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合同式の問題

aを 1<= a <= 10 の任意の整数として、 a^30 = 1 (mod 11) をどのように示すのかよく分かりません。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ka1234
  • ベストアンサー率51% (42/82)
回答No.2

こんにちは。 必要な事項を証明しておきます。 [フェルマーの小定理] a と p が互いに素の時、a^(p-1)≡1 (mod p) が成り立つ。 [証明]  集合A {1, 2, 3, ・・・, p-1} は、 mod p で、集合B {a×1, a×2, a×3,・・・, a×(p-1)}と一致する。→[補題] ∴(a×1)(a×2)(a×3)・・・{a×(p-1)}≡1×2×3・・・(p-1) (mod p) ⇔a^(p-1)×(p-1)!≡(p-1)! (mod p) (p-1)!は p と互いに素であるから、 ⇔a^(p-1)≡1 (mod p) (証明終わり) [補題] 集合B の任意の異なる2つの元 a×i, a×j (1≦i<j≦p-1) に対して、1≦j-i≦p-2 であるから、a(j-i) は p で割り切れない。 (∵a と p は互いに素) よって、a(j-i)≠0 (mod p) (≠は「合同ではない」のつもり)     ∴aj≠ai (mod p) よって、集合Bは mod p で同じものを含まないので、集合Aと一致する。 (証明終わり) さて、フェルマーの小定理より、11と互いに素なaに対して a^(11-1)≡1 (mod 11) が成り立ちます。両辺を3乗して、 a^30≡1 (mod 11) a=1~10 は 11 と互いに素であるから、 a^30≡1 (mod 11) となる。(証明終わり)

Skynetwork
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます。 なんとか理解できました。 #読んでいる本のかなり後ろにこの定理が載っていましたが #多少読んでみましたが、証明がよくわからないです #(読み進めてないので当然なのですが) とても助かりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.3

Fermat の小定理だけならもっと単純で、 a^p = (1 + 1 + … + 1)^p (1 を a 回足す)を多項展開すると 1^{s_1}・1^{s_2}… 1^{s_a} の係数は p!/(s_1!・s_2!…s_a!) ( s_1 + s_2 + … + s_a = p ) p は素数だから、s_1 < p, s_2 < p, ... s_a < p の場合は係数は p で割り切れる。 すなわち、s_1 = p, s_2 = 1, ... s_a = 1 のような a 個の係数だけが生き残って a^p ≡ a mod p 特に (a, p) = 1 であれば a^(p-1) ≡ 1 mod p ただし、これはオイラーの定理には適用が困難。

Skynetwork
質問者

お礼

あぁ、こんな風にも解けるんですね。 目から鱗です。 物理のために群論をやりたいのですが、 その手前で苦闘している状態です(^^; どうもありがとうございました。

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

Fermat の小定理を使っていいなら一瞬ですが。

Skynetwork
質問者

お礼

ありがとうございます。 Fermatの小定理は読んでいる本のかなり後ろに出ていました。orz

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