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日本語の発音について

日本語はすべての単語が、aiueonのうちのどれかで終わっています。これはどのような言語的な経緯からそうなったものなのでしょうか? なぜ英語やドイツ語のように子音で終わったりしないのでしょうか?

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noname#19923
noname#19923
回答No.1

すべての言語に共通してあるのが子音+母音(CV)構造です。つまりこれが基本なのです。 ここから一歩踏み出して CVC にするかどうかは各言語の自由ですし、どの程度 CVC 構造を許容するかも各言語の自由です。 たとえば英語であれば strengths のような子音連続で単語を終えるところまで、CVC 構造を拡張することもできます。 日本語は単語の最後に現れる子音は n だけですが、語中であれば、 一歩(ip.po)買った(kat.ta)一冊(is.sa.tu) のように音節末に一部の子音が現れることまでは許容します。 (ピリオドで音節の境界を表しました) なお、どの言語でも基本の CV のみに固執してはいません。単語の最初であれば、CV から CCVへ、さらに CCCV へと拡張する言語も少なくありませんね。 要するにできるだけ基本に忠実であろうとするか、できるだけ応用の幅を広げようとするかの違いで、どうするかは言語の自由です。

genkigan
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 >できるだけ応用の幅を広げようとするかの違いで、どうするかは言語の自由です。 たしかにそうなのですが、たとえばヨーロッパ語にしてもロマンス語とゲルマ語では、あきらかに単語の最後が子音で終わる率が違うと思います。 >日本語は単語の最後に現れる子音は n だけですが、語中であれば、 一歩(ip.po)買った(kat.ta)一冊(is.sa.tu) とのことですが、音節末が子音だというのと、単語の最後が子音で終わっているのはかなりちがうと思います。日本語の場合、どうして、最後に子音(n 以外の)が来ないようになったのか、その歴史的なことを知りたいと思っています。

その他の回答 (5)

  • dulatour
  • ベストアンサー率20% (327/1580)
回答No.6

答えになっていませんが 日本語は、出所不明の言語です。 ウラルアルタイ語の系統などと言われていますが、どういう系統で発達したのか、家系のはっきりしない言語だそうです。 ウラルアルタイ語系には、中国語・モンゴル語・朝鮮語・遠くはフィンランド語などもそうだと言われますが、日本語は、中国語とは文法が異なりますし、朝鮮語とは文法は似てはいますが、発音も含めて、同じ進化を遂げた言語とは言いにくいものがあります。 なにぶんにも、文字をもたらした中国の影響を受けるその前から、言語があったわけですから、そのあたりは、何とも考証のしようがないのでは…。 日本は、他の文化を受け容れて消化することは、多くありましたが、諸外国のように自国の文化が他国によって根絶やしに書き換えられたことがないので、何かと比較するすべもなく、原初のことは、現在では分からないというところが、現実でしょう。 回答になっていなくて、済みません (^_^;)

genkigan
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 韓国語とか中国語は、CVなのか、VCなのか知りたいところです。

  • chaff
  • ベストアンサー率30% (264/874)
回答No.5

私もシロートですが... これは母音+子音を基礎とする五十音図の影響ではないかと思います。 日本語の五十音図の原型は平安時代にまでさかのぼることができると言われていますが、律儀な私たちのご先祖様は「五十音に載っていない発音は正しくないのではないか?これからはなるべくカナは五十音で整合性のとれる読み方(母音+子音)をしていくようにしよう。」なんて思ったのかもしれません。で、五十音に載っていない発音は次第に淘汰されていったと... とはいえ、今でも私たちは五十音に載っていない発音をすることがあります。 ・「すいか」と「そうです」 私たちは「すいか」の「す」と、「そうです」の「す」はあきらかに違う発音をしています。 「すいか」はきちんと"su"と言うのに、「そうです」は"s"しか言っていません。(!母音で終わっていません!)もちろんこれが『美しい発音』とされる言い方で、公式の場でも普通に使われています。 "so-des"を"so-desu"と言うのはタレントのゆうゆ(ふるい?)か千秋(これもふるい?)ぐらいなのものです。 ひょっとしたら、今後"so-des"は淘汰され、数百年の後には私たちの子孫はみんな"so-desu"なんて言い出しているかもしれません。 ・「午後三時」 日本語の「午後三時」の「ごご」はローマ字では"gogo"ですが、これも先の「ご」と後の「ご」は違う発音です。 先の「ご」は濁音の「ご」であり、後の「ご」は鼻濁音の「ご」です。(五十音では両者を区別できないんですね) 五十音では「ご」はひとつしかなく、たいてい 濁音の「ご」が対応付けられているようです。地方によっては鼻濁音を使わない場所もあって、こちらも最近絶滅の恐れが出てきました。 未来の日本人はみんな 濁音の「ご」+濁音の「ご」「さんじ」 になっちゃうかもしれません。 私たちは、五十音に載っていない、すなわち「母音のない音」や「五十音に定義されない子音」をなるべく使わない傾向にあります。(ご先祖ゆずりの律儀さか?) 音と文字を一対一で無理に対応付けようとした(かなは表音文字なので仕方がないのですが)先人の努力にはアタマが下がりますが、このへんのところをまじめに守ってきた結果がaiueonになっちゃた原因ではないでしょうか?

