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脳神経科学と言語に関する英文で

ある英文読解問題集にある次の英文についての設問に関して尋ねいたします。 (問い) 次の英文の最終文にある”making associations”((2)とします)と同じ内容が述べられている箇所を抜き出せ。(他の設問は省略しました) From both the point of view of neuroscience and linguistics, two related questions about words and grammar are especially germane in relation to the main themes of this chapter. First, what is the nature of the neural machinery that allows us to learn language? And second, why do we have such a profound drive to learn language? The major twentieth-century figure who has grappled with these questions is linguist Noam Chomsky, who, while not interested in brain structure, has argued that the complexity of language is such that it cannot simply be learned. Chomsky therefore proposed that language must be predicated on a “universal grammar” laid down in the evolution of our species. Whereas this argument is undoubtedly correct (the basic language machinery, like all aspects of brain circuitry that support adult behavior, is indeed constructed during the normal development of each individual as a result of inheritance), Chomsky's eschewing of neurobiology avoids the central question of how, in evolutionary or developmental terms, this machinery comes to be and how it actually encodes words and grammar. Whatever the mechanisms eventually prove to be, much of the language we use is obviously learned by making neuronal linkages between arbitrary symbols and the objects, concepts, and interrelationships they signify in the real world. As such, human language provides a rich source for understanding how the relevant parts of the human cortex and their constituent neurons work to produce the enormous facility for making associations, which appears to be a fundamental aspect of all cortical functions. (http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/bv.fcgi?rid=neurosci.box.1892の第2段落) 解答はその前の文(最後から2つ目の文)にある” making neuronal linkages between arbitrary symbols and the objects, concepts, and interrelationships they signify in the real world”((1)とします)となっていました。 しかし、私はこの解釈は正しくないのではないかという気がします。 それは、(1)と(2)は同じく大脳皮質におけるニューロン間の「結合」のことを言っているものの、 (1) は言語活動を支える言語プロパーのものであって、恣意的な記号とモノなどとの間での結合である、 のに対して、 (2) は言語活動を含め、認知・記憶・学習・思考・問題解決など多岐にわたる高次認知機能一般を支えるものとしてであり、一般に「連合」と訳されるものをさしている、 と私には思えるからです。 私の読みとりは間違っていますでしょうか、ご教示ください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • go_urn
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回答No.1

こんばんは! 難しくて目まいがしました。これ、受験用の問題集ですか?はぁ~~!! 結論を言うと、解答は妥当だと思いました。最後の2文―― Whatever the mechanisms eventually prove to be, much of the language we use is obviously learned by making neuronal linkages between arbitrary symbols and the objects, concepts, and interrelationships they signify in the real world. As such, human language provides a rich source for understanding how the relevant parts of the human cortex and their constituent neurons work to produce the enormous facility for making associations, which appears to be a fundamental aspect of all cortical functions. ちょっと訳してみますと、 この脳神経のメカニズムが最終的にどんなものであることになるにせよ、われわれが使用している言語の多くが、恣意的な記号(=言語記号)と、その記号が現実世界の中で意味している、物、概念、関係との間に神経的な結合を形成することによって学ばれていることは明白である。そのようなものとして見れば、人間の言語は、人間の言語を司る(=relevant)大脳皮質とそこを構成しているニューロンが、適切に働いて、associationsを形成する途轍もない能力を発現させている様を理解するための豊かな素材を提供してくれる研究領域(=source)であると言える。このassociationsを形成する能力こそ、全ての脳の機能の1つの根源的な本質であるように思えるのである。 そうなりますと、この文脈では、associationsは、どうしても「言語記号と現実の間につながりをつけること」という意味であって、前の文で言っていることを受けていると取らざるを得ません。 もし違ったこと(それより深いこと)をいっているとすると、議論のlogicがうまく働かないことになります。 御質問者様の、assciationsに対する言語学的知識が、深読みをさせているのだと思います。

