子力発電 _ 原子力発電のシェア http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/atom/jp_generate/share.html
- hey_hey_11
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ガソリン車は、ガソリンを精製するとき乗っているときに熱やCO2を出しますが、 電気自動車は、充電時は電力会社からCO2を出して発電していますが、 乗っているときはゼロになるので、車自体ではCO2を出さないことは事実です。 しかし、電気自動車には電池が必要です。 この電池の材料が希少なため、問題になりつつあります。 本来はCO2を出さないガソリンに変る物が良いと思いますが、なかなか実用にならないようです。
- DOCTOR-OA
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CO2の比較を出来る科学的な根拠は有りません。 あくまで推測の域を出ていないからです。 そんな事より今の自動車は自動車としての完成度は 飽和しています。 新たな開発は不要です。開発には沢山のCO2が 排出されています。 また自動車の保有も飽和状態なので現状の仕様の 車を7年位使用での買い替え量程度の生産に留め る事が肝要です。(道具扱い) 方向的には脱車社会を目指すことです。
- debukuro
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その通りです 内燃機関の効率は20%くらいですが火力発電で発生させた電力で電車を走らせると不思議なことに30%位になるのです 内燃機関では回転数が上がるほどに燃料消費は増えますが電動機は回転数が上がるほどに電力消費が減るからです 鉱山で使う大型の自動車はジーゼル発電電気駆動になっています 公道用の自動車ではスペースに制限があるのでこの方式が採用できないのです 砕氷船しらせもこういう理由で電気推進です 日本の鉄道が電化を推進するのも電気駆動の経済性を重視しているからです アメリカのジーゼル機関車も電気推進です
- x530
- ベストアンサー率67% (4457/6603)
> ガソリンで走るよりも電気のほうが、これらの排出は少なくて済むのでしょうか。 ・MACC(モアアドバンスコンバインドサイクル)火力発電所の熱効率は59%。 送電ロスを加味しても、火力発電所の熱効率は50%前後になります。 もちろん、原子力や水力も加わるので、CO2環境負荷はより小さくなります。 車の熱効率は、旧型車で13%、省エネ車で30%です。 従って、プラグインハイブリッド車や電気自動車の方がCO2排出量は少なくなります。