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国会と内閣について(中3の公民です)
どうしてもわからないところがあるので教えて下さい。 質問1 国会とは、国民の代表である各議員が集まって話し合いをする場で、衆議院と参議院がある。 内閣とは、総理大臣とその他の国務大臣で構成されていて、政治を行うところである。 大雑把にこのようなところだと思っているのですが、これでいいのでしょうか? 質問2 自民党や民主党などを政党というのですよね?政党は内閣の中にあるのでしょうか?ピラミッドのように考えて頂上が総理、その下に国務大臣、さらにその下に政党って感じになってるのかなぁと思っています。 質問3 与党と野党の違いは内閣を組織するかしないか、ということのようですが、やる仕事はちがうのですか? 質問4 1番わからない所です 教科書にこのようにあります 「衆議院で内閣不信任案が可決されたり、信任案が否決されたばあい、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、あるいは総辞職しなければならない。」 これがまったく理解できません。 衆議院が内閣に対して「お前らはダメだ!」って言ってるわけですよね、それでなんで衆議院のほうが解散しなければならないのですか? 長い文章になってしまい申し訳ありません、1つでも答えていただけるとありがたいです。お願します。
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質問1 はい。間違っていません。 議員の中から総理大臣は決まります。 国務大臣は議員と民間人(学者など普通の人)から、総理大臣が選びます。 質問2 政党は単なる政治団体です。 内閣や国会といった公的な権力ではありません。 「日本をこうしたい」という同じ思想を持った政治家やそれを支援する人たちがグループを結成しています。 日本は政党政治といって、政党を作って選挙を戦ったり、国会で活動することが法律で認められており、大きな政党を作った方が活動や選挙が有利なルールになっています。 質問3 与党と野党の違いは、国会の中で多数派か少数派か、ということです。 総理大臣は多数決で国会議員の多数決で決まり、大臣は総理が選びますから、結果として「内閣を組織するかしないか」ということにもなります。 ですが、必ずしも与党と野党の違い=内閣を組織するかしないか、ということではありません。 (与党の議員のなかで、党の方針を裏切る人が出て、野党に協力をすれば、野党から総理大臣が選ばれることもあります) 仕事の違い 議員の仕事は法律を作ったり、何かを決めて政治を行っていくことなので、基本的に与党と野党で仕事は変わりません。 しかし、与党と野党は敵同士ですから、何かを決定したり、法律を作るときには、反対の立場を取ったり、自分たちが考えた別の案を出して対決することが多いです。 野党の人たちは、「与党よりも野党の方が良い法律を作れます。良い政治ができます。今の与党の政治はこんなところがダメなんです。だから、次の選挙では野党を応援してください。そうすれば、与党になれますから」という仕事のやり方になります。 質問4 内閣が「不信任だ」または「信任しない」と言われてしまうということは、衆議院の議員たちがその内閣を認めておらず、悪いものだと考えたということになります。 選挙によって選ばれた国会議員たちで作れた国会 ↓ その中から作られた内閣 という順番なので、内閣がダメだということは、その内閣(総理)を選んだ国会がダメだということだし、その国会(議員)を選んだ国民がダメだということになります。 ですから、内閣は自分たちがダメだと言われたレベルを考えて、 1 内閣だけを解散する 2 衆議院も解散して、もう一度国民にどんな国会が良いのか聞く という2つの方法のどちらかに決められるようになっています。
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- Broner
