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永久機関問答(その三)

え~、それでは永久機関問答その三。 その他全ての条件が同じ時、物体Aに2倍の力を加えると、物体Aは2倍の力で動きます(加速します)。 その他全ての条件が同じ時、スピードの2乗が衝撃力となります。 そうすると、2倍のインプットで、4倍のアウトプットが得られます。それが本当だとすると、アウトプットをインプットに転化させることで、エネルギーが増幅し続けます。永久機関が出来ることになります。 自分でも色々と考えましたが、懸念事項は加速力を上げる為に力を加え続ける時間と、物体Aがぶつかって止まるまでの時間の関係です。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ayamah
  • ベストアンサー率28% (22/78)
回答No.4

まず、エネルギー保存則を完全に無視した理論である事は質問者様は認識されていらっしゃるでしょうか? もし認識した上でこのような事を考えられているのならば、相当チャレンジングであり、かのガリレイに匹敵するような発想です。現在の物理学を覆すことから始めなければなりません。そのためには現在の物理学をよく知らなければなりません。 さおを持たずに、魚釣りはできません。 >その他全ての条件が同じ時、物体Aに2倍の力を加えると、物体Aは2倍の力で動きます(加速します)。 これはおそらく加速度の事を言っているのだと思いますが、合っています。言葉は間違っています。 >その他全ての条件が同じ時、スピードの2乗が衝撃力となります。 これは速度と運動エネルギーの事だと思いますが、正しくありません。 衝突のエネルギーは、速度の2乗に「比例する」です。 例えば10(J)の運動エネルギーを持つ速度1(m/s)の物体を衝突させて得られるエネルギーが8(J)のとき、20(J)の運動エネルギーを持つ速度1.41(m/s)の物体では16(J)になる、ということであり、失われた分のエネルギーは、衝突音や摩擦熱、運動体を変形させる力などにより失われます。 このエネルギーを速度に変換すると次元が1つ上がります。エネルギーは速度よりも次元が1つ下であるため、発生するエネルギーが2乗に比例するのです。 エネルギーだけで考える場合、何の増幅も行われておりません。 さて、衝突の連続の話ですが 速度×質量=力と考えられています。 力/質量=速度と考えられています。 質問者様の理論、衝突の連続は上の2つの式を連続させているということです。 式で分かるように、どんなにクリティカルな環境下で実験を行っても、インプット以上のアウトプットは得られません。 アメリカンクラッカーのように同じ運動を繰り返します。 (真空中で行ったとしても衝突による熱の発生は避けられませんので、衝突時にエネルギーを少しずつ消費しやがて停止します) 「力」というのは「エネルギー」ということもできますが、 質問者様は「力」と「エネルギー」を混同されていると感じます。 力は「質量×距離」で表されます。 「エネルギー」は(Cal)や(J)で表されます。 繰り返しになりますが、次元が違います。 ちなみに、質問者様が考える物体同士の衝突を連続させるケースでは、少なくとも摩擦係数が必要となりそうですが、この摩擦係数が0になると理論上は永久的に運動が続くと考えられますが、摩擦力が0では運動体同士のエネルギー伝達を行うことができませんので、摩擦力を0にしてこの理論を説明すると矛盾してしまいます。

hippo1978
質問者

お礼

おかげ様で、エネルギー保存の法則はよく存じ上げております。永久機関の夢想家としては、最も悩まされ、またその正しさに日々感嘆させられます。 物理のド素人ですので、頭ではよく理解できませんでしたが、何となく、私の理論が間違っているようなのが、よく分かりました。 くだらない夢想に付き合って頂き、本当に感謝、感謝です。雲が晴れました。

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その他の回答 (4)

