• ベストアンサー

アントロンにグリニャール試薬を反応させると・・

アントロンにCH3CH2MgBrを反応させ、後処理したときの生成物は、 横に並んだ3つの六員環(うち外側の二つはベンゼン・・)の、真ん中の六員環にエチル基とヒドロキシ基が付加した、一種の三級アルコールでしょうか? もしかしたらその後、真ん中の六員環のうちのグリニャール試薬が求核付加しなかった方側の水素が移動して・・・アントラセンの9位にエチル基だけがついたような、そんな化合物になったりしますか? ちょっと表現が下手ですいません。わかる方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

一応補足説明しておきますが、質問者さんが最初にお書きになったかルビノールも得ることはできます。 ただし、このアルコールはフェニル基三つもついてる上に縮環されてますから、酸が存在してヒドロキシ基がプロトン化されると、簡単にOH2がスポンと外れてカルボカチオンとなります。 そうなると、アントラセン骨格の反対側のメチレン炭素上の水素の一つが、系中に存在する塩基(水なり塩化物イオンなり)で引き抜かれてアントラセンとなります。 ちょうど、有機化学で出てくるE1反応と同じような感じですね。 パイ共役系で間がつながれていると、電子の流れがつながるため、反応点が離れていてもこのような反応は起こりえます。 芳香族性が発現する効果も、脱水してアントラセンになりやすさを後押ししているでしょう。

pomzom
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

ご質問の反応終了後に酸を作用させると、脱水芳香族化し9-エチルアントラセンになる反応があります。 BCSJ, 1995, 68, 1485-96など。 これは質問者さんの反応とほぼ同じですね。 塩酸で加熱くらいで脱水するようです。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう