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補償導線

補償導線にも熱電対の種類に合わせていろいろありますが 熱電対と違った材質の補償導線を使用した場合、測定温度はどうなるでしょうか 例えばK熱電対にT熱電対の補償導線を用いた場合、あるいは普通の銅線を用いた場合など... 測温接点以外の接点がすべて同じ温度であれば、補償導線の種類によらないのでしょうか。

みんなの回答

  • nuf
  • ベストアンサー率37% (10/27)
回答No.3

特別な事情が無い限り考えることがナンセンスです。 測定温度はまず正しく出てこないでしょう。 求める精度にもよりますが,補償導線は素線に比べて,安価です。 K熱電対などは量も出ますので, 素線でもそれほど高くありません。 特別な事情がある場合, 前の方の回答にもあったように, 同じ物性の二線(銅線など)を用い, 接点を砕いた氷と削氷と水を混合し, 0℃に保った容器の中に入れてしまうのが最良の策でしょう。 管理が困難ですが。 もし,同じ空間にあるから同じ温度, 接点の場所が近いから同じ温度という 考えをお持ちであればその考えは非常に危険です。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.2

この問題はなかなか厄介なのです。 お金の事を度外視すれば簡単なのですが、実際そうもいきません。 熱電対の素線はメチャ高い(物が多い)ので、出来るだけ短くしたいのです。 (白金-白金ロジウムなんて金庫で保管するのです) そこで常温に近いところは素線に近い特性の偽物(補償導線)を使うのです。 もう一つは冷接点の温度補償が必要です。冷接点を氷水につければ問題ないのですが管理が面倒なので、自動冷接点補償回路を使います。冷接点の温度に応じた電圧を自動的に発生する回路です。 このようにして、できるだけ安いお金で、精度の高い温度測定を実現しているのです。

回答No.1

補償導線は、熱電対の素線そのものか室温付近で素線との間に熱起電力を生じないようなものを選びますので、別の種類の熱電対の補償導線を使えば測定温度は大きな誤差を含むことになります。 正負とも同じ材質の線を使って(普通は電圧計の入力端子の材質と同じ銅線)を使って、熱電対との接点を一定温度に保てば(普通は氷水につけて0℃にする)大丈夫ですが。 熱電対は、「二種類の金属で閉回路を作った時に、二つの接合部の間に温度差があればその回路内には起電力を生じる」という効果に基づいていますので、回路内に多種の金属があれば、多数の熱電対を直列につないだことと等価で、いろいろ厄介なことが起こります。おっしゃるように測温接点以外の接点がすべて同じ温度であれば、何の問題もありませんが、現実的には精度や熱電対の種類にもよりますが難しいでしょう。熱電対での温度計測の基本は、なるべく素線で最後(温度定点)まで持ってくることです。

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