• ベストアンサー

ゆっくり再結晶させる方法

X線解析用に有機化合物の単結晶をつくりたいのですが、 生成物の結晶性が良すぎてきれいな単結晶をつくることができません。 出てくるときは一気に析出して、巨大な粗結晶が出来上がってしまいます。 ゆっくりと析出、成長させる方法はないでしょうか? 今までに試したのは、 1)ヘキサン/酢酸エチル系で加熱溶解後冷却 2)自然蒸発 酢酸エチル、ジクロロメタン、水/メタノール系 (ジエチルエーテルにはほとんど溶けませんでした) 3)小さな容器中に酢酸エチル溶液を開放系で入れ、 ヘキサンを入れた一回り大きな容器に密封。 ヘキサンが酢酸エチル系に混ざって溶解度が落ちるのを待つ。 です。 今のところ水/メタノール系自然蒸発と3番が有望そうかなー?というところなのですが、 何か他に良い再結晶の方法があったら試してみたいので教えてください。 よろしくお願いします。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • act_chem
  • ベストアンサー率46% (28/60)
回答No.1

とりあえず徐冷法・濃縮法・拡散法を行ったわけですね。 上記の条件以外に溶媒の種類を検討して良い結晶が得られると後々楽なのですが。 上記以外の方法で考えられそうなものとしては、 液滴法(キャピラリーから一滴分の溶液を出して(落とさずに先端で保持する)、乾かしていく。)や液液拡散法(H字管を用いて拡散する)、ゲル電解法(ゲル中に溶液を染み込ませて電解結晶化させる)など。 有機化合物の場合、さまざまなファクターがありますから、条件の精査を頑張って下さい。

asato640
質問者

お礼

丁寧な説明、ありがとうございます。 まだまだやっていない手法がたくさんありますね(^^; まずは実験室で入手可能なキャピラリーでの方法をやってみようと思います。 溶媒の検討も含め、きれいな結晶を出せる条件をがんばって探してみます。

その他の回答 (2)

回答No.3

粗結晶が析出した溶液をろ過してそのろ液を自然濃縮とか。

asato640
質問者

お礼

確かに、一気に出てきてしまった粗結晶をどかした方がきれいな単結晶を作れそうですね。 早速試してみたいと思います。 ありがとうございました。

noname#21649
noname#21649
回答No.2

2)自然蒸発 で.容器に細工してみてください。 3口フラスコに1/3くらい入れて.口をコルク栓で蓋をして放置。 温度は壁面に結露しない程度。1ヶ月か2ヶ月放置します。 密封して隙間から用材が自然蒸発するとある程度大きな物になりますが.X線をかけたらばまったくピークなしだったのが私の結晶です。いまでもあのぶしつが何か謎です(赤外等では同定不能でした)。

asato640
質問者

お礼

自然蒸発するときはサンプル管の蓋を閉めた状態で放置していたのですが、コルク栓で調節という手もあるんですね。 確かに適度に溶媒が蒸発してくれそうな感じです。 X線でピーク無しはかなり辛いですね。 私の場合は、構造は決まってるので後は立体化学だけなのですが、無事決定できることを祈りつつ再結晶を仕掛けてみます。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 単結晶作成法で困ってます

    はじめまして。 現在、X線構造解析用の単結晶(有機化合物)を作成しようとしているのですが、どうしても『ファイバー』のような細い針状結晶しか出来上がらず、困っています。 これまでに、様々な溶媒(クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、ジオキサン、アセトニトリル、アセトン、エタノールなど)を試したり、また手法も溶媒をゆっくり蒸発させたり、貧溶媒(ヘキサン、エーテル、メタノールなど)の蒸気をゆっくり溶かしこんだりと、いろんな手法をとってきましたが、たいていはファイバー状になってしまいます。 化合物自体の溶解性は高いほうでして、水、ヘキサンには不溶、メタノール、エタノール、エーテル、アセトニトリルには少し溶け、他の溶媒には良好に溶ける感じです。しかしファイバー状のものができていることから、結晶成長時に自己組織化しやすい化合物のような印象を受けます。 このような化合物をブロック状の単結晶にすることはできるのでしょうか。あるいは、類似のケースにて溶媒を変えたら成功した、などの例をご存知の方はおりますでしょうか?