  • proto
  • ベストアンサー率47% (366/775)
回答No.5

永久機関が何故可能でないのかを考えることで物理の勉強をしていきたいってことですか? 初速度0の場合を考えます。 大きさがFの力を、質量mの物体にt秒間加えたとき、 運動方程式は   ma = F この時速度v,進んだ距離xとして   v = (F/m)t   x = (F/2m)t^2 です。 これは、逆の言い方をすると、 t秒間にFの力を作用させながらxだけ動かした(仕事をした)事になります。 そこでF*xが仕事の量なので、上の2式からtを消去してF*xを求めると。   F*x = (1/2)mv^2 となります。 これがいわゆる運動エネルギーですね。 ではさきほどの2倍の力を加えた場合   ma = 2F   (1/2)mv^2 = 2F*x となりやはり運動エネルギーは2倍にしかなりません。 これがあなたの言い方で言うと、2倍のインプットにたいして2倍のアウトプットと言うことでしょうか? ではなぜ運動エネルギーはたかだか2倍にしかならないのでしょうか。 運動エネルギーの式を導く際にtを消去しましたよね、つまりこの式は時間によりません。 つまりどのような力をどのような時間かけても、速度vまで加速すれば運動エネルギーは一様に(1/2)mv^2になります。 この時、弱い力で動かせば速度がvに達するまで時間がかかり(つまり長い時間力を作用させ)、強い力ならば素早く加速できる。 その関係がバランスを取り合って、運動エネルギーはたかだか2倍にしかならないのです。 今度は力Fで質量mの物質を動かしたときの仕事F*xをtの式で書いてみましょう。   F*x = ((t^2)/2m)F^2 この式はtについての式であると同時にFについての式でもあります。 この式でt一定と考えてみましょう。 (つまりどんな力を加えようとも一定時間力を加え続ける) そうすると物質にする仕事はF^2に比例しますから、力を2倍にすれば与えるエネルギーは4倍になります。 この時物質の速度はFに比例しますから、力を2倍にすれば速度は2倍になります。 しかし、この結果からも永久機関が可能になるわけではありません。 この結果からわかることは、2倍の力で一定時間仕事をするには4倍のエネルギーが要ると言うだけのことです。 エネルギーとは仕事をする能力です。その量を導く式と合わせてもう一度考えてみてください。

hippo1978
質問者

お礼

いえいえ、物理は大不得意分野ですが、それでも永久機関に興味があって、その研究をする内に物理に興味が出て、また考える内に本当の意味で(学校で習うからとか、受験とかでなく)物理が少し勉強出来た気がします、ということです。 下の方と同様、ご丁寧な説明、心から感謝します。 実は永久機関の夢想を止めようと思います。自分でも実現不可能と思えてきたからです。それで、心の中で決着をつけようと思い、今までのアイデアを物理に詳しい方に確認し、永久機関が不可能であること(少なくとも私の力では)を再確認したくて、問答してます。

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noname#96023
noname#96023
回答No.3

単位が無いからわかりにくいんですよね >物体Aに2倍の力を加えると、物体Aは2倍の力で動きます(加速します)。 2倍の力って何の単位の力を入れているのですか。 きちんと公式を使わず概念だけで考えるから混乱するのだと思いますよ。

hippo1978
質問者

お礼

単位を使って話が出来ないほど、物理のど素人です。これが、根本的な問題ですね、はい。反省してます。

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  • NAZ0001
  • ベストアンサー率29% (508/1743)
回答No.2

>物体Aは2倍の力で動きます 物理的に意味不明です。力と速度とエネルギーは、単位がまったく違います。 高校を以下略。

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noname#58440
noname#58440
回答No.1

  増速するには「正」の加速力、言い換えれば「正」の力を加えます。 減速するには「負」の加速力、言い換えれば「負」の力を加えます。 増速も減速も力の方向が逆ですが与えるエネルギーは同じ事です。  

hippo1978
質問者

補足

早速の回答、ありがとうございます。 只、再確認させて下さい。以下の2点は間違い無いでしょうか: 1.その他全ての条件が同じ時、物体Aに2倍の力を加えると、物体Aは2倍の力で動きます(加速します)。 2.その他全ての条件が同じ時、スピードの2乗が衝撃力となります。

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