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なぜ、牛は草だけ食べて生きられるの?
草には、カロリーもたんぱく質も、なさそうだし、なぜ、生きられるの?
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一言で言うと、食べた草から体内で必要なものを合成しているので大丈夫なのです。 カロリーもタンパク質も、人間などが基準の話なので、牛がそれらを食べていなくても心配することはありません。 むしろ、何かを食べると言うことは、自分の身体だけで必要な物質を作り出すことができないということです。 植物は、何も食べなくても、肥料と水、日光などがあれば自分で栄養を作り出します。 (肥料を食べていると見ることもできるかも知れませんが、厳密には無機物に分解されてから吸収されますので、食べ物のうちには入りません) 牛などの草食動物は草を食べ、胃の中のバクテリアに与えます。 バクテリアは1番目から3番目の胃で草を分解して、色々な栄養を作ります。 それを牛は最後の4番目の胃で受け止めて、吸収するのです。 これで、牛が身体を作ったり活動したりするために必要なものはすべて賄えますので、それ以上何かを食べる必要はないのです。 人間を含む肉食動物は、草を分解してくれるバクテリアが体内にいないので、代わりにこういった草食動物を食べるのです。 人間は草の類を食べますが、消化できない部分があるので、それは吸収されずに体外に排泄されます。 ですから、そういう点では草食動物とは言えないでしょう。 詳しくは参照URLをご覧下さい。 ちょっと難しい単語も出ていますが、全部理解できなくても代替の内容はつかめると思います。
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- K-1
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人間でも植物食だけで生きている人たちがいます。 パプアニューギニア高地に住む人々はイモ類を主食とし、動物性食糧はほとんどないとか。 かれらの腸内を調査すると、窒素合成を行う細菌類が多数住み、アミノ酸を供給しているそうです。 ウシも同じように、腸内の細菌類が草を原料に必須アミノ酸を供給してくれます。
- yakyutuku
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胃の構造云々以前の一番基本的な点として、人間はでんぷんを分解して糖をえますが、草食動物はセルロース(細胞壁の素材)を分解して糖を得ることができます。つまり人間には栄養価のない草が、草食動物にとっては穀物のように栄養満点なわけです。
- queen_wasp_rika
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牛の胃が4つに分かれていることは、先に出た回答で判ると思います。 その中でも1番目の胃は「ルーメン」と呼ばれ、微生物がたくさん生息しています。この微生物たちは、次のような役割をしています。 (1)ウシ(反芻動物)の摂取した餌(植物)の発酵 →これは、微生物が普通に生活していたら起こる作用です。 ヨーグルトや納豆のような、発酵食品と同じようなものです。 (2)ウシ(反芻動物)のタンパク源となる →微生物の体を構成するたんぱく質を吸収しています。 ルーメン容量が150~200Lなので、かなりたくさんの微生物が生息しています。 oinieagaさんが気にしてらっしゃるカロリーも、微生物が分解してくれる間に、糖や一部の脂肪酸に分解されるので大丈夫なのです ひとまず簡単に回答してみました。 まだ疑問点があるようでしたら、補足への書き込みお願いします。
- timeup
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詳しくは獣医さんの答えを待ちましょう。 私は人間関係の方なので参考までに。 牛は消化器官の中の微生物が全て必要な物質を合成してくれるそうです。 牛は草を其の微生物のえさとして食べ、微生物が作ってくれた物質を吸収しているのです・・・・確かこれでよかったと思います。 人間もある種のビタミンは消化器官内の微生物が合成してくれています。
- alpha123
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胃のつくりが違うんです。4個あるとよく言いますね。 人間なら養分吸収できなそうだけど。 また動物には草食動物、肉食動物、雑食動物(人間はこれです)あります。 草食の牛に肉食させたことから「狂牛病」生まれました。(牛に牛を食べさせた) 同類食べるとまずい(病気になりやすい)のは人間も学習能力あって、いまでは習慣としてはほぼなくなりました。