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弁護士は「判決文を見ていないのでコメントできない」と

今日のあるテレビ・ラジオ局のニュース放送です。 社員が、休暇の申請方法を巡る上司とのいさかいを理由に、 人材派遣会社を解雇されたのは不当だとして訴えた裁判で、地方裁判所は、解雇の無効を認め、会社に解雇後の給料の支払いなどを命じました。 判決で、裁判官は「上司が不必要な負担を強いるなど、原告が腹を立てたのには酌むべき点がある上、その他の勤務態度に問題が無かったことなどを考えると、解雇に合理的な理由はなく無効だ」などと指摘しました。 その会社の代理人の弁護士は「判決文を見ていないのでコメントできない」と話しています。 (質問) 被告側の弁護士は、裁判に出ていると思うのですが、判決文は、裁判所で「見ない」ものなのでしょうか? 「判決文」という紙はその場で渡されないものなのでしょうか? それとも、「判決文」を渡され、裁判官の朗読(?)は聞いたが、「自分の目では判決文を見ていない」、という意味なのでしょうか? 詳しい方、よろしくお願いいたします。

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  • ok2007
  • ベストアンサー率57% (1219/2120)
回答No.6

まず、「被告側の弁護士は、裁判に出ている」という点で、若干の誤解をなさっているように思います。 確かに、証人尋問など判決が出るまでの作業過程においては、原告被告の区別無く代理人たる弁護士は法廷へ出席して仕事をするのが通常です。 しかし、判決が下される日の法廷には、必ずしも弁護士が出席するとは限りません。なぜなら、そのときに弁護士のすべき仕事はほとんど無いからです(言い換えると、ただ座っているだけ)。判決文は後日送付されるのですから、法廷で判決を聞く時間を他の依頼者のために割いたほうが、よほど能率的ですし他の依頼者からも喜ばれるように思います。 いずれにせよ、特殊な理由の無い限り、判決を朗読する法廷に弁護士が出席することはほとんど無いと聞いています。 また、判決文には、裁判所がその判決に至った思考過程が書かれています。次の手立てを打つのに、裁判所の思考過程というのは非常に重要となります。したがって、判決文を読むまでは、うかつに態度を明らかにできないんです。 面倒くさい場合もあるでしょうけれども、決してそのような理由ばかりではなく、むしろ紛争解決に向けた戦略上、判決文を分析検討するまではコメントをし難い場合のほうが多いように思います。

plmplm7-2
質問者

お礼

法廷での弁護士について詳しく説明いただきありがとうございます。 とてもよくわかりました。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • nep0707
  • ベストアンサー率39% (902/2308)
回答No.7

>被告側の弁護士は、裁判に出ていると思うのですが 判決のときに代理人が出席することは少ないと思います。 >判決文は、裁判所で「見ない」ものなのでしょうか? >「判決文」という紙はその場で渡されないものなのでしょうか? 見ないと思いますし、その場では渡されません。 >裁判官の朗読(?)は聞いたが 民事訴訟の判決言渡では主文を読んで終わりというのも珍しくありません。 (たとえば「被告は原告に賃金を支払え。訴訟費用は被告負担とする」とだけ言って引っ込むとか) 判決書には判決理由などが書かれていますが、言渡し時に全部読むことは少ないと思います。 この点、刑事訴訟とは違います。

plmplm7-2
質問者

お礼

民事訴訟と刑事訴訟との違いを説明いただきありがとうございます。 回答ありがとうございました。

  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.5

>被告側の弁護士は、裁判に出ていると思うのですが 出てません。出ていてもそもそも裁判官は判決文全文は読み上げていないでしょう。 >判決文は、裁判所で「見ない」ものなのでしょうか? 見ていません。 >「判決文」という紙はその場で渡されないものなのでしょうか? 渡されません。後日送付されます。

plmplm7-2
質問者

お礼

よくわかりました。 回答ありがとうございました。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.4

弁護士が職務として拒否しているものを、記者が突っ込んだからといって対応を変えるわけないでしょう。彼らは国民に説明する義務などというものも皆無ですし、選挙民の目を気にする必要もないのです。あるのは依頼人への忠誠とそろばん勘定だけです。

plmplm7-2
質問者

お礼

依頼人への忠誠とそろばん勘定 ・・・なるほど。 回答ありがとうございました。

  • rody2007
  • ベストアンサー率61% (30/49)
回答No.3

弁護士はあくまで、企業に雇われた代理人ですから、企業側が判決文を入手して次の対応を考えるまで勝手にコメントできませんし、対応後も企業の主張に沿ったコメントしかできません。つまり「雇い主である企業が判決文を見て、対応を考えるところまでいってないのでコメントできない」と言っているのです。 もし、勝手にコメントして後の控訴審等が不利になったり、和解がスムーズに行かなくなったりすれば、責任問題なだけでなく今後の信用にも関わってきます。 マスコミもそんな事は百も承知だから、こんなところではつっこまないと思いますよ。

plmplm7-2
質問者

お礼

仰るとおり、弁護士は、「企業に雇われた代理人」ですね。 回答ありがとうございました。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.2

面倒くさい、答えたくないという意味の隠語だとわたしは思っています。

plmplm7-2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 回答拒否の意味・・・、なら、ある意味、理解できなくもないかな・・・。 記者さん、もっとつっこみを!

  • coco1701
  • ベストアンサー率51% (5323/10244)
回答No.1

正式な文書としての判決文は後日、弁護士の元に届きますから、それを見ていないの意味でしょう

plmplm7-2
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 正式な文書としての判決文は後日、弁護士の元に届くのですね。 それにしても、弁護士は裁判に出ているわけですから、内容について何もコメントしないのもどうかな、と思います。 また、放送局の記者も、そのコメントだけを記事にするのも、どうかと感じました。(もっとつっこんで取材しろよ!と思ってしまいます。)

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