  • 溶解性

    クロロホルム、メタノール、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチルにそれぞれ水を加えてよく振り混ぜると、クロロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチルは水と混じり合わず、二層に分かれました。なぜクロロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチルは水と混じり合わないで、メタノール、アセトンは水と混じり合ったのですか? 教えて下さいm(_ _)m また、クロロホルム、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチルにメタノールを加えてよく振り混ぜると全て混じり合って二層に分かれませんでした。どうしてですか?酸素や炭素の数が関係するのですか? 教えて下さいm(_ _)m よろしくお願いします★☆

  • 有機溶媒相互の溶解性

    4本の試験管にクロロホルム、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチルを約2mlずつとり、それぞれにメタノール約1mlを加えた後振り混ぜて放置したところすべて溶解しました。溶媒の溶解性は極性溶媒同士、無極性溶媒同士が混じり合うのに、なぜ極性溶媒であるメタノールに無極性溶媒であるクロロホルム、ジエチルエーテル、酢酸エチルは溶けたのでしょうか?ちなみにこの3つは極性溶媒である水には溶けませんでした。これだと矛盾してしまいすよね?? ご回答よろしくお願いします。

  • アスピリン合成について

    サリチル酸と無水酢酸により合成し、粗結晶を取り、以下のように再結晶させました。 「粗結晶を三角フラスコに入れ、これにエチルエーテルを徐々に加えて溶解する。ついで、これにエーテルの約1.5倍容量のヘキサンを加えそのまま氷冷水浴中につけて静置し再結晶させる。」 このときのエチルエーテルとヘキサンの役割がよくわかりません。またエチルエーテルを加えるときになぜ徐々に加えなければいけないのかもわかりません。 どなたか教えてください。

  • 溶解性について

    クロロホルム、メタノール、ジエチルエーテル、アセトン、酢酸エチルを2mlずつそれぞれ5本の試験管にいれて水を1mlずつ加えて混ぜたら分離したり混ざったりしました。クロロホルムとジエチルエーテルと酢酸エチルが混ざらなかったのですがどうもクロロホルムは水が上になり他の2つは水が下になりました。これはクロロホルムが水より比重が重いと考えていいのですか??また混ざったのは比重が同じということですか??

  • 酢酸エチル>ヘキサン>ジクロロメタンの順に極性って高いですか?

    酢酸エチル>ヘキサン>ジクロロメタンの順に極性って高いですか?

  • 再結晶

    クロロホルム、アセトンに易溶でヘキサンに不溶な物質をジクロロメタン/ヘキサンで再結晶により精製した。 とありますが具体的にどういう作業を行っているかわかりません。 だれか分かる人がいたら教えてください。

  • アスピリン合成

    サリチル酸と無水酢酸により合成し、粗結晶を取り、再結晶させました。再結晶の際、粗結晶を溶かすためジエチルエーテルを加えた後、同量のヘキサンを加えました。このヘキサンはなにを目的としているのでしょうか?

  • クロマトグラフィーで用いる溶媒の組み合わせは?

    クロマトグラフフィーを行う際の溶媒の組み合わせとして、ヘキサンと酢酸エチル、ヘキサンとエーテル、アセトンとメタノールなどの組み合わせがあることを参考書で知りました。このうち。ヘキサンとエーテルの組み合わせなのですが、このエーテルとはそのエーテルをさすのでしょうか?エーテルにはいくつか種類があるのでどれを指しているのか教えてください。

  • 再結晶で綿状のものが

    4-エトキシ-3-メトキシベンジルアルコール(室温で白色個体。融点54-59℃)を 酢酸エチル/ヘキサンの有機溶媒を用いて再結晶を行いました。 温度は60℃から室温まで一晩かけてゆっくりと下げて冷却したのですが 翌朝見てみると再結晶溶媒の水面らへんがかすかに白く濁ってるだけで結晶は析出していませんでした。 そこで軽く振って衝撃を与えたところ、溶媒全体が白く濁り綿状の試料が得られました。 容器の底には個体の試料も得られたのですが、なぜこのように溶媒全体に綿状になって試料が 析出するという現象が起きたのかわかりません。 溶媒を多く入れすぎて失敗したと思うのですが、失敗したことより なぜ試料が綿状になって溶媒全体が白く濁ったのかを教えてください。