fwkk8769
質問者

お礼

go_urnさん、ご回答ありがとうございます。 そうですか、「解答は妥当」ですか。私自身よくはわからないものの、ご回答を読ませていただいてここが私の解釈との違いが出てくるところだな、と思える箇所を挙げてみますので、またコメントがあればいただきたいと思います。 ● (英文) As such, human language provides a rich source for understanding how the relevant parts of the human cortex and their constituent neurons work to produce the enormous facility for making associations, which appears to be a fundamental aspect of all cortical functions. (go_urnさんの和訳) そのようなものとして見れば、人間の言語は、人間の言語を司る(=relevant)大脳皮質とそこを構成しているニューロンが、適切に働いて、associationsを形成する途轍もない能力を発現させている様を理解するための豊かな素材を提供してくれる研究領域(=source)であると言える。このassociationsを形成する能力こそ、全ての脳の機能の1つの根源的な本質であるように思えるのである。 ● 1. 英文のrelevantを「人間の言語を司る」と見ておられる点。 ます、ヒトの大脳皮質(human cortex)にはその一部領域に言語を司ることがすでに知られているウェルニッケル野やブローカ野と呼ばれるpartが、もちろんこの言語関連領域以外にも数多くの認知に関連する大脳皮質の領域があるわけです。ここで ”the relevant parts of the human cortex and their constituent neurons” と述べられているrelevant parts というのは言語も含めそれぞれの認知活動と「(密接な)関連がある」(=relevant)領域とその部分を構成する(複数形としての)ニューロンと考えます。 2. 小さなことのように思われるかもしれませんが、英文のa fundamental aspect of all cortical functionsを「全ての脳の機能の1つの根源的な本質」とされていますが、正確には「(大脳)皮質が有するすべての機能の…」でしょう。このように一見瑣末に見える部分に私がこだわるのは、この原典らしき本のタイトルがneuroscience(神経科学)であり、この本は全体としてニューロンという視点から大脳皮質の高次認知機能が作用する仕組みを説明しようとするもののようだからです。 → 続きは「補足」へ行きます。

fwkk8769
質問者

補足

→ 「お礼」からの続きです。先に「お礼」からお読みください。 ●  つまり、上にgo_urnさんが挙げて和訳をつけてくださった部分は私の解釈では、以下の3点を述べているように思えるのですがいかがでしょうか。 (あ) 言語を身につける際になされる、恣意的な記号(=言語記号)とその記号が現実世界の中で意味している物・概念・関係性との間にニューロンのlinkageを形成することによって学ばれている。(以上です) (以上です) (以上です) (い) 大脳皮質のさまざまな領域が有するすべての高次認知機能は、その基本的特徴として皮質とニューロンが働いてassociationsを形成する途轍もない能力によるものであるらしい。 (う) 言語はこのassociationsを形成する途轍もない能力を発現させている様を理解するための豊かな素材を提供してくれる研究領域(=source)である。 ● 原典らしき ”Neuroscience” という本については、第3版についてですが http://72.14.235.104/search?q=cache:UCqfwgv_-goJ:www.amazon.co.jp/Neuroscience-Dale-Purves/dp/0878937250+Neuroscience&hl=ja&ct=clnk&cd=5&gl=jp や最初に投稿した質問文内の http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/bv.fcgi?rid=neurosci.box.1892 をいじくりまわしていただくと全体の章立てや著者のテーマが見えてきます。 引用した文章が収められているPart V ‘Complex Brain Functions‘ の第26章 ’The Association Cortices’ の summaryが http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Search&db=books&doptcmdl=GenBookHL&term=The+Association+Cortices+AND+neurosci%5Bbook%5D+AND+231775%5Buid%5D&rid=neurosci.section.1843 で見られます。ここでassociationという言葉が多く登場しています。

その他の回答 (2)

