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ワクチンを複数回投与する理由 大学受験

よろしくお願いします。大学受験問題です。 問題文 ワクチンは1回のみでなく、複数回投与することが多い。これはなぜか。 私は、この複数回というところが少しわかりませんでした。ワクチンは一度打てばいいのではないかなと思いました。ワクチンは、一度目の抗原の進入に対しては抗体が生成されるのに時間がかかるため、二度目の進入に備えてあらかじめ抗原情報を与え、記憶細胞を残しておくためで、二度目の進入では二次応答がおこるため、一度目に比べてより速く、より大量の抗体を生成できるようになるためだと思います。 ワクチンは、はしかの予防など一度かかるともうかからないといいますし、一度ワクチンを導入すればいいのではないのでしょうか?それとも記憶細胞は一生はもたないのでしょうか?問題文の複数回というのは、二回という意味でしょうか。それともそれ以上のことでしょうか。もしそれ以上の場合どうしてそんなに導入する必要があるのでしょうか。 これは解答がないのですが、ここではどのような解答がふさわしいのでしょうか。 どなたかお分かりになる方にアドバイスをお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#159956
noname#159956
回答No.1

医療関係者です。ワクチンは医療では生ワクチンと不活化ワクチン、トキソイドに分けられます。 生ワクチンは菌そのもの。毒性をよわめてありますが、弱く感染したのと同じ状態になります。なので、接種後時々病気になってしまう場合があります。たとえば麻疹のワクチンを接種すると麻疹ほどひどくなくても発疹が出たりします。大抵一回の接種で済みます。 不活化ワクチンは病原体を殺して、免疫を作るのに必要な部分だけを抽出したもの。病気にかかるわけではないので、体内で増殖せず、そのため抗体を記憶させるために複数回2回からそれ以上の場合もあります。抗体価を保つために、何年か一度摂取する必要があります。  トキソイドは最近が作る毒の毒性をなくした物。不活化ワクチンと一緒で何回か摂取します。  最近の報告では、終生免疫というものは無いという事が言われています。今までは、病気が蔓延していたため、予防接種で弱めの抗体がついて、抗体価が下がり始めても、病原菌に接することにより、症状は出なくても感染した状態になり、また抗体価があがってきたのです。 受験問題の解答にするには文章がまとまっていなくてごめんなさい。

goodo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 生ワクチンと不活化ワクチンは聞いたことがありましたが、トキソイドは初めて聞きました。なるほど、ご説明をお聞きすると、やはり種類によっては複数回接種する必要があることが納得できました。 >最近の報告では、終生免疫というものは無いという事が言われています。 なるほど最近は衛生環境がよくなってきたからですね。 大変参考になりました。貴重なご意見ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • ga111
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回答No.3

前の方々のでいいと思いますが、興味があったので: http://www.nih.go.jp/niid/topics/influenza01.html インフルエンザワクチンの問題点 >HA蛋白の抗原構造が次々と変化します。その結果、これまでに感染やワクチン接種をうけて獲得された免疫では十分に対応できないような抗原変異ウイルスが生じます。このような以前の免疫から逃れた変異ウイルスが次々に出現して新たに流行を起こすことになります。従って、インフルエンザでは1回のワクチン接種で終生免疫を付与することは出来ません。 >一般に不活化ワクチンによって賦与される免疫は時間とともに低下していきます。インフルエンザワクチンによる有効な防御免疫の持続期間は3カ月程度と短いので、毎年シーズン前に接種を繰り返す必要があります。

goodo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 参考urlが大変参考になりました。インフルエンザワクチンがどのように作られるのか、またそれにより完全に予防できるわけではないなど、大変参考になりました。 抗原の構造が変化し、新たな抗原が体内に侵入するためまた新たなワクチンが必要ということですね。ただこの場合は異なる抗原に対するワクチンなので問題文の意図である同じワクチンを複数回導入する意義とは異なるでしょうね。 ありがとうございました。

  • neko_noko
  • ベストアンサー率45% (146/319)
回答No.2

記憶細胞の寿命はヒトの寿命よりずっと短いようで、 数十日から200日程度など意見があるようです。 なので、ワクチンによっては定期的に摂取する必要もあるみたいですね。 ワクチンといってもいろいろ種類があるようです。 大きく「生ワクチン」と「不活化ワクチン」に分かれるそうで、 ウイルスを生きたまま(と言っていいか分かりませんが)、毒性を弱めたまま使用するか、 処理をして死んだウイルスを使用するかの違いです。 生きたウイルスが体内に入れば、そのウイルスが死滅するまでは抗原が作られ、 比較的効果が長く続きます。 ウイルスが死滅せずに生き残り続ければ、一生免疫が働くのでしょう。 一方、死んだウイルスが体内に入れば、免疫機構は働きますが、 抗原は新たに作られないので、一定期間しか持たないのでしょう。 推測の部分も多いのですが、およそこんな理由でしょう。 ただ、大学の受験問題でここまで問われるとも思えません。 ここまで行くと大学の、しかも医学や生物などの分野になる気がします。 なので、受験問題の回答としては、goodoさんの回答で良い気がします。

参考URL:
http://www3.johac.rofuku.go.jp/infection/drugs/vaccine.html
goodo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 記憶細胞の寿命がある程度あることはなんとなく知っていましたが、数十日から200日程度というのはかなり短く、驚きです。 ただ#1さんの戴いたご回答にもありましたが、ワクチンの種類によるということですね。 大変参考になりました。ありがとうございます。

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