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日本語の音の変遷(P→F→H)

日本語の「は行」は、確かP→F→Hと変遷していると思うのですが、この場合のFは、今のヨーロッパ語のFではなく、はひふへほの「ふ」の子音ではないかと思います。という文に遭遇しました。具体的にはどんな日本語の単語にそれが見られますか?

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  • OKAT
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回答No.2

そうですか。逆ですか。質問文の「?」マークの付いている箇所からは「具体的に…どんな単語に…」が質問かと思ったのです。(逆と言えば「上唇」は「下唇」の間違いでした)  わたしの知っていることは、多くの方がご存じなので気が引けますが、多分平安時代以後、室町に掛けて「F」音だったことの例証です。 1.中世の「なぞなぞ」に「母には二度あふたれど、父には一度も合はず」というのがあって、その答は「唇」となっています。「FAFA」と発音したから、上下の唇が触れたという意だった。 2.やはり中世に宣教師が「天草版平家物語」「天草版伊曽保物語」(イソップ物語)を活字出版していますが、そこで使われているローマ字(現在のものとはかなり違う)に「ハ行」は「F音」で表されている。 3.江戸時代ののある書物(題名忘れました)の中に、ある店の若旦那が「フェイケ物語」と言って笑いものにされている場面があります。ということは江戸時代には「F」音から「H」音に変化していた。  まあ、この程度です。どなたか、間違いや不足を補ってください。  上代に「P」音だったという証拠は具体的には無いようです。具体的な発音が分かる記録が無い時代だからです。だから方言等を証拠に書かれた、上田萬年氏の「P音考」以来、通説になっているようです。このあたりはとても私のてに負えるものではないので、下記のサイトをご覧下さい。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=P%E9%9F%B3%E8%80%83&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja 更に下記サイトも http://www.biwa.ne.jp/~ichhan-j/paline/paline1.htm 

sankthans
質問者

お礼

貴殿は評判どおりの立派なお方じゃ!

その他の回答 (2)

noname#21306
noname#21306
回答No.3

どうも何の気なしに書いたことがお目を汚しましたようで。 #2さんの回答でほとんど言い尽くされていますが、具体的には、やはり例の謎々を念頭においておりましたし、中学校か高校の教科書に出てきた天草版平家物語の写真も記憶に残っておりました。付け加えるとすれば、日葡辞書が資料になるだろう、ということぐらいでしょうか。 それとp音とm音は、幼児が最初に発する音だという説も、どこかで引っかかっていたと思います。つまり母親を呼ぶのがp音だったのではないか、と考えたわけです。しかしこれは素人の推測の域を出るものではありません。 源氏物語の音を復元したレコードも聞いたことがあるのですが、これとて現代の学説による復元ですから、当時こう発音されていたという確証にはなりません。 は行の変遷は定説だと思っていたのですが、そうでもなかったのですね。勉強になりました。

  • OKAT
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回答No.1

ヨーロッパ語と言われると、そんなに知っている訳ではないので、取り敢えず多少知っている英語で説明しましょう。ご存じのとおり「f」音は上の歯を上唇に軽く当てて発音しますね。  それでは、「ハヒフヘホ」を発音するのに、唇に軽く指を当てていると「フ」の時だけ上下の唇が近寄ろうとすることが分かるでしょう。この「フ」の子音を大文字の「F」で表しているのです。事実「ヘボン式」の表では、「HA・HI・FU・HE・HO」のように書くと思います。 したがって、「フ」の入る語は「F」が使われている と概略考えていいと思います。なお、中世までは「H」でなく「F」音だったことはいくつかの資料が残っていますが、質問の対象では無さそうですので省略します。

sankthans
質問者

補足

まったく逆です。 発音をいかにすべきかはだれでもウィキの日本語発音のノードを見ればわかります。 ここでの問題は、具体的な単語が過去にp や f で発音されてた例を知りたいのです。 まさに貴殿が省略されたところが拙者が請わんとしていた所在にございまする。

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