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植物と動物の寿命の違い
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種の遺伝子を保存するという観点から考えると 動物:世代交代を繰り返すことにより遺伝子を保存する→比較的寿命が短い 植物:個体を維持することにより遺伝子を保存する→比較的寿命が長い という因果関係が考えられるかもしれません。もっともこの2つの事象はニワトリと卵の関係みたいなものですが。 kawakawaさんもおっしゃっているように動物と植物の違いは移動距離の違いに追うところが大きい、というのが現在の通説だと思います。 行動範囲の大きい動物はコンパクトな体と移動エネルギーを持ち、よりよい条件の環境へ移動が可能です。よりよい環境を求めて移動能力の発達した(発達させる遺伝子を残した)動物もいれば、どんな環境でもある程度生き延びられる動物もあり、さらに環境を変化させて自分たちに合うように作り変える動物もいます。 一方、植物は(一見乱雑とも思えるほど)大きな体を持ち、自分自身の体を用いて自分の生息する環境の条件(水分・土壌・温度)を一定に保持します。植物の中でも自ら環境を整える能力が低いものは寿命が短く、世代交代を早く繰り返してより環境に耐えうる遺伝子の創出を目指しています。 もちろん、遺伝子一面だけで生物全ての違いを証明できるわけではありません。kawakawaさんのご意見もstomachmanさんのご意見も動物と植物の違いを決定している要因の一つであると私も思っています。
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- KOH_da
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ここで質問されているのは、種(しゅ)としてではなく、 その個体が長生きする理由ですよね。 動物は特定の部位が壊れると、なかなか修復できません。 たとえば目がつぶれたらつぶれたまま。 足がとれたらとれたままです。 もちろん生物にもよっては、一部の再生ができますが。 それに対して多くの植物は再生ができます。 生長とは修復再生の繰り返しであり、 植物体の一部の破損は、再生されて元に戻ります。 それを繰り返した結果、長生きするのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。なるほど、そのような考え方もできますね。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
移動能力という点が最も異なるところでしょうネ。 動物の場合、親は生存に適した場所で卵や子を産むことができ、また、生れた卵や子を移動させることが出来ます。 一方、植物では種が落ちる場所がどういう場所であるかを選択することはできません。そのまま木や草から落下するにしても、鳥やサルなどの別の動物に食べられて糞とともに排出されるにしても、或いはヤシのように海を漂って、どこかに打ち上げられるのを待つにしても、その場所は偶然決定されるだけであって、必ずしも、生存に適しているわけではありません。 そのため、植物の種子は生存に適した状態になるまで、何年も何年も、場合によっては数千年以上も休眠状態となって待ち続けるのです。 熱帯雨林を想像してください。そこは多数の植物が密集しています。単純に考えると植物の生育に適しているように思われますが、実は、地面近くというのは日光が届かず、植物が育つには向いていない場所なのです。熱帯雨林では沢山の種子が地面に落ちますが、それらは周囲の木が倒れて日光の刺激が来るまでの間、ずっと待ち続けます。そして、条件が整ったと分かった時点で一斉に芽をだし、より早く大きくなったものだけが生き残るのです。焼畑農法が実際には環境破壊ではないという説があるのは、こういう理由です。つまり、人工的に木々を焼き払うことで休眠していた種が発芽できる条件を作り出し、新たな緑を生み出すということなのです。 また、植物にとっての時間と動物にとっての時間というのは、その尺度が異なっています。 数千年の寿命を持つ木にとっての数千年の休眠は、例えば人間にとっての60年の冬眠のような時間間隔と言えるでしょうネ。 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございました。生物によって、時間の尺度が違うっていう考え方は面白いですね。
- stomachman
- ベストアンサー率57% (1014/1775)
知りません。知りませんが.... 多分、死ぬ能力を持っていないのだと思います。 「老いて死ぬ」ということは生物が進化過程で獲得した能力です。これによって、(ちょっとだけだけど)より進化した新しい世代に資源を譲り、トータルとしては遺伝子の存続と生存能力の強化をやっています。(実際、単細胞生物では死なない奴がいっぱいいます。) 巨大化して、自重で崩れるほどになるまで成長する植物は、むしろ大きくなることで他の植物に遮られないで日光を浴びることができる。そういう方向に進化した結果、「老いて死ぬ」能力を失ったのじゃないかと思います。 いや、知りませんけどね。
お礼
ありがとうございました。
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お礼
ありがとうございました。いろいろな考え方があるようですね。自分なりに、まとめてみようと思います。