genkigan
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 たしかに「かな」があるために、ご指摘のような音を意識できなくなっているということはあると思います。しかし、やはり、[t]で終わるような日本語の単語はないわけですから、日本語の単語は基本的に母音で終わるといっていいのではないかと思います。

回答No.4

全くの門外漢ですが、日本語は「漢字」「ひらがな」「カタカナ」ですから、漢字は別として、「ひらがな」「カタカナ」は子音や母音で終わっているのではないでしょうか? さらに「漢字」の単語も、全てがaiueon で終わっているというご質問ですが、ここで「子音、母音」が問題となるのは、発音をローマ字化したときのに、単語の最後が全て母音となっているということだと思います。 では、英語やイタリア語も原語の綴り自体は子音で終わっているものもありますが、先ほど日本語の問題を提起した場合と同じように、発音をローマ字化したらどうなんでしょうか?すべて日本語と同様に単語の最後は母音になっているのではないかと思いますが・・???。

genkigan
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 >「ひらがな」「カタカナ」は子音や母音で終わっているのではないでしょうか? 逆ではないでしょうか? 日本語の構造が子音+母音だからこそ、ひらがな、かたかなという音節文字ができたのでではないでしょうか? 子音で終わる単語があれば、アルファベットのように子音字と母音字になっていたと思います。

noname#19923
noname#19923
回答No.3

#1です。 >日本語の場合、どうして、最後に子音(n 以外の)が来ないようになったのか、 えーっと、話が逆です。 先の回答に書きましたとおり、CV が基本で、CVC が拡張です。 日本語が CVC から CV に変化したわけではありません。おそらく最初から CVC はなかったと思われます。 フランス語の場合、語末音節には強勢がないために語末母音が弱まり、やがて消えてしまったために結果的に子音で終わる単語が生じました。 つまり CV → CVC という流れで、これが普通の変化です。CVC → CV という、あえて基本に立ち返る変化はあまりありません。ピジン化・クレオール化などで、新しい言語が誕生するときには見られますが。 >ロマンス語とゲルマ語では、あきらかに単語の最後が子音で終わる率が違う ゲルマン語の方が CVC への拡張が早く、かつ広範だと言うだけです。 >音節末が子音だというのと、単語の最後が子音で終わっているのはかなりちがう 音節末に子音が来るのは特殊な話で、許可が必要です。 以下、次の順序で特殊な許可になります。 1.つぎに来る母音に支えてもらう 例:an + eye [a.nai] 2.つぎに来る子音に支えてもらう 例:一歩(ip.po) 3.支えなんかいらない 例:tape [teip] というわけで、語末子音が可能な言語であれば、語中の音節末子音が可能ですが、逆は必ずしも真ではありません。

noname#118466
noname#118466
回答No.2

世界には5,000ぐらいの言語があり英語はそのひとつに過ぎません。その英語もフランス語(ラテン語系)の影響を強く受け、ギリシャ語起源の外来語もたくさん持っています。日本語も例外ではなく大和言葉に漢語、古代朝鮮語などの語彙が混じっています。 どの言語にしても現在使われているのは数千年間の異なる人種(言語)との交流の中で生まれ、その後も変化を続けて、今日も目に見えないスピードで変化を続けています。従って日本だけが5つの母音+Nという先入観は捨てるべきです。ロマンス語と呼ばれるラテン語から派生したイタリア語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ルーアニア語の母音は日本語に近く特にスペイン語の母音はaiueoだけです。単語のつづりは子音+母音が原則です。複数のときだけSがつきます。(勿論例外はあります) 家  casa(カーサ)、casas 少女 muchacha(ムチャーチャ)、 muchachas 川  rio リーオ、 rios  同じラテン語をベースにして19世紀に作られた人工 国際語のエスペラントでは一切の例外がなくすべての名詞、形容詞、副詞はシオン+母音(5個)で構成されています。 mondo モンド 世界(名詞) monda モンダ 世界の(形容詞) monde モンデ 世界で(副詞)

genkigan
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 >従って日本だけが5つの母音+Nという先入観は捨てるべきです。 日本語だけがそうだとは言っていませんし、思ってもいません。どのような原因でそうなったのか、VC言語とCV言語はどのようにして生まれたのかと疑問を持っているのです。

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