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トリフェニカルビノールの反応
トリフェニカルビノール2.0gを沸騰水を入れたビーカーで加熱した酢酸25mlに溶かして貯蔵液をつくり、つぎの反応をおこないました。 (a)貯蔵液10mlに47%臭化水素酸2mlを加え、5分間水浴上で加熱する。氷冷して生成物を濾過し、リグロインで洗う (b)貯蔵液10mlに5%のモノクロロ酢酸と1%の硫酸とを含む酢酸2mlを加え5分間加熱する。水(5-6ml)を飽和点まで加え,溶液を放冷して 結晶化させる。減圧濾過で集め、メタノール-水=1:1混液で 洗う。 (c)貯蔵液10mlに47%ヨウ化水素酸2mlを加え,1時間水浴上で加熱する(ドラフト内で行う)冷却し、亜硫酸水素ナトリウム1gを水20mlに溶かした溶液を加え、沈殿を濾取し、よく水洗する。生成物は湿ったままメタノール(15-20ml)から結晶化する。 (d)貯蔵液10mlに塩化第一スズ2gを5mlの熱塩酸に溶かした溶液を加え、1時間水浴上で加熱する(ドラフト内で行う)。冷却し、濾取して、メタノールでよく洗う。 またトリフェニカルビノール1gを25mlのメタノールに溶かし、47%臭化水素酸1mlを加える。おだやかに15分間水浴上で加熱し、放冷する。器壁をこすれば結晶化を促進できる。生成物をメタノールで洗う。という操作も行いました。 この操作ではそれぞれどのような反応が起こっているのですか。そしてどのようなものが生成するのですか?実験をおこなったのですがほとんどわかりません。教えてください。よろしくおねがいします。
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- anthracene
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全てトリフェニルメチル基(トリチル基)Ph3Cのメチル基上の官能基変換です。 ヒントとしては、(a)~(c)では通常のアルコールに対してHXを反応させた場合に何が起こるか、ということを調べてみてください。同じ系統の化合物ができています。 (d)ではおそらくメチル基上の還元反応が起こっています。 ヒドロキシ基を還元したら何になるでしょうか? 答えを丸教えしたのでは意味が無いので、教科書を見てみて分からなかったらまた補足ください。
補足
(c)について、考えて見たとこと、(C6H5)3CIが出来るのでしょうか? しかしBeilsteinテストで炎は赤色でハロゲンが検出できず、また融点測定の結果融点がおよそ80℃程度になりました。これは(C6H5)3CIとは違うように思われます。どうなんでしょうか?アドバイスいただけませんか? また(b)も融点が150℃程度になりました。私は、(C6H5)3Brが出来るのかと思ったのですか違うみたいでした。どのような反応なのですか? (d)はアルコールを還元するのですか?アルコールの還元は可能なのですか?わからないので少しヒントをいただけませんか?