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過呼吸の神経生理学的メカ二ズム

精神的なストレス等が原因で過呼吸な状態が生じた場合、 血液中の酸素濃度が上昇するのでペーパーバック法により血液中の二酸化炭素濃度を上げる という治療が行われますが、 呼吸運動の中枢である延髄は「血中の二酸化炭素分圧の上昇」を感知しており、 二酸化炭素分圧の上昇をきっかけとして呼吸運動を亢進させますよね? すると(血液中の二酸化炭素濃度が極端に低下するから上げてやると改善するという理屈は分かるのですが)延髄の仕組みを踏まえると、 二酸化炭素を吸って二酸化炭素濃度を上げることで却って過呼吸な状態が促進されてしまうのではないかと思うのですが、そうはならないのでしょうか? 詳しい仕組みをご存知の方、回答よろしくお願いします。 また、過呼吸時における 「自分の意志で調節する方の呼吸運動」のメカニズムの状態 についても分かる方がいれば回答していただきたく思います。

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  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.1

元々血液中には酸素がすでに100%近く溶け込んでいますので、過呼吸をしてもそれ以上溶け込めず酸素濃度は大してかわりがありません。 二酸化炭素は過換気によって通常より低下し、その結果血液中がアルカリ性に傾き呼吸性アルカローシスと呼ばれる状態となり、しびれや呼吸困難感を感じることになります。 低下しているから上昇させることで効果があります。 酸素濃度がかわっても酸塩基平衡に関わりません。 TVなどでも時々過呼吸で血液中の酸素濃度が上昇と言っていることがありますが不適当な表現です

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9
Daxing
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり二酸化炭素濃度を上昇させることの方がポイントなのですね、 メインの質問についてもご存知でしたらぜひ回答していただきたく思います。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.2

メインの質問とは「二酸化炭素濃度を上げることで却って過呼吸な状態が促進されてしまうのではないか」とのことでしょうか? 過換気で二酸化炭素濃度が低下しているものを上昇させて通常の状態に近づけるのが目的で、通常以上の濃度に二酸化炭素を上げるのが目的ではありませんので、それによって過換気が促進するとは言えません。 アルカローシスによる呼吸困難感を減らすのが目的です。

Daxing
質問者

お礼

再度の回答ありがとうございます。 つまり延髄の呼吸中枢は「通常の濃度」を踏まえたうえで呼吸運動を制御しており、 単に二酸化炭素濃度の上昇だけで呼吸運動を促進させる訳ではない ということでしょうか? 回答ありがとうございました。

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