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ユング心理学の治療技法の大枠を教えてください。
臨床心理学を勉強している者です。 なかでも、ユング心理学に興味があります。 一応、フロイトやユングに関する入門的な書籍はだいぶ読んで来たつもりですが、最近、ようやくフロイト心理学(精神分析学)の治療技法の大枠が理解できた程度です。 それは、「自由連想法」により、「転移」と「抵抗」を足がかりとして、患者の「洞察」を導く、というものです。 一冊の本に、上のようなことがまとめて書いてあれば、苦労はないのですが、そうなっていない場合が多いです。違う本を何冊も読んで、個々ばらばらな記述から、同じようなことが書いてある箇所がだんだんと重なってきて、ようやく上のようにまとまったという感じです。 ユングも、もっと時間をかければ、上のようなまとめに辿り着くことができるのかもしれませんが、なかなか難しいです。そこで、もし知っている方がいらっしゃったら教えて欲しいものです。できれば、まとめのような形がいいのですが、長文でも箇条書きでもどんな形でもかまいません。 ユング心理学において、どのような技法を用いてどのような機序で患者は治るのか、そのメカニズム、大枠を教えてください。
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>ユング心理学において、どのような技法を用いてどのような機序で患者は治るのか 全然専門家でもないし勉強したわけでもないのですが、 日本風になったユング心理学であれば、河合隼雄さんの本が参考になると思います。お読みになっているでしょうか。 ユング心理学のキーワードは、「元型、集合的無意識、シンクロニシティ、夢、神話、物語」というような感じかなあ、と素人的には思いますが、勉強している方からするといかがでしょうか。 治療するときにはイメージや創造性を大切にして、「その人の」物語を治療者が一緒に生きる・・・ 技法としては、カウンセリング、箱庭療法、夢分析など。 夢分析を必ず用いるとは限らないと思います。 そのクライエントごとに合う技法を使うようですから。 たとえば、カウンセリングが向かない人でも箱庭療法が有効だったり。 箱庭療法とは http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%A2%C4%ED%CE%C5%CB%A1 箱庭について、治療例が写真入りで紹介されています。 「ブッダの夢」 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%80%E3%81%AE%E5%A4%A2%E2%80%95%E6%B2%B3%E5%90%88%E9%9A%BC%E9%9B%84%E3%81%A8%E4%B8%AD%E6%B2%A2%E6%96%B0%E4%B8%80%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%A9%B1-%E6%B2%B3%E5%90%88-%E9%9A%BC%E9%9B%84/dp/4022642629 カウンセリングについて http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%88%E4%B8%8B%E3%80%89-%E6%B2%B3%E5%90%88-%E9%9A%BC%E9%9B%84/dp/4062563886/ref=pd_sim_b_4/503-3223143-0088722 河合氏の考え方。 http://www.nhk.or.jp/fukushi/utsu/file/19.html 河合さん以外では、この本も治療過程と考え方が書かれています。 ユング派の夢分析とカウンセリングです。 「昔話と夢分析」織田 尚生 http://www.amazon.co.jp/gp/product/442211154X 「女性の心の成熟」玉谷 直実 序文は河合隼雄さんが書いています。物語とイメージと治療の過程。 http://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%88%90%E7%86%9F-%E7%8E%89%E8%B0%B7-%E7%9B%B4%E5%AE%9F/dp/4422110748/sr=11-1/qid=1166417870/ref=sr_11_1/503-3223143-0088722 ただ、これらがユング心理学そのものかというと、そうではないのだろうと思います。ユング派の心理学者や臨床化がアレンジして治療しているでしょう、日本人と西洋人で違う部分もあるでしょうし。 これが1冊でお手軽かもしれません。 心理療法の歴史と、いろいろな心理療法について簡単に触れられています。 「心理療法個人授業」 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4101410356.html 簡単すぎて役立たなかったらごめんなさい。
- rimove
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http://dream-seeker.holy.jp/blog/archives/8_/cat33/index.html何かのお役に立つでしょうか・・・ 検索ワード:ユング心理学
お礼
ありがとうございます。 ユング心理学が「夢分析」を行うというのは知っていました。しかし、精神分析が「自由連想法」を用いるように、ユング心理学では「夢分析」を必ず用いるのでしょうか?また、そうだとしたら、それはなぜでしょうか?
お礼
多くのご紹介、ありがとうございます。 私も多分、このレベルくらいには来ているかな、と思っているんです。ただ、個々バラバラなキーワードがなかなか一つの像を結ばないんですね。たとえば、「元型、集合的無意識、シンクロニシティ、夢、神話、物語」といったものが、どういうメカニズムで心を癒すのかとか、「夢分析」と「箱庭」がともにユング心理学であるならば、その共通する要素とは何か、とか。やっぱり、いろいろな本を地道に読み続けていくしかないんでしょうか。