  • Begemot
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回答No.3

こんばんは。 難しい英語をお読みですね。お疲れ様です。 私にはこの分野の知識がありませんので、その前提でお読みください。 質問者の方のお考えも、これまでのご回答者のお考えも、分かるような気がします。 私がもし受験生で何でもいいから答えを書き込まないと点が減る状況だったら、回答は、No.1さん・No.2さんと同じように答えます。 テキストには、ほかに該当しそうなフレーズがないからです。 ですが、「厳密に」「同じか」と尋ねられたとしたら、ちょっと迷います。 "associations"という単語の意味があまりに漠然としているからです。 専門知識のあまりない私のような人は、ぱっと「連想だな」と思うでしょうが、脳神経学とか言語心理学に詳しい方だと、きっと質問者さんのように悩んでしまわれるのかな、と思います。 ゆっくり読むと、(2)の示す内容よりも(1)の内容がうんと具体的なので、厳密に考える方は、この二つが同じであるか、はたまた(2)が(1)をも含んだより広い概念であり、したがって同じとは言えないのではないか、と考えてしまうことは有り得ると思います。 どっちなんでしょうね?ネイティブでも著者でもないのでなんとも申せません(^^; が、このテキストの文体は専門家を相手にしてはいなさそうであり、そういった文章に説明もなにもなく「連合」といった意味の専門用語をいきなり挟み込むことはあまり考えにくいですし、また、(2)のすぐ前に(1)があるので、一般の読者がさらっと読めば、(2)のところで「これは(1)のことだな」と考えるのではないでしょうか。(←これも「連合」というのでしょうか?) いかがでしょう?

fwkk8769
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.2

こんばんは、 「(1)と(2)は同じく大脳皮質におけるニューロン間の「結合」のことを言っている」のではないと思いますよ。 ここでは言語のはたらきと脳あるいは神経のはたらきのことを述べているのであって、 チョムスキーは実際脳がどうやって結び付けるかは述べてないけれど、 言語には、いわゆる言語学で言うところの「シニフィエ」と「シニフィアン」を結びつけるという、どの言語にも共通する普遍的な働きを持っており、 この筆者いわく、大脳皮質の働きの大きな部分は、その「連想」をつかさどるところなのではないかということで、 つまりは、人間の言語を研究することは、大脳皮質の働きを研究する上で、たいへん有意義だ、と言っているのではないでしょうか? ん?なんだか主語動詞が一致していませんが、 ともかく解答はそれで正しいのではないかと思います。 また「シニフィエ」「シニフィアン」の説明についてはWikipediaで十分理解いただけるのではと思います。 こんなに難しそうな英文をみるとワクワクしますね。 失礼しました。

fwkk8769
質問者

お礼

lechatbleuさん、ご回答ありがとうございます。 「解答は...正しい」ですか...。 ● 私の推測との違いを端的にasssociation(s)の訳語で表すと、 (1)「連想」...lechableuさんのお考え (2)「連合」...私の考え になると思います。 私の推測はご回答#1さんへの「お礼」と「補足」で補足をしています。ついでにお読みいただけるとうれしいです。 ● なお、脳の「連合」あるいは「連合野」(association area)については今「連合野」でgoogle検索してみましたが、私には以下のサイトが参考になるように思います。 http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/40/index-40.html → 特に、ページ中ほどのイラスト(b)をみるとヒトの大脳皮質のうち「連合野」(色のついている部分)がいかに広い領域を占めているかがよくわかります。 http://72.14.235.104/search?q=cache:O2FbSXxfGlYJ:www.tmd.ac.jp/med/phy1/ptext/high4.html+%E9%80%A3%E5%90%88%E9%87%8E&hl=ja&ct=clnk&cd=3&gl=jp → 特に、§8.連合野間での連合 をみると、  「ヒトの大脳皮質の営む高次機能は、何もいちいちその機能に対応する単独の中枢を考える必要はない。複数の連合野の連鎖過程によって実現されていると考えられるようになった」とあります。私は件のassociation(s)はこの「連合」、あるいは「連鎖」に当たるのではないか、と考えています。

fwkk8769
質問者

補足

ご回答#1の方が 「これ、受験用の問題集ですか?」とお書きになっていましたので補足いたします。 この英文はどうも2003年の三重大学医学部の前期試験で取り上げられたもののようです。ただし、私の質問にある問いが果たして (1)入試問題に実際にあったものなのか、 (2)この問題集の編者によるオリジナル問題なのか、 は不明です。 英文の原典らしきものは ”Neuroscience” (第2版)の第27章Aphasias(失語症)内にあるテキストボックスB(Box B)のようです。

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