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なかなかいい質問ですね。 まず最初に、司法(裁判所、法律に反したものを罰するところ)、立法(国会、国の法律を作ったり、改正したりする)、行政(内閣、国家公務員を使って、国法どうりに、行政を行なう)があり、それぞれ役割分担をしています。 例えば、内閣でやりたいことがあっても、国法に反することであれば、国法を議会に諮って改正して実行しなければなりません。 政治を行なうということは、外国とのかかわりなどもあり、国内の事情だけで、決められないこともあります。外国の事情を汲んで、行なったことが、国民のためになることも間々あります。 質問4では、衆議院を解散するのはおかしいと言われていますが、普通の場合はそのとうりでしょう。しかし、内閣が、この問題は普通ではなく、特別な問題なので、投票などの費用がかかっても、改めて国民に真を問わなければならないと、判断した場合、衆議院議院の解散が出来るようになっています。 先の衆議院議院の解散、総選挙は、郵政民営化が中心に論争され、投票が行なわれました。その後、別の問題で、内閣不信任案が可決されたり、信任案が否決された場合、その新たなことで、国民の真を得てないので、解散をして、投票によって新たに国会議員を選出して、国民に問うということです。 要するに、投票により、国会議員を選出しても、選挙の論争以外の問題点のことでは、再度国民の真を問うことが、必要だということです。 お分かり頂けましたでしょうか。
- Ganymede
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質問1 単なる「話し合い」ではありません。国会は「立法」を行うところで、つまり法律を制定します。 「政治を行う」ではあいまいです。内閣は「行政」を行うところで、つまり法律に基づいて国務を行います。立法・行政・司法の三権分立はご存知ですね。 質問2 政党は内閣の中にあるものではなく、国会の中にあるものでもありません。もともとはそれらの外にあって、国会や内閣を目指す集団です。国会に議席を持ってない政党もたくさんあります。 しょむ系政治勢力研究会(国会に議席を持ってないような政党や、無所属の選挙候補者について) http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/6529/houmatu.html 国会議員は「院内会派」というものを結成します。だいたい政党ごとに院内会派を結成しますが、必ずしも一致しません。つまり、国会の中にあるのは政党というより院内会派です。 また、1955年以降はごく一時期を除き、自民党のトップ(総裁)と内閣のトップ(総理)とが一致しています。したがって、「総理総裁」と一言で呼ぶこともあります。国務大臣のほとんども自民党所属の国会議員でした(注1)。 しかし、自民党の幹部でも、大臣にならずに党の仕事に専念する人がいます。党三役と呼ばれる幹事長・総務会長・政調会長などです。要するに、内閣と党とは別物です。 (注1) 国会議員でない大臣もいる。「総理は国会議員で、大臣の過半数も国会議員」という決まりがある。 質問3 与党議員と野党議員とでは、悲惨なほど違いがあるようです。 まず、与党の大物議員は大臣になることがあります。若手議員でも、それぞれ自民党の「部会」(分野ごとに分かれている)に所属して、政策を論議します。実は、法律を制定するのは国会ですが、法律の案を練り上げるのはこの自民党の各「部会」です。そうやって作った法案を、国会に提出して可決するというケースが多いようです。 一方、野党議員は大臣になれません。また、野党内にも部会はあるでしょうが、法案を作って提出しても国会でほとんど通りません(少数派だから)。野党議員の国会における仕事は、与党(内閣)提出の法案を批判して修正を求めたり、国政の問題を取り上げて政府に問い質したりすることなどです。 質問4 これは、内閣(行政権)と国会(立法権)とが牽制し合うためです。三権分立で、行政と立法のどちらが偉いということはありません。「お前らはダメだ!」と言われたら、「お前らこそダメだ!」とやり返して、おおもとの国民の皆さんに信を問うわけです。国民こそが、おおもとの決定権を持っています(主権者と言います)。衆議院を解散すると総選挙になり、主権者である国民の投票で結果が決まります。 これらのことは、憲法を読むとよく分かります。下記は「日本国憲法の誕生」(国立国会図書館)という有名なサイトの一部で、他の資料もたくさん載っています。 日本国憲法 http://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j01.html
- zorro
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質問1・・OK 質問2・・それぞれの議員が政党を組織します。簡単に言いますと過半数を超えた政党もしくは会派が内閣を組織します。 質問3・・それぞれ政策を立案しています。政策は過半数で可決されます。与党のほうが政策を実現できます。 質問4・・・衆議院のほうに予算の先議権また参議院で否決された場合に衆議院で再度一定の賛成票を得られれば可決したことにもなります。 衆議院のほうに参議院より多くの権限が